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映画レビューまとめ。

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映画#46『アメイジング・スパイダーマン2』

映画#46『アメイジング・スパイダーマン2』

絡まる愛の糸、迸る復讐の雷数あるスパイダーマンを主役とした映画の中で私が一番好きなのが今作だ。不評とかそんなもん知らん。文句言うな。

まず何よりもオープニングが最高すぎるのだ。勇ましいBGMが始まると共に、暗闇の中にスパイディのマークが浮かび上がり、そのまま背景はNYの街並みへ。そして華麗にスイングを決めるスパイディ。

「お前ら見たか。これがスパイダーマンだ。」と言わんばかりの演出。最高すぎる

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映画#45『アメイジング・スパイダーマン』

映画#45『アメイジング・スパイダーマン』

蜘蛛の糸は再び動き出す。サム・ライミ監督による、トビー・マグワイア主演『スパイダーマン』三部作が完結し約5年。監督にマーク・ウェブ、主演にアンドリュー・ガーフィールドを添え再始動(リブート)。それが『アメイジング・スパイダーマン』だ。

リブート作品なだけあって、サム・ライミ監督のものとはまた違ったテイストのスパイダーマン映画となっている。簡単に言えば「よりスタイリッシュになったスパイダーマン」だ

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映画#43『スパイダーマン3』

映画#43『スパイダーマン3』

復讐、贖罪、そして離別…孤独な英雄の最後の戦い。サム・ライミ監督によるスパイダーマン三部作、その完結編。

身体を砂へと自在に変えられるサンドマン、グリーン・ゴブリンの後継者たるニュー・ゴブリン、そして地球外生命体である寄生生物ヴェノム。新たなる三体のヴィランに、スパイダーマンはどう立ち向かっていくのだろうか。

ピーター・パーカーの心情について大きく掘り下げるこの三部作において、今作のピーターは

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映画#42『スパイダーマン2』

映画#42『スパイダーマン2』

「親愛なる隣人」の、孤独なる戦い。前作より2年後が舞台。

NYのビル群を飛び回り、様々な事件を解決していくスーパーヒーロー・スパイダーマン。一方、スパイダーマンの正体…ピーター・パーカーは日常生活とヒーロー活動の両立が上手くいかず悩んでいた。

前作に引き続き、今作もスパイダーマンのアクションシーンだけでなくピーター・パーカーの心情にスポットを当てている。前作との相違点は、言わずもがなスパイダー

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映画#30『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

映画#30『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

「残虐なる庇護者」と「大殺戮」、遂に衝突。

SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース(※))の第1作である『ヴェノム』(2018)の続編に当たる今作。
(※主にスパイダーマンのヴィランに焦点を当てた、コロンビア・ピクチャーズとマーベル・エンターテインメントの共同制作シリーズ。)

今作の目玉は何と言ってもヴィランである「カーネイジ」。前作のポストクレジットにも登場したクレタス・キャサディが、ヴ

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映画#3『モービウス』

映画#3『モービウス』

今回はソニーピクチャーズによるSSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)3作品目にあたる、『モービウス』の感想を語っていく。
『ヴェノム』そして続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に続く今作は、スパイダーマンに敵対するヴィランである吸血鬼・モービウスの誕生譚を描いたものだ。
予告編の時点で数多くの伏線が貼られ、今後のMARVELの映画作品に一石を投じるものとして期待されていたが、新

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