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文房具【粘土】の英単語・雑学|珍しい粘土も紹介

きむっちです。

粘土と言えば、小学校の頃からよく使っていましたよね。
実は、珍しい粘土もあるんですよ。

どんな珍しい粘土があるのか、知りなくないですか。

この記事では
粘土の英単語・漢字・雑学について紹介していきます。

この記事を読んでいただくことで
粘土の不思議な世界観を知ることができますよ。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
こちらをよんでいただくとさらに深めて読むことができますよ。

エンピツの記事はこちら
エンピツで粘土を使われる場面とは?

シールでも粘土が使われていたんですよ。
シールの記事はこちら

粘土とは

【粘土の基礎】

まず最初に粘土について簡単に説明しますね。
粘土(ねんど)は地層中などから見つかり、
焼き物の素材にもなる「粘っこい土」のことをさしています。

「ねばつち」や「へなつち」と読まれることもあるんですよ。

【粘土の特徴】

ここからは粘土の特徴を伝えますね。
粘土は次のように説明されています。

【粘土】

5μm以下の土粒子の総称

岩石が風化分解すると,ケイ素,アルミニウムと水が結びついて粘土鉱物がつくられる。
粘土鉱物には2層構造と3層構造のものがあり,前者はカオリン類 (陶土など) ,後者はモンモリロナイトイライトなどで,層間に水,カリウム,鉄,マグネシウムなどが入ることによって異種の粘土鉱物となる。
石英以外の造岩鉱物はすべて分解して粘土鉱物となる。 (→カオリナイト ) 

引用元:粘土(コトバンク)

細かいところを書くと少しややこしくなるので、
5μm以下の土粒子”について簡単に説明しますね。

まず、”粒子”というのは
”粒”の大きさのことを表しています。

食卓の食塩やごま(胡麻)などの大きさを
イメージしてくださいね。

μm(マイクロメートル)”は
”m(メートル)の1000分の1倍になります。

ほとんどのものさし定規)では
1mmが測れる目盛りとして一番小さいんですが、
それよりもさらに100倍小さい大きさってことになるんですよ。

ここで、
私たち人間が目で直接見ることができる限界の大きさが
0.2mmくらいと言われています。

1mmの幅を5等分した大きさなんですね。

市販の食塩
粒子の大きさが0.2~0.75mmくらいの大きさになります。

この大きさよりも小さいと言われるとちょっと想像しにく大きさですよね。
この大きさより大きい粒と粘土じゃなく砂の塊のようになってしまうってことです。

ここで、
文房具のものさし・定規について知りたくないですか。

ものさし・定規の記事はこちら


粘土の歴史

【粘土は1万年以上前から使われていた】

意外かもしれないですが、
粘土は1万年以上前から使われていたと言われています。

日本最古の土偶や土器は約1万2000年前には見つかっていたとされています。
というのも、これらは粘土で作られていたからなんですね。

一方で、土器は700~900℃の温度の野焼きで作られていました。
なんと、世界最古の土器は2万年くらい前にはあったとされているんですよ。この土器は中国の洞窟遺跡で発見されました。

当時はこの温度まで上げることさえ大変なことだったのだろうと思うところです。

このような歴史からいろいろな粘土が生まれました。
いろいろな粘土については、改めて説明していきますね。

粘土の英単語

粘土は
英語で”clay”です。

日本語ぽく表すと「クレイ」になります。

【clayの語源】

ここからは
"clay"の語源について解説していきますね。

"clay"は
ゲルマン祖語 klajjaz(粘土)→glehy-(粘着する)が語源。

粘り気のある土」が
この単語のコアの語源になりますよ。

実は、
この語源は”gluten(グルテン)と同じなんですよ。

この"gluten”は
文房具の「のり」と同じなんですよ。

文房具の「のり」とどのように共通点があるのか、
気になりませんか。

こたえは
文房具「のり」の記事にありますよ。

珍しい粘土の紹介

小学校の頃に使ってきた粘土だと
紙粘土などが有名かもしれないですね。

実は、
紙粘土以外にも
いろいろな粘土があるんですよ。

ここでは、
珍しい粘土について3つを紹介していきます。

① 光触媒を使った粘土

光をあてることで水素ガスを生成する
セラミックス光触媒(ひかりしょくばい)があります。

ここでは2種類を紹介しますね。

● 水素生成用途

酸化チタンでは水を水素と酸素に分解できる特徴があるんですね。
この特徴を活かしたものとして、セラミックス光触媒があたります。セラミックス光触媒に粘土が使われているわけなんです。

● 汚染の除去

同じように光触媒を使った粘土で
有害物質を分解する技術も使われています。

光触媒について詳しく知りたい方は
この記事の最後に貼りつけている自己紹介のnote記事からご覧くださいね。

② 皮膚の再生(医療材料)

医療の用途では
スクメタイトと呼ばれる粘土鉱物を使って
皮膚を再生させる技術が研究されています。

皮膚の主成分である
コラーゲンや血管の形成、細菌を吸着する効果があります。

このようなことから、
皮膚が硬くなることを防ぐ効果がある粘土なんですよ。

③ 金や銀を含んだ粘土(粘土細工用)

①や②と違って、
粘土細工用になります。

なんと、
金(きん)や銀(ぎん)などを使った粘土なんですよ。

金粘土銀粘土とも言われます。

これらの粘土は
①や②と少し異なる特徴があります。

それは、
なんと、高い温度で焼いて金や銀として
装飾品などにする粘土なんですね。

なので、粘土の成分は
最初に書いてきたものと違います。

金や銀をつなぐための成分として
有機化合物のバインダーが使われているみたいです。

バインダーの
詳しい成分は僕はわからないです汗

金粘土メーカーが扱っている
リング造りのYouTube動画はこちら。

自宅でも
金のリングが作れると思うと、
粘土の可能性はさらに広がるような気がします。

最後に

10000年以上前から使われていた粘土。
今では幅広い使い方がされています。

粘土で土偶が作られていた頃から考えてみると、
貴金属を使った粘土細工などにも応用されているわけだから、当時の人が現在を見たらびっくりすることでしょう。

古き文化と発展してきた技術を組み合わせることで様々な可能性を感じるばかりです。

子どもも大人も
粘土を使っていろいろな価値観を広げてみるのもよいかもしれません。

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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>



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