【鬼滅の刃】鬼滅の刃のアニメ展開から見る成果の出し方【弱点を克服することの大切さ】
こんにちは。鬼滅の刃経営研究会です。
今回は
🌻行き詰まりを感じている人、
🌻安定して成果を出したい人、
そんな方に、突破口を開くヒントをお伝えします。
【🌻鬼滅の刃のアニメがヒットしたのは「当たりを揃えた」から】
もうすぐ鬼滅の刃のアニメの第二期が始まります。
今回は今までと視点を変えて、アニメについての視点から経営を考えてみたいと思います。
鬼滅の刃が社会的現象となった大きな要因として、アニメ化による部分は大きいと言われています。
一方で、同じくらい面白い漫画でアニメ化されているものも多いのに、鬼滅の刃のように爆発的人気が出なかったのかについては意見が分かれています。
鬼滅の刃のアニメがヒットした理由として「ガチャの当たりを揃えたから」という声がありました。いわゆるアプリゲームのガチャガチャで当たりを引いたイメージですが、単に1発大当たりを当てたということでなく「揃えた」という点がポイントになります。
この表現の裏にはアニメ業界独特の事情があります。
【🌻成功には様々な要素が絡む】
アニメは音や絵を組み合わせた複合芸術に例えることができます。
音の面に注目すると、オープニングとエンディング曲が思い出されます。
昔は口ずさみやすい曲が好まれましたが、最近では有名アーティストが使われることも珍しくなく「アニソン」と呼ばれるジャンルを確立しています。
また劇中を盛り上げるBGMも重要な要素です。ここに力を入れるため、小室哲哉、浅倉大介、中田ヤスタカなど有名な作曲家が起用されるケースもありました。
キャラクターに命を吹き込む声優に対する人気も高まってきており、主役や人気キャラを誰が演じるかという点も注目されます。
絵についても漫画の絵柄をもとにしますが、アニメと漫画で絵のタッチが乖離すればネット上で叩かれることも珍しくありません。
またその表現も製作会社の作風・クセが出るポイントになります。例えばスタジオジブリ作品は人の動きが細かい、料理をおいしそうに見せるといったような特徴があります。
このように音と絵だけに注目してみても、様々な見方・切り口が挙げられます。
また、盛り上げる場面に時間を割きつつ1話1話をどこで切って時間を調整するか、マンガにないセリフをどのように自然に補完するか、といった編集的な役割をする脚本家や全体をコントロールする監督の力も重要になります。
その裏にもたくさんの黒子となるスタッフがいて、1つのアニメを作るのに100人近くが関わっています。
数多くのスタッフの力を結集して良いアニメを作ろうとする様は、まさしく組織運営の考え方・アプローチと重なります。
【🌻当たりを揃えるにはどうすれば良いか?】
冒頭の話に戻りますが、それでは組織で「当たりを揃える」にはどうすれば良いでしょうか。
一つの答えとしては一流選手を集める方法です。
鬼滅の刃のアニメはこのアプローチに近いと言えます。
オープニング・エンディングの歌手はアニソン界隈で有名な人物を起用し、BGMも実績のある著名人が作曲、丁寧ながら独特な雰囲気を作ることを得意とする制作会社が画を担当し、声優も有名な人たちで固める、といった隙のないドリームチームといえる布陣でした。
一方でこのような方法はコストが莫大にかかる、という欠点があります。
当たりを引くために挑戦回数を増やす、課金額を大きくするという方法は間違っていませんが、誰もがマネできるものではありません。
【🌻現実的な当たりの揃え方】
現実的な方法としては「平均点を高くする」、「0点を作らない」方法が有効になってきます。
「サプライチェーン・マネジメント」という考え方があります。
これはモノやサービスを提供するまでの一連の流れを、調達・生産・物流・販売・購買といった機能に分けて、それぞれの価値や課題などを考えるアプローチです。例えば全体のコストを下げるために、どの部門で費用が多くかかっているかといった検討をする際に用いられます。
全体を俯瞰して見ることで、致命的な欠点・他に比べてクオリティが落ちる部分をチェックし、改善ポイントを見つめるといったことに使うことができます。
この考え方は組織だけでなく、個人レベルにも応用できます。
「いい人なんだけど、アレさえなければ」といったように、良いところがたくさんあるのに、一つの大きな欠点が全体の評価を落としてしまう、ということは良くあることです。
裏を返せば、その欠点が解消できれば全体的な評価が一気に上がることに繋がります。
「引用) 吾峠呼世晴著 集英社 電子版『鬼滅の刃』 6巻 第49話 P134」
このシーンは、炭治郎が鬼との戦いに傷つき、リハビリをしているときの侍女たちとの会話の一幕です。
炭治郎は強い鬼と戦うために十分な体力を備わってないことを侍女から指摘されます。
強くなる=新しい技の習得をイメージしがちですが、基礎を固めることが強くなる近道であることを示したシーンでもあります。
この言葉を受けて炭治郎は地道な修業に励み、体力を向上させ、その成果を実感することになります。
目立ちにくい場面ではありますが、この成果は物語の最後まで炭治郎を支える力となります。
「引用) 吾峠呼世晴著 集英社 電子版『鬼滅の刃』 6巻 第49話 P150」
自分の弱い部分を見るのはつらいところがありますが、客観的に自分を分析・対策することで想像以上に成果が上がることは珍しくありません。
短所を克服するのは簡単ではないかもしれません。
炭治郎も地道な努力を重ね、修業に励んで強くなっていきました。
「引用) 吾峠呼世晴著 集英社 電子版『鬼滅の刃』 6巻 第49話 P138」
この努力の積み重ねこそが突破口を開くことに繋がります。
成果が安定して上がらない人、行き詰まりを感じている人は炭治郎の姿勢を見習って、短所の克服に挑戦してみましょう!
【🌻まとめ】
成果を上げる一つの方法として「当たりを揃える」ことが挙げられる。
一方でコストがかかるという欠点がある。
現実的な方法としては「平均点を高くする」、「0点を作らない」も有効。
モノやサービスを提供するまでの一連の流れを機能ごとに分けて、それぞれの価値・課題を考える「サプライチェーン・マネジメント」の考え方を活用して、致命的な欠点・他に比べてクオリティが落ちる部分をチェックし、改善ポイントを見つけてみましょう。
短所を克服することに目を向けて取り組んでみると、想像以上に成果が上がることがあります。
安定的に成果を挙げたり、行き詰まりを打破することに繋がります。
地道な努力が必要になることもありますが、炭治郎の姿を見習って、少しづつ前に進みましょう!
【🌻最後に】
最後まで読んでいただきありがとうございました😍
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