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子育て世帯におくるクレヨンしんちゃん至福の名言5選

クレヨンしんちゃんは子どもの頃からずっと好きな作品である。漫画にはじまり、アニメ、映画、商品とのコラボ等、日本を代表するキャラクターではないだろうか。アラサーになったいまも映画は欠かさず見ており、いまから息子が大きくなって、アニメを一緒に見たり、映画館にいくのが楽しみでわくわくしている。

皆さんは、クレヨンしんちゃんにはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

ちょうど僕が小学生くらいの頃に、自由すぎるしんちゃんの言動を子ども達が真似て、教育上よくないと叩かれたこともあり、お下品やあまり子供に見せたくないアニメといったイメージをお持ちの方もいるのではないだろうか。

しかし、僕はクレヨンしんちゃんを子ども達と是非一緒に見てほしいと思う。昔から好きであったが、息子が生まれてから、さらに野原一家(しんちゃん家族)への愛おしさが増したと思う。クレヨンしんちゃんは人生における大切なことをたくさん教えてくれる。

そこで、クレヨンしんちゃんの歴代の映画作品の中から、子育て世帯に送りたい名言5選を選んでみた。映画は毎作品どこかで泣いていると思う。正直、映画によってはくだらないシーンや癖が強すぎるシーンも時折あるが(ファンからすればそこも魅力なのだが)、見終わった後は”あぁよかったな”となる映画ばかりである。子どもは笑い、大人は泣ける、それがクレしん映画の醍醐味だ。

今回は敢えて、セリフの場面には最小限しか言及せず、あくまでも言葉そのものから感じた自論を展開したいと思う。

名言①『じゃあ、母ちゃんは誰がお守りするの?』

新婚旅行ハリケーン〜失われたひろし〜より

このセリフを聞いた時、小さい頃、『お父さんのいない時は、お母さんを守ってあげてね』と親父に言われていたことを思い出した。ゴーレンジャーに憧れていた僕は、『うん!』と大きな声で答え、そう言われたことが嬉しく誇らしかったことを今も覚えている

家族とは、お互いを助け合うものだ。子ども達も体は小さいが、心は一丁前である。大人となんら変わりはない。子どもだからという理由で、頼りにしないことや、期待をしないことは子どもを傷つけてしまうかもしれない。出来ることからしっかりと頼り助け合っていくことが、家族の絆につながっていくのではないだろうか。

また、子ども生まれると、親は我が子を守らなければ!と気持ちが強くなり過ぎる反動で、パートナーへの気遣いが疎かになってしまっていたと反省したことはないだろうか?

作中では、母親のみさえは旦那を尻に敷くような強い女性として描かれるシーンも多いが、親である以前にひとりの女性であり、人間である。ふっと弱い気持ちになることもあって当然である。そんなとき、パートナーにさっと手を差し伸べられる自分でありたいものである。


名言②『計画通りいかないから人生なんだ!よく覚えておきやがれ!』

嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!より

計画はあくまで計画である。計画に固執することなく、状況によってはリバイスをしなければならない。これは仕事を始めてよく理解できるようになった。しかし、だからと言って事前に計画を行わず、都度対応すればいいわけでもない。素晴らしい計画とは、ちょうど消防署が計画するようにあらゆる事態を想定している計画なのである。

それでは、子育てにおける計画とはなんだろう?

人生は紙一重である。自分の人生を振り返ってみて本当にそう思う。ひとつ噛み合わせが違っていたら全く違う人生を過ごしていただろう。繰り返すが、重要なのは計画ではない。人生は99%思い通りにはいかない。どのような状況になろうと、一生懸命に生きるしかないのだ。子どもが自分が思い描く通りの人生を歩んでくれることなども期待しない方がいいだろう。

しかし、子どもの人生計画のサポートにおいて親の役割は大きい。僕は人生がうまくいくための計画を立てるというよりは、子どもが悩んだ時、助けになってあげるためのあらゆる計画を常日頃から準備しておきたいと思う。

計画をたてるのは楽しい。特に大切な人のための計画は。きっと子ども達は計画した以上の喜びをプレゼントしてくれるはずだ。だからこそ、人生はおもしろい。

名言③『あと、オラ大人になりたいから‼︎大人になって、お姉さんみたいな綺麗なお姉さんといっぱいお付き合いしたいから‼︎』

嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲より

『大人になんてなりたくない!』と子どもに言われたら、あなたはなんて答えるだろうか?大人になりきれない人達という言葉も耳にするようになったが、僕自身だって他所から見ればそう思われているかもしれない。

小さい頃、大人という言葉には夢がいっぱい詰まっていたように思う。大人になれば何でもできるような気がしていた。

自論だが、大人は子どもの延長線でしかないのではなかろうか。”大人に夢を抱きながら成長した子ども達が、自然と大人になっていく”のだと思う。逆に、大人に夢を抱けなかった子ども達は、もしかしたら大人になりきれていないのかもしれない。

そういうわけで、自分の背中を見ろ、と言うつもりは毛頭ないが、”大人って楽しそうだな”と息子が思ってくれる日々を過ごしたい。そして、もし『大人になんてなりたくない!』と言われた日には、『もったいないな、楽しいのに』と笑ってやろう。


名言④『オラの未来はオラが決めるんだゾ!!』

嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセスより

あなたにとって、大切なことはなんですか?
そして、本当に大切にできてますか?

子ども達には、欲張りに生きて欲しいと願う。特に、SNS時代では周りの意見が嫌でも目に入るので、どうしても周りに流されてしまいそうになるが、自分の想いに向き合ってもらいたい。

SNS時代こそ、家庭内での会話が重要ではないだろうか。関係のない人のことは、みんな好き勝手が言える。当たり前だが、ひとつひとつの声の重さは違うのだ。でもそれはきっと子ども達にはわからない。同じ重さだと思ってしまうと思う。

だからこそ、子どもが感じたことを僕らがまず聞いて、自分たちの言葉で翻訳してあげることが必要であろう。子ども達が欲張りであろうとすることを、世の中から守ってあげないといけない。

大切なのは自分の気持ち。周りは関係ない。
勿論、自分だけがよければいいことではない。長い人生、周りも一緒に幸せにならなければ、結局、自分も幸せになれないことに気がつくだろう。”サスティナブル:持続可能である”ということは、幸せの基準にも当てはまるのではないだろうか。自分も周りも幸せにできる選択肢を欲張りに選んで欲しい。


名言⑤『しんのすけのいない世界に未練なんかあるか?』

嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲より

この言葉を見ただけで、少し泣きそうになるのは僕だけだろうか?子どもとは親にとってどういう存在かということがすべて詰まっている。子どもと引き換えにとれるリスクなんてものは存在しないのである。

それほどまでに、愛おしい。息子が生まれて、一番実感していることだ。これからの暮らしでイライラすることやぶつかり合うこともあるだろう。けれど、子育ての根底にあるのは愛おしいという気持ちでありたいと想う。

以前は、二十歳を過ぎても、両親がいちいち心配する気持ちがよくわからなかったが、いまはなんとなくわかるようになった。そして、孫ができた時、残っていた僕への愛おしさのほとんどが孫に移り変わったこともまた事実である。

シンプルだが心に響くこの名言で、最後を締めくくりたい。


以上、いかがであっただろうか。クレヨンしんちゃんの名言はまだまだたくさんあるので、また機会があれば是非ご紹介したい。

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