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痛みに寄り添える、伴走者であれ

「木村さんがコーチで良かったです」

半年に及ぶコーチングセッション。

最後の回にそう言ってもらえた。

「途中でメンタル的にだいぶきつくなった時があったんです。
以前までなら誰にも相談できずに抱え込んでしまっていたんですが、
木村さんになら話せました。やっぱり同じ辛い経験をされてるから話しやすいんだと思います」

半年間、僕はその方の「思考の壁打ち」をひたすら行ってきた。

・今どんなことに悩んでいるか。
・モヤモヤする事の原因は何か。
・どんな自分に近づいていきたいのか。

自分で言語化し、気づき、行動してみる。
それを繰り返す事で、徐々に「自分のありたい姿」が磨かれていく。

「そう言ってもらえて嬉しいです。自分の辛い経験が、誰かに寄り添えるきっかけになるなら、経験して良かったなと思えます」

僕は病気を経験していなかったら、人の痛みに気づけない人間だっただろう。

「頑張ればなんとかなる。努力が足りない」

そんな精神で生きてきた。

でも人にはどうしようもないことがある。
努力しても状況が変わらないとき、その精神で生きていると心が折れてしまう。そして自分に絶望し、立ち上がる気力も失う。

そんな辛さが、今は痛いほどわかる。

だから、そんな痛みに寄り添える伴走者でありたい。

教育の道に進もうが、ビジネスの道に進もうが、関わるのは「人」。

人の痛みに寄り添い、相手の背中を優しく押せる人。

そんな人に僕はなりたい。




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