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両親を幸せにしたい、というわたしのエゴの話。

一体あと何年、両親と過ごせるのか。
たまに、こんなことを考える。

毎日ただ仕事をして、休日は友達と遊んだり一人でのんびり過ごしたりしているけど、私が過ごす1日の価値と両親の1日の価値は、時間で考えると全然違う。

平均寿命から計算すると、残りの人生は17年〜23年ある。
今すぐどうにかなるわけでもなさそうだ。
でも、本当にそうなのか。

この期間の間に、私は一体2人に何をしてあげられるだろう。

こんな生活をしていて、後悔しないだろうか。

もっと、娘としてできることがあるんじゃないか、と。

私自身の人生に後悔のないように生きてはいるけど、
両親の人生に対して私が後悔することはないだろうか。

今のように生きていれば、きっと後悔する。

選択肢があれば、選んだ方を後悔することはないけど、
考えたこともなかった、ということには大抵後々後悔する。
なぜ、考えなかったのか。なぜ、気づけなかったのか、と。

だから、今そうやって少しでも考えたのなら、その先にある行動まで考えないといけない。


父と母に対して、私ができること。

私が2人を幸せにしてあげられることは、何なのか。

私という娘を産んだこと、育てたこと、その過程で自分自身を後回しにして犠牲にしたこと、
それらのことをひっくるめても、残りの人生で「幸せだったなあ」と感じてもらうために、私ができる精一杯のことをしてあげたい。


きっと、やさしい両親は私に何かして欲しいなんて微塵も思っていないだろうから、
これはあくまでも私のエゴで、私のわがままだ。

幸せにしてあげたいなんておこがましいけど、それでもやっぱり、幸せにしてあげたいと思う。


「一体あと何年、両親と過ごせるのか。」
いつもこの問いを頭の中に置いておくんだよ。
今日もまた、そう自分にいいきかせた。

剥製のように、いつまでも綺麗なまま人生も保存できたらいいのに。



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