見出し画像

専業主婦から社労士になったときのこと②

こんにちは。キャリアにブランクがある方の再就職・キャリアアップのサポーターきくりんです。前回に続き、社労士になったときのことを書いていきますね。

試験合格後にやったことは以下の6つです。今思い出してみると、結構積極的に行動していましたね…

  • PC講座受講

  • 開業講座に参加

  • 事務指定講習申し込み

  • 簿記の勉強

  • 年金の講座に申し込み

  • 就職活動

社労士試験に合格し、まずはお世話になった資格の学校でPCスキルの講座を受講し始めました。WordとExcelどころか、PCの操作そのものもおぼつかない状態でした。テキスト通りに進めていくのですが、実際に使う場面がイメージできず、むりやり詰め込みながら進めていきました。社労士試験合格の翌年3月くらいまででひと通り修了する講座でした。

同時に、受験のために通った学校で開講していた開業講座に申し込みました。といっても、すぐに開業しようと思ったわけではなく、受験でお世話になった先生から、「どんな形でやっていくにしても、まずは実務をある程度知っておいた方がいい」と勧められたことで申し込もうという気持ちになりました。社労士として行う業務を一つひとつ、その道のベテランの先生が講義をしてくださいます。クラスメートにはすぐに開業する人たちもいて、かなり刺激を受けました。その流れで、私も社労士登録だけはできるだけ早くしようという気持ちになりました。

登録するために、事務指定講習に申し込みました。「2年間の実務経験」で登録する方法もあるのですが、私の場合、新卒時に人事部門で働いていたといっても、長い年月が過ぎ、証明をしてもらうことはできませんでしたので、登録するには事務指定講習を受けるしかありませんでした。通信指導課程と面接指導課程を受講することになります。就職活動中に通信指導課程が始まりましたので、PCの講座と次に述べる簿記の勉強と並行して事務指定講習の課題を進めていきました。

簿記の勉強も、受験でお世話になった先生から勧められたものです。まず3級を勉強し、再就職直前の2月には2級を受験しました。簿記の勉強は、直接社労士業務につながるわけではありませんが、その後別の資格の勉強をする際にとても役立ちました。

受験と開業講座を通じ、年金にかかわってみたいな、と思ったので、受験の際とは別の学校で開催されていた年金の講座にも通いました。その講座の先生も、専業主婦から社労士になったそうで、「私もこの先生のようになりたい」と思ったものです。

そして、就職活動。求人雑誌などで求人を探し、自分にできそうな仕事に応募し始めました。最初は、社労士の資格を生かすというよりも、ブランクのある自分を採用してくれるところが本当にあるのか…という強い不安がつきまといました。面接でいろいろ聞かれても、そもそもずっと仕事をしていなかったので、自分が働いている姿がイメージできず、回答に詰まってしまうこともたびたびありました。もちろん、いい結果が出るはずもありません。

そんな中、ある社労士事務所から連絡がありました。その事務所では、応募希望者が事務所のサイトから登録をしておく仕組みになっていました。自分でも忘れかけていたのですが、合格直後にほんの軽い気持ちで(自分が採用されるなどとは思わず)登録していたのでした。「採用試験をするので、事務所に来てほしい」という言葉に、本当に驚きました。私が専業主婦だということも把握してくれていて、昼間の動きやすい時間帯を指定してくれました。

都心部にある事務所でしたし、ブランクの長い自分を採用してくれるとは思いませんでしたが、「社労士事務所ってどんなところか見学に行く」くらいのつもりで出かけました。それでも、ものすごく緊張しました。

面接で社労士になってどんな仕事をしたいかを聞かれ、「年金に興味があります」と伝えたのですが、事務所の代表は笑って「この事務所では企業と契約するから、個人の年金を直接扱うことは少ないんだよ」と言ってくれました。そのくらい、社労士事務所でどんな仕事をするのかがつかめていなかったんですね💦(年金を専門にされている先生ももちろんたくさんいらっしゃいます。あくまでその事務所では、という話です)ひと通り面接をした後、PCスキルの試験もありました。Wordで就業規則を入力するのですが、当時、受講していたWordの講座も途中でしたし、覚えたはずの機能もその場でなかなか思い出せません。かなり長い時間がかかってしまい、与えられた文書の途中までしか入力できませんでしたが、その場で「時給1,100円、2か月のお試しで、短時間勤務(1日5時間50分=社会保険に加入しないぎりぎり)での採用」が決まりました🌸2004年2月のことです。

うれしいというよりも、まずは戸惑いました。翌3月1日から勤務ということになったので、それまでにやることはたくさんありました。通勤にふさわしい洋服や通勤定期の準備、受講していたPC講座のペースを上げて2月中に修了、などなど。家族にも働くことを伝えなければなりません。2か月後には無職に戻る可能性が高いことは、その時は全く気になりませんでした。

とにかく、社会保険労務士としては未登録のまま、こうして私の社労士事務所勤務が始まりました。

初出勤以降のことは、また別の機会に書きますね。

この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?