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ブックマークを誘う言葉から始まる思考の旅

「これ使わなきゃ損です。」
「〇〇に便利なツール10選」

そう書かれていると、保存して後で読もうとついブックマークしちゃう。

「そうそう、これがやりたかったんだ」と考えていたものに対する方法や解答が、すでに誰かによって用意されているのだから、それを利用して問題を解決するのは賢明といえます。

しかし、少し立ち止まって考えてみたいのは、この誰かが用意してくれている既存の方法を探して使うべき問題と、自分の頭で考えるべき問題の境界線ってどこなんだろう?ってことです。

目的がはっきりしていて、期限が迫っている場合は、適切な手段である「誰かが用意してくれている既存の方法」を選んで素早く問題を解決することがいいはずですね。

いっぽうで、期限が決まっておらず、個人的な価値観が大きく関わるような場面では、自分の頭で考えるべき問題となるような気がします。

例えば、「自分は人生で何をやりたいのか」「どのような自分でいたいか」という問いに対して、他人が答えを用意してくれることはありません。
これらは自分自身で考え続けなければならない問題だと思います。

現代はこの「自分の在り方」でさえ、答えを教えてもらえそうな雰囲気がある気がしますが、「自分のやりたいことの見つけ方」のような考え方は用意してくれていても、答えには自分自身でたどり着く必要があります。

自分で考えるを始めることも、続けていくこともめんどくさいし、しんどいから「考えない」を選んでしまう場合もあるかもしれません。

自分自身を振り返ってみても、目の前のすぐに解決しなくてはいけない問題にばかり目を向けて、自分で考えて答えに辿り着こうとする問題からは目を背けていた気がします。

最近思うのは、「自分で考える」を続けられる思考体力って大事なんだなということです。

アンラーンして自分を切り開こうと考えて、こうしてnoteを書き続けているのも「自分で考える」を続けるための方法なんだと思います。

考え続けている人は、誰かが見つけてきた従来からの考え方や前提を自分なりに問い直し、常識を解体し、自分を前に進めることができるようになると思います。

これからも考え続けられる体力を養っていこう。

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