文房具【電卓】の英単語・雑学|電卓以外の表現も
きむっちです。
「電卓」には略称があるんですよ。
電卓の正式な呼び方について知りたくないですか?
この記事では
文房具の電卓についての英単語・雑学について紹介していきます。
この記事を読むことで
電卓が出来上がるまでの歴史を知ることができますよ。
【この記事を読んでいただく前に】
この記事を読んでいただく前に
そろばんのことを知っておくことで
さらに面白く読むことができますよ。
実は
そろばんと電卓には
深いかかわりがあります。
そろばんの記事はこちら
電卓の歴史
【初期は歯車で動く電卓だった】
海外では
歯車はモーターの力で動かす「電動式」計算機が登場しました。
歯車を使うということもあって、
歯車を動かすときに騒音を出す問題などがありました。
これにたいして、
1954年にカシオでは
一切歯車を持たない純電気式計算機が作られました。
このことがきっかけとなって、
現代のテンキー式のものが作られることに繋がりました。
【電気から電子へ】
カシオが作った電気式のものが日本でシェアを占めていたなか、
1962年になるとイギリスで電子式の計算式が発表されることに。
このことがきっかけで
机の上に置ける大きさ=卓上サイズのものが認識されることになりました。
この流れに日本の各メーカーで電子式の電卓が作られることになったんですよ。
1965年には電子式の電卓が発売されることになりました。このときには電卓内のメモリー機能も付けられていたんですよ。
【現代の電卓に向けて改革】
ここまで電子の電卓ができてから
電卓が幅広く改革されることになりました。
● 薄型化・軽量化
1975年頃になると
電卓の薄型化が進むことになり、
厚み9ミリの手帳サイズができることになったんですよ。
そして、
1983年に厚み0.8ミリ・重さ12グラムという
カードサイズ並みの電卓が販売されることに。
● 多機能・高機能化
また、関数計算できる電卓も発売されました。
関数電卓は1972年に発売されたのですが、1985年になるとグラフ表示もされることになりました。
最近の電卓では
カラー画面で表示されるものまで展開されています。
技術革新があったからこそ、
コンパクトで高機能な電卓が使えているわけなんですね。
電卓の名前のあれこれ
ここまで読んでいただくと、
電卓の正式な名前がわかったと言う方がいるかもしれませんね。
「電卓」の正確な名前は次の通りです。
電子(式)卓上計算機
「電気式」は電気を使っていたため、
今の電卓には当てはまらないんですよ。
なお、
中国語では「計算機」で呼ばれています。
日本では机で仕事・学習をすることがベースになってきたことから、
「電卓」の名前で愛着があるのかもしれませんね。
電卓の英単語
ここからは
電卓の英単語について解説していきますね。
【電卓の英単語】
電卓は
英語で”calculator"です。
日本語ぽく読むと
「カルキュレーター」です。
他の単語と組み合わせて
表されることもあるんですよ。
● electronic calculator
● mathematical calculator
● pocket calculator
この”calculator"は
動詞”calculate"を名詞にしたものなんですね。
【”calculate”の語源】
ここからは
”calculate"の語源について書いていきますね。
”calculate"は
ラテン語”calculus"になります。
この語源はなんと
「そろばん」と関係があるんですよ。
どう関係あるか、気になりませんか?
少し考えてみてください。
では、ここで答えを書きます。
なんと、
”calculus"は「そろばんで使われていた小石」という意味があります。
これに”-ate”(する)を足すことになります。
つまり、
”calculate"には次のような語源があります。
「小石で計算すること」
また、
”calculate"は
”calx(石灰石)”と”-ulus(指小辞)も
語源の1つになっているんですよ。
【calculatorの英英の意味】
ネットの英英辞典では、
”calculator"は次のように表されています。
a small electronic machine that can add, multiply etc
「小さい電子機器で、足し算や掛け算などができる」
引用元:calculator(ロングマン英英辞典)
【意外なものともつながりがある】
ここで、
”calculate"の語源は
”calcium(カルシウム)”と同じなんですよ。
電卓とカルシウムがつながるのは
かなり意外ですよね。
ここで、カルシウムと言えば牛乳ですよね。
そして、牛乳といえば「牛」
2021年は丑年なので、
牛の記事も読んでいただけると嬉しいです。
意外かもしれないですが、
”calculate"の語源ででてきた「石灰石」は
果物の「ライム」とも関係があるんですよ。
どう関係があるのか、知りたくないですか?
果物【ライム】の記事はこちら
最後に
大昔から「数えること」が取り入れてきたからこそ、
そろばんができ、電卓でも使われるようになってきたんですね。
手の形や指の本数というのは、人間が生活していく上で数えるということが大事だということがわかって面白いもんです。
今ではスマートフォンでも電卓アプリが入っているくらいです。電卓アプリ(携帯電話)で関数電卓としても使えるようになるなんて、20年前では考えられなかったことかもしれません。
今のようにスマホが当たり前のように使えるのも、電卓で使われている技術の発展とも大きなかかわりがあるんですよ。
電卓の歴史から学べることがたくさんあるので、
これからも電卓を有効に使っていきたいところです。
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