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【エッセイ】薬局にて

数日前にかまいたち濱家さんの薬剤師さんに対する発言がネットニュースになっていることを目にした。

"医師への憧れ"とまでは行かないにしてもなんで診察を受けて処方箋を貰ってきたのに同じことをまた言わないといけないのか?
と思っていた時期があった。

調べてみると『誤った処方をしないため』と記載があった。

だから細かく聞いてくるのかと納得をした。

しかしながら記事を見て、薬局で『なんでまた症状について話さないといけないのか』と思っている人は一定数いるのだなと感じた。

私が考える病院と薬局の圧倒的な違いは【プライバシー】が確保されているか否かだと思う。

【プライバシー】という言葉が幼いころに比べて浸透してきた昨今。
薬局では、待合スペースと受付カウンターがあり奥に調剤するスペースがあるのがオーソドックスな造りかと思う。

そうした中で病状について話することは内容によっては周りの人に聞かれたくないこともある。
ガヤガヤしている場所や人が少ない場合はあまり気になりはしないが、落ち着いた雰囲気で自分の声が通ってしまう場合は皮膚の湿疹などでも答えるのに戸惑ってしまう。

薬剤師さんによっても細かく症状を聞かれる方と薬の説明をして症状にお間違いないですか?と聞かれる方に分かれると思う。

薬の説明をして症状にお間違いないですか?と聞いて下さる方がストレスなく受け取りができるけれども、細かく症状を聞くのであれば周りの人にも配慮したスペースで問診をしてほしい。

便秘や痔になって処方していただいたときは細かく症状を聞かれなかったけど、やはり自分で口にして周りの人に聞かれるのは恥ずかしい。

ドラッグストアの一角など新たなスペースを設けることが難しい場所もあるかと思うのでその場合は口頭でもいいか、紙またはデジタルで問診票に記載するの選択ができるようになってもいいのかなと感じた。

最近、処方箋のネット受付を初めて利用してとても便利に感じた。
(その詳細についてはまた機会があったら書こうかと思う。)

帰りがけに出しに行けば手間も変わらないと思って今まで利用してこなかったが、待ち時間なく受け取れるので時間の節約にもなる。

が、取りに行った際に細かく病状を聞かれた。
せっかくのネット受付なのだから『処方する薬に誤りがないか確認のため病状を記載してください。』欄があればいいのにと思った。

薬剤師さんがいるからこそ安心して薬が飲めるというのはわかっている前提で薬局自体の古い体質をアップデートしてほしい。

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