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【鬼滅の刃】人間関係がうまくいかないのは自分の箱に入っているから。箱から脱出する方法

こんにちは。鬼滅の刃経営研究会です。


今回のお話はこんな方におすすめです。

✅家族といざこざが起きやすい

✅職場での人間関係がうまくいかない

✅会社が成長するためのコミュニケーションを知りたい


常に当たり散らして愚痴や怒鳴ったりしている人は周りにいませんか?

いつも何かに不満でイライラしており、人生がつらそうですよね?


鬼滅の刃に出てくる獪岳(かいがく)もその一人です。

獪岳は、我妻善逸の兄弟子であり、雷の呼吸の使い手です。

雷の呼吸の師である桑島慈悟郎は、獪岳と善逸を分け隔てなく大切にし、雷の呼吸の後継に二人を指名しました。

獪岳の性格は、自尊心が異常に強く、強烈な承認欲求を持っていました。
獪岳は、壱ノ型しか使えない善逸をクズと呼び、下に見ていました。

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いつもイライラしており、周りを馬鹿にして、見下した態度をとっていました。

獪岳のような人間を『箱に入っている』と表現し、その人の特徴を説明します。

そのうえで、箱から脱出する方法を、獪岳と炎柱の煉獄杏寿郎、下弦の伍『累』から学んでいこうと思います。

自分は恵まれていないなぁとか、人間関係でいざこざが起きがちの方も獪岳になる素質がありますので、自分ごととして読んでみてください。


【🌻箱に入っている人とは】


獪岳のことを知って、筆者はある本を思い出しました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』著アービンジャー・インスティチュート

です。

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この本において、獪岳のような人のことを『箱に入っている』と表現しています。

『箱に入っている』状態とは、自分を正当化して、世の中をゆがんだ見方をする状態のことを指します。

『箱に入っている』人の特徴は、以下の通りです。

・他人の欠点をあげつらう
・自分の長所を過大評価する
・自分の行動を正当化し、相手に非があると常に考える

獪岳は、善逸が壱の型しか出来ないことをあげつらい、自分が壱の型が出来ないにもかかわらず、自分が優秀であると過大評価して、善逸をクズ呼ばわりしていました。

獪岳にとっては、周りの人はみんな無能で、自分は我慢して付き合っているのです。

【🌻何故箱に入るのか 何をきっかけで箱に入るのか】

それは、
他人のためにすべきだと感じた行動に背いた時、つまり、自分を裏切った時です。

(赤ちゃんがいる夫婦の例)

例えば、赤ちゃんがいる夫婦がいて、ある夜、夫は、夜泣きしている赤ちゃんに気づいて起きます。
その時に、自分があやした方がいいなと思いますが、その感情に背いて寝たふりをします。

この時、自分を裏切った瞬間に箱に入り始めます。

同時に、自分と他者の評価を始めます。

妻への評価 ➡ 夜泣きしている赤ちゃんを無視するひどい母親  怠け者         
自分への評価 ➡ 良き父、一生懸命働いている 被害者

このように箱に入ると、自己を過大評価し、他者を過小評価し始めるのです。


(獪岳が箱に入るきっかけ)


ここで、獪岳が箱に入ったきっかけを見てみましょう。

身寄りのない子供を預かる悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の寺で、他の子供たちと共に幼少期時代を過ごします。ある日、寺の金品を盗んだことで他の子供達から責め立てられ、寺から追い出されます。


その夜に鬼と出くわし、「悲鳴嶼と子供達の命を与えるから」と命乞いし、鬼を手引きしました。つまり、寺に居る人間を鬼に差し出して、自分だけ生き残ることを選択するのです。

獪岳は、鬼に売るべきではないと分かっているのに、売ってしまい、自分を裏切るのです。
自分の行動を正当化するために、寺の子供たちが俺を理解してくれないのが悪いと考え、箱に入ってしまったのです。


そこから獪岳は、常に他人と接する際には箱に入っていました。
壱の型が出来ない自分の実力のなさに目をつむり、壱の型しか出来ない善逸を非難しました。
自分はこんなに優秀なのに、何故、桑島や周りは俺を認めないのだと思うようになります。

そして、獪岳を正しく評価できる人が善で、獪岳を正しく評価できない人を悪だと判断するようになります。

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このように自分の考えに背いた時に、自分を正当化するために箱に入るのです。


