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「かしまし娘達との牢獄遊び、再び」 実習3日目 デュッセルドルフ森の幼稚園 20230905


・1時:就寝

・6時30分:起床

・7時15分:準備完了&出発

・7時40分:森の幼稚園到着

・7時45分頃:先生が到着。バウバーゲンの準備。フローリアンとお迎えついでに子ども達の名前を勉強。

リストの見方を勘違いしていて、こっちが担当するグループは全部で子ども達が10人、他のグループは11人だった。

コッチのグループの子ども達を紹介すると、

*エダ:年長の女の子。演技癖がある感じがする(笑)。傷つくと一人になりたがる。

*デリア:年長の女の子。エダと容姿が似てるから今はまだごっちゃになる。少し体型がエダよりも大きい感じがする。

*ミリアン:年少の男の子。結構一人で遊んでる。

*レニ:年長の女の子。パーマ系の髪なので覚えるのが簡単。

*エリアン:年中の男の子。運動能力が高い。一人で遊ぶことが多いけど、時たま自分と一緒に遊ぶ。

*ラファエル:年中の男の子。静が。一人でいることが多い。あんまりしゃべらない。

*ルアナ:エダとデリアと似てるんだよな。ここの3人の区別が今は難しい。

*ルイス:年中の男の子。遊びたがりな気質。遊び方の提案をしてきて、結構自分で仕切りたいタイプ。

*アーヌック:年少の女の子。好奇心旺盛。

*エマ:年少の女の子。静かだったけど、最近は遊びに参加するようになってきたし、家での出来事とかを話してくれるようになってきた。

って感じ。

今日は子ども達は全員揃った。大人は、フローリアン、ファリーナ、モナ、自分の4名。

・8時30分:ゴングを鳴らして朝の会を行う場所に行く準備&出発。先生同士で集まって話し合いをした時に、情報を自分にも分りやすく伝えようと他の先生が努力してくれるのがひしひしと伝わってきて、大変有難い。

・8時35分:朝の会。終了後、遊び場へ移動。

・9時:初めての場所だったので、ルイスが案内をしてくれた。その後、バウバーゲンから持ってきた紐を使って、引っ張り合って遊ぶ。ルイスと遊んでいると他の子ども達も来て、左手はルイスと綱引き、右手はアーヌック、エダ、エリアンと綱引きみたいな感じに。

アーヌックに玉結びのやり方をレクチャーした。

自分とルイスが持っている紐に、エダが自分の持っている紐を絡めてきたので、ルイスが「エダとは遊びたくない!」って言ったら、エダが悲しんで、昨日みたいにそのまま一人で座り込む(昨日も同じことやってたので、お決まりパターンになってるんだよな…。「またか…」みたいな感じだった…笑)。結局、10時の朝食の時間になっても、エダは一人で過ごし、何も食べなかった。笑

・10時:朝食

・朝食後:エマと話す。草集めをする。アーノックも来て一緒にやる。

フローリアンが大きな枝を使って1レーンのトラックを作った。子ども達がその中を走る。

エマに「走りたい?」って質問したら、「かくれんぼしたい」と言ってくれたので、2人でかくれんぼをする。しばらく経ったら、他の子ども達もやってきて、みんなでかくれんぼをすることに。

昨日が如く、人数が増えたので、遊びたい遊びがバラバラになって、判断が難しい状況に。エマは大人数ではなくて「キーくんと遊びたい」と言ってくれたので、関係性は着実に築けてるなと思った。

まぁでも、昨日学んだように、少数派にいるのは頑固な年少の子ども達のパターンが多いので、多数派の遊びをするように仕向ける。

鬼ごっこやかくれんぼをした後は、また、木の枝で作ったトラックを子ども達が走り回る。

スタート地点には、大きな枝を両端に1本ずつ埋めて、その上に大きな枝を置いてスタート地点的な門を作っていた。自分とルイスはその上の枝を支えながら、走ってる子ども達を応援。ルイスは木の枝をマイクに見立てて、福澤朗なみの実況を行っていた。笑

走るのに満足したら、みんなで休憩を取る。休憩後は再びルイスと紐の引っ張り合い。そしたら、他の子ども達もやって来るというお決まりパターン。笑

エダが来ていて、「私朝食食べてないんだ!」って自慢してきた時は笑った。「いやいや、自分で勝手にふてくされてただけなのに何なんだよ!」って思ったが、機嫌が良くなったみたいでひとまず安心。

・11時30分~:自分が囚人役になって、牢獄に閉じ込める劇が、年長かしまし娘(エダ、レニ、デリア)によってスタート。エダとは朝食前の時にあまり遊んでやれなかったので劇に乗ってあげることにした。

木の切り株に座らされて、木の枝で境界を作って、牢獄の出来上がり。「俺は優しい人間だ!無実だ!何も悪い事はしてないぞ!」って言って無実を訴えるが、かしまし娘達から、「あなたは警察を殺したのです!」っとビックリするような罪状を聞かされた。笑

