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【限定公開】自分を壊さない生き方③

Kindle出版の内容を
マガジン連載で限定公開しています
私が自動車会社を
20代で辞めた経緯を
赤裸々に書いています
前後編はマガジンでご覧いただけます

生き方に悩んでいる
方に届いたら幸いです

・上司と新入だけの密室


いざ設計教育が始まると新入社員は
教育部屋というところに移ります。

入社した年の7月頃です。
そこは新入社員と教育担当の
講師(上司)のみの密室
でした。

先輩社員などは居なく、
新入社員は社内で教育担当の上司以外の
人間関係は無く完全な閉鎖空間でした。

パワハラやサービス残業をしても誰も止めない環境です。
ここからが地獄のはじまりでした。

ある日、
3DCAD教育で
1ヶ月の設計課題が渡されました。

それを新入社員が講師の
手助け無しで設計するというものでした。

当然新入社員は設計をするのは
初めてなので分からないことだらけです。

また日程は
上司が用意したものなので
非常にタイトでした。

初日から新入社員全員に
スケジュールに遅れ
が出ていました。

講師に遅れを報告すると

『出来ませんは無いからね?!』

『どこで挽回するの?!』

厳しく詰められました

日程的な遅れのプレッシャー、
上司から詰められるプレッシャー、

これまで人生で感じたことのない
精神的ストレス
を感じていました。

この頃には会社に行くのが
嫌で仕方ありませんでした。

ストレスでお腹が痛くなる
ことが増えてきました。


・サービス残業


当時新入社員は
残業を禁止されていました。

教育中に残業する
コストがかさむからです。

もちろん自主的な
居残りもダメでした。

遅れを挽回するにしても
残業は禁止されています。


ではどうするか?

そうです、
あなたの想像通りです。

サービス残業をします

勤怠管理システム上の穴を付き、
朝出勤してから

始業までの15分、
昼休み、
退勤までの15分

をサービス残業に当てていました。

比較的コンプライアンスが
厳しい
とされている自動車メーカーでも
1年目からサービス残業あるのか…
とガッカリしてしまいました。

サービス残業をしても
日に日に増していくスケジュールの遅れ、
2週間程経つと遅れは
4日以上
になっており
挽回はほぼ不可能になっていました。


・3週間続いた下痢


分からない事を聞きに行くと
『前言ったよねえ?!』
と詰められました。

詰められるのが
怖いので聞きにいけず、
自力でなんとかしようと
悪戦苦闘していると

『なんで聞きに来ないわけ?!』
と詰められます。

何をしても詰められました。

こんな理不尽な教育が
あっていいのかと思いました。

右も左も分からない
新入社員と高圧的な態度を取る
20歳以上年の離れた大人たちの密室空間に、
私は大きなストレスを感じていました。

この時ストレスで
毎日のように腹を下すようになっていました。

下痢止めを飲んでも
効果は無く不調は収まりませんでした。

これまでこのような経験は
したことが無かったので不安でした。

症状はこの演習が終わるまで3週間続きました


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