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着物と私

子供の頃、
母が娘時代に着ていたウールのチェックのアンサンブルの着物を
着せてもらい、髪をアップにし、初詣に出かけたことを思い出します。

私が子供の頃は、父や母もお正月は着物を来ていました。
普段は着ない着物を着ることで、とても新鮮でワクワクし、
お節を食べ、近くの八幡宮に行くだけなのに、
お正月がとても特別な日に感じることができました。

また、七夕祭りや夏祭りには、毎年、浴衣を着て出かけました。
洋服を着て出かける日もありましたが、
浴衣を着て出かけた日の方が断然、
祭りのシチュエーションを楽しめていたように思います。

昔の人のように普段着であれば、また違うのでしょうが、
私にとっての着物は、
その時のシチュエーションをより楽しむための衣装でした。
着物を着ることで、
日本文化を心から楽しむことが出来たのだと思います。

その後、大きくなってからは、
しばらく着物とは無縁になっていましたが、
娘の振袖を購入した際に、着付け教室に誘われました。

何か習い事を始めたいと思っていた矢先だったので、通い始めました。
今まで母に着せてもらっていた着物が、
自分で着れるようになってきました。

どうせ着るなら、綺麗に着こなせるようになりたいと、
試験も受けてみることにしました。
まだまだですが、少しずつ上達していることを嬉しく思います。

これからは、自分でさっと着物を着て、
お出かけを楽しんでいきたいです。

来年は東京オリンピック。
着物を着て街を歩き、日本文化をPRできたら素敵だなと思います。