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ビジネスリーダーこそ「どうでもいい」のポジティブ思考が必要!

数多くの経営者、ビジネスリーダーの方をコーチングをしていて、ホントに思うのが、思考が、あたかも脳梗塞のように血管詰まりを起こしてしまっているということ。
人間の体もそうですが、血流を良くしないと健康を害するし、ビジネスリーダーのマインドの「血流」が滞っていると、それはすなわち経営にも悪影響を及ぼすのです。

ビジネスリーダーの思考が滞るのは「脳梗塞」と同じ

クライアントの経営職層の方々とお話ししていて感じるのは、シンプルに相談相手がおらず、自分の思考を整理、再確認するための「壁打ち」が出来ていないということ。
そのために経営戦略の「血流」が滞ってしまっているということが非常にマズい状況だと思うのですが、このプロセスが、知らないうちに脳梗塞に至る要因を積み重ねているかのと同じ感覚なのです。


各論の沼にハマりがちなビジネスリーダー

血流を悪くしている一つの要因が各論の沼にハマってしまっているということ。
もちろん、各論という具体的な経営戦略に思考を巡らせるというのは良いことではあります。
抽象度の高い中長期的な経営ビジョンを、具体的な戦略、タスクに落とし込む各論を導き出すのはビジネスリーダーの重要な役目であります。

しかしながら、良くないのは、各論にハマりすぎて、
「あれ??これ(各論)って何のためにやってるんだっけ??」
となることです。


理想の経営マインドは「抽象」と「具体」の往来で成立する

あくまで、経営戦略は
大目標、つまり会社あるいはビジネスとしての究極の目標があって、
それを実行するための小目標、つまり各論があるわけ
で、
「抽象」と「具体」を行ったり来たり、往来しながら実現していくものなのです。


しかしながら、ビジネスリーダー、いや人間すべてそうなのでしょうが、
「木を見て森を見ず」の「各論推し」の異常な状態に陥ってしまいがちです。

方法論、つまり「どうやって」という思考は何度もお伝えしているように
とても大切なことなのですが、今の立ち位置が、抽象度の高い究極の目標に照らして合わせて合っているのかどうなのか、これは常に俯瞰してチェックしておくことが大切なのです。

「どうやって」の思考から「なぜやるのか」の思考を取り戻す

「どうやって」という方法論という各論の沼にハマるとなかなか抜け出すことは出来ません。
「どうやって」の沼にハマると、「なぜそれをやるのか」という抽象度が高い本来の目標からどんどん離れていくことになってしまいます。


ビジネスリーダーが各論にハマり血流を悪くして「脳梗塞」になってしまうと、もう、そのビジネスは目も当てられません。

ではどうするか??

「どうでもいい!」という思考で抽象度を再度手に入れるのです。

どうでもいい、とはゼロベースでの思考を再構築し、本来の目標をみつめる俯瞰性を取り戻す呪文のようなものです。

「こうでなければならない」
「方法論はこうあるべし!」
といったこわばった思考に、ビジネスリーダーは囚われるべきではありません。

東京から大阪に行くというのが究極の目的なら、「新幹線じゃないとダメ!」ってことはなく、飛行機だって、車だって、夜行バスだって行けますからね。
時間や予算の制約さえなければ、どのような方法だってあり、というスタンスだとアイデアや発想も生まれてきます。

「どうでもいい!」は本来を取り戻すポジティブ思考の言葉

見てもらったように、世間一般的には「投げ出す」「諦める」というニュアンスが強い「どうでもいい」という言葉ですが、
もしビジネスリーダーのあなたが、各論にハマり、血流を悪くしているなら、この「どうでもいい!」の言葉の力を借りるべきです。
今すぐ「どうでもいい!」という呪文を唱え、俯瞰できる本来の冷静な経営判断が出来るあなたに今すぐ戻りましょう。

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