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松尾芭蕉🚶🏻暗峠を越え我が大阪・住吉へ

先日この記事の中で⤴ 江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉が元禄7年9月9日(西暦1694年10月27日)、伊賀から大坂への旅の途暗峠にて「菊の香にくらがり通る節句かな」 と詠んだことを紹介しましたが、

暗峠を越えた4日後、1694(元禄7)年9月13日(西暦1694年10月31日)には、こちらの記事で紹介しましたが⤴ 大阪市住吉区の住吉っさん(住吉大社)升の市で升を買い、

住吉公園「ガイドマップ」より

公益財団法人 住吉名勝保存会「住吉公園の芭蕉の句碑」より

翌日、「升買て 分別かはる 月見かな」と句を残しました。住吉公園入口にその句碑があります。

芭蕉が故郷・伊賀上野から来坂した目的は、大坂で派閥争いをしていた2人の門人を仲裁するためでした。住吉っさんの宝の市神事へ参拝し、升の市で売られた升を買いました。

折から体調が悪かった芭蕉はその夜、招かれていた月見の句会には出席せず宿へ帰った。その翌日の句席で「升買て 分別かはる 月見かな」と詠み、「自分もついつい一合升を買ってしまった。すると気分が変わって月見より宿に帰って早く寝た方が良いような気がした」と、洒落っ気を利かして、前日の非礼を詫びたそうです。

その後、芭蕉は発熱下痢を伴い、大坂の花屋仁右衛門方離れ座敷に病臥。1694(元禄7)年10月12日(西暦1694年11月28日)の夕方、51歳の生涯を閉じました。

松尾芭蕉が芭蕉が故郷・伊賀上野から来坂までの様子は、こちらもご覧下さい⤴


2009-11-29

そうそう、今から14年前、平成21(2009)年11月29日(日)に住吉公園で「芭蕉の足跡をたどる 住吉っさんの元禄絵巻」というイベントがありました。

2009-11-29

芭蕉さんご一行も315年の歳月を経て来られていました✌

笑撃武芸団の楽しい時代劇もありました😊

2009-11-29

日本一の早描きを誇るプロ似顔絵師の東秀葛とうしゅうかつ絵青かいせいさんに私も似顔絵を描いてもらいました🖊 因みにスーツ着ていました(笑)

升の市の方は今も毎年10月中旬に開催されていますが、ホンと楽しかったので、住吉っさんの元禄絵巻の第2弾も是非開催して欲しいです!!

2020-03-23

松尾芭蕉像は、故郷・三重県伊賀市(上野市駅前)に設置されていますが、

2013-02-04

三重県津市(三重県津市丸之内 松菱前)や

2014-07-18

滋賀県大津市(京阪石山駅前)にも設置されていました。

そうそう、各地の芭蕉像をチェックするの忘れていました。上の3箇所の像を見比べても、表情も杖のつきかたも違います~

そして、芭蕉と縁のある我が住吉にも、一休さんと共に設置して欲しいです!!

一休さんも晩年我が住吉で暮らしていたことがありました!!

#この街がすき #イベントレポ #住吉 #松尾芭蕉

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