【🌻何故箱から脱出した方がいいのか】


箱に入っていると、以下の問題が起きます。


周りの人全てが無能に見えたり、自分が常に被害者だと感じ、不満に満ち溢れ、ストレスしか感じなくなります。

この状態だと、人間関係は破綻します。

また、
自分が一番優秀と思っていると、自分より優秀な人が現れると、その人のあらを探そうとして、非難します。あらを探すことばかりに意識が集中してしまって、成長の機会を失ってしまいます。

師匠の桑島は、鬼との戦闘で35歳の時に片足を失っているので、足の筋肉を重視する壱の型をやってみせて教えるとこが出来なかったと推察します。そのことから獪岳は壱の型を習得できず、一方で、善逸は才能があるため、壱の型を習得できたのだと思います。だから、獪岳は善逸の才能を受け入れ、善逸に教えてもらえば壱の型を習得でき、一人前の雷の呼吸の使い手になれたのではないでしょうか。

また、一度自己正当化すると、ずっと正当化するために、他人を悪い人だと思い込み、ひどい目に合い続けなければなりません


善逸は、獪岳について、心の中の幸せを入れる箱(ここで考察している箱とは別の箱)に穴が空いているから、幸せがこぼれていくと表現しています。


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まさに、箱に入っていると、自分が正しかったと感じるために、周りが問題を起こしていると解釈し続けなければいけません。
周りが良いことをしても、何かアラを探し、
幸せに気づけなくなってしまう
のではないでしょうか。


成長するためにも、幸せになるためにも、
箱から出た方がよい
のです。


(会社においても箱から出た方がいい理由)

ところで、会社との関係では、箱の話はどう関係するでしょうか。

箱に入ってる社員は、自己正当化しているので、自分に意識が集中しています。
自分が優秀だと認められたいと思うので、自分の売上優先になり、他の社員の足を引っ張ったりします。社員が、みんな箱に入っていたら、お互いに足の引っ張り合いになってしまいます。

逆に、箱から出ている社員は、組織やチームのために頑張ろうとするので、お互いを尊重し協力することができるようになります。

どちらが生産性が高いかは一目瞭然ですね。

従って、社員が箱から出ることによって、生産性は著しく高くなるのです。

特に、あなたがリーダーだったら、箱に入ってはいけません。

箱に入ったリーダーは、部下のミスを責め、部下のせいにします。
箱の外のリーダーは、部下のミスを自分ごとととらえ、部下のミスに向き合い、どうしたミスしないか一緒に考えます

ついていきたいリーダーは箱の外にいるリーダーですよね?


【🌻箱から脱出する方法】

では、どうやってこの箱から脱出したらいいのでしょうか。

(相手に興味を持つ)

自己正当化する時、どうやって自分の事を正当化するかしか興味がないのです。
だから、相手がどう思っているかに気づけません。

善逸や師匠の桑島は、獪岳を認めていました。

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にもか変わらず、獪岳は箱に入って、自分を正当化するのに忙しかったため、それに気づけなかったのです。


一方で、炎柱煉獄杏寿郎は、常に周りを気にして行動し、相手の長所に目を向けます。


鬼滅の刃公式ファンブック2において、煉獄杏寿郎は、他の柱との打ち解け度合いが95%と記されています。また、一人一人の柱の長所をしっかり見ていることが伺えます。

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箱から脱出するためには、相手を人と認識し、相手と向き合おうとする意識が重要なのです。

箱とは意識的な概念なので、相手と向き合おうとした瞬間に箱から出れることになります。

(自分が間違っているかもしれない)

あれ、もしかしたら、自分が間違っているのかもしれないと思うことで箱から出られます。


十二鬼月の下弦の伍『累』は、炭治郎に敗れた後、自分の過ちに気づきます。

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その瞬間に、箱から脱出し、人間の心を取り戻して、死んでいきました。

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常に、今、自分は箱の中に入ってないだろうか?と客観視することが箱から脱出するきっかけになるのです。

【🌻まとめ】

人は箱に入ることで自分で人間関係をこじらせ、幸せを遠ざけ、成長をストップさせてしまいます。

箱に入ると、自己を正当化させ、世の中全てが悪いように思えてきます。

箱から出るきっかけは、他者に意識を向け、長所を見つめることです。

気づいたら、箱から出た人間になり、結果として、慕われる人間になり、幸せな人生が送れるのです。

組織においても、箱の外の社員を多くつくることが、組織内のいざこざもなく、大きな成長をし、社員が幸せに働く場所になるのです。


みなさんも、
勇気を出して、箱から出てみましょう

世界が広がり、人生が充実すること間違いありません。

【最後に】


最後まで読んでいただきありがとうございました😍
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