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楽しむことで伝えたい

私が着付け教室に通い始めたきっかけは、2つあります。

まず、1つ目は祖母や母の着物を着られるようになりたいと思ったことです。

私は成人式に母の振袖に祖母が私のために用意してくれた帯を結び出席しました。

私自身、着物も帯もお気に入りで、大学の卒業式も袴ではなく母の振袖で出席しました。

成人式の当日、着付けていただいた方から「素敵な良いお着物ですね」と言っていただき、誇らしくなりました。

20年前の着物を「素敵」「綺麗」と感じること、古いものと新しいものを組み合わせて楽しめることが着物の魅力であると感じました。

母の振袖以外にも紬などの普段着の着物もあることを知り、祖母や母の着物を私なりのコーディネイトで着てみたいと思うようになりました。

次に2つ目のきっかけですが、日本文化を学び、着物を着ることで周りの人や海外の方にも日本文化を知ってもらいたいと思ったことです。

私は学生時代に弓道部に所属しており、袴姿で電車に乗る機会が多くありました。

その際、海外の方から一緒に写真を撮ってほしいと声をかけられたことがあります。

自分から積極的に文化を伝えることはハードルが高いと思っていましたが、和装姿というだけでも興味を持ってもらえること、文化に触れてもらえることを実感しました。

そこで自分自身が大好きな日本文化を学び、着物を着ることで周りにいる人にも文化を伝えることができると考えました。

教室に通い始めてから、自宅の着物を見直し、汚れがひどく直すことができないと思っていた母の着物を直すことができ、寸法の合わなかった祖母の着物もコートに仕立て直していただきました。

どちらの着物も思い入れのある着物で、私が着られるようになったことを祖母も母も喜んでくれています。

またその姿を見て、私も着物を着られるようになって良かったと感じています。

これからもっと技術も知識も習得して、新しいものを取り入れながら、祖母と母の着物を活かし、私らしいコーディネイトで着物を楽しみたいと考えています。

さらに私の楽しんでいる姿を通して、周りの人にも着物の魅力を伝えるメッセンジャーになりたいと思います。

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