「どうやって俺が警官を殺したっていうんだ。警官は強いんだぞ。俺がピストルとかナイフを持ってたら殺せたかもしれないけど、俺はそんなの持ってねえ!」と無実を叫ぶが、「これが貴方の使ったナイフとピストルです」って言って、木の枝を2本見せられる。笑

「あなたは警官を殺したので、あなたは死刑です」と、無慈悲なかしまし娘の独断と偏見で自分の罪が決まってしまった。笑

「納得できん!」って怒って、子ども達の隙をついて脱出するけど、わざとまた捕まって、牢獄に入るくだりを数回行った。笑

かしまし娘たちが魔法の呪文を唱えて、「あなたは話せなくなります」とか「動けなくなります」とか言ってきたのでその通りにしてると、木の棒をナイフに見立てて自分を”解体”していく流れに…笑

まぁ、結構面白かったですよ、この寸劇!笑

ていうか、ヴァルトツヴェルゲ森の幼稚園の実習でも、年長の女の子数名にに捕まえられて、牢獄にぶち込まれるって遊びをさせられたのだが…笑

「またかよ!」って終始心の中で思ってましたわ…笑

男の子と遊んでる時は牢獄なんて発想は出てこないんだけど、何なんでしょうね、コレ?笑

女の子特有の現象か?笑

・12時:元の場所に戻る時間になったので、寸劇を終えて、お片付け&帰りの準備タイム。アーヌックとルイスが散らばっている紐を探すのを手伝ってくれた。

・12時15分:到着。その後すぐに、他のグループも帰ってきた。なぜか他のグループの女の子から「遊ぼう!」って誘われたので、「かくれんぼとか、鬼ごっことかする?」って言ったら、「鬼ごっこする!私が追いかける!」って言ってきたので、鬼ごっこ開始。そしたら他の子ども達も追いかけてきた。全部で8人くらい?

でも、なかなか捕まらないんですよね、これが。自分は9年間サッカーをしてたので、ステップで相手をかわすのが得意なんです。

で、自分の遊びのテクニックとしては、子ども達との距離を出来るだけ近くに保って、子ども達が「捕まえられる!」って思って手を伸ばした瞬間に避けると、子ども達って「クソ―!もう少しだったのに!」ってなって、さらに追いかけてくるんですよね。

そうやって、遊びに夢中にさせるように仕向けてます。笑

いきなり早く走って子ども達のやる気を失わないようにする為に、「頑張れば捕まえられるかも」みたいな感覚を味わってもらえるように気を付けてます。笑

あとは、身体を左右に振ってフェイントを仕掛けたり、ジダンみたいなルーレットをしたりして、技を披露して飽きさせないようにしてる節もあります。後ろ向きで走ったり、歩いたりもしますし、わざと「靴ひもがほどけた!」って言ってしゃがんで、子ども達がチャンスと思って突っ込んできたところをかわすとかもしますね。笑

20分くらい鬼ごっこした後に、丸太に座って休憩していると、子ども達が膝の上に乗ってきたので、貧乏ゆすりをして楽しませました。

そしたら、先生がやってきて「30分休憩取って良いよ」とのことなので、近くのスーパーに買い物に出かけました。この30分休憩っていうのは、最後まで残る先生がいつもしているんですけど、たぶん、「労働時間が7時間になるから、30分の休憩が必要」みたいなことじゃないのかなと思った。

・13時15分:休憩から帰ると、昼食を食べる準備をしているところだった。子ども10人に対して、大人は4人の体制。さっき鬼ごっこで遊んだ他のグループの女の子が昼食中に”遊びの予約”を入れてきた。笑

その子が食べ終わるのが最後から3番目で遅かったけど、一緒に遊ぶ約束をしたので食べ終わるまで待ってあげた。

食べ終わって木登りをした後に、「黒い丘を下って、倉庫まで走って、また帰ってくる」という競争をやった。他の子ども達ともやったが、その子が途中でこけて泣いてしまったので「痛かった?大丈夫?」と声をかけると、

「痛くて泣いてるんじゃない!こけたせいで、勝てなかったのが悔しい!」って言って、「そんな理由で泣いてたのか!」って心の中でツッコんじゃいました。笑

20回くらい繰り返した後に(笑)、休憩がてらの遊びということで、積み木で遊ぶ。

そしたら、その子の親が迎えに来ました。時間を見ると閉園に近かったので、自分は片付けを行う。

片づけ終わったら、その子が自転車にまたがってまだ幼稚園にいました。お母さん曰く、「自転車をあなたに見せたがっていた」とのことなので、少し雑談して、その後に帰って行きました。

片付けしている時にフローリアンが来て、「僕は間違ってることをしていたらちゃんと言うけど、今日はキーくんには何も言わなかった。それはつまり、キーくんは正しいことをしていたということだ!もうレベル的には、BFDの実習ではなくて、Ausbildungの実習になっていて、とてもチームに貢献してくれて有難い!」って言ってくれてメチャクチャ嬉しかったですね。

こんなどこの馬の骨かも分からない上に外国人の奴を、大切な我が子に接してあげようと決断してくれたこの森の幼稚園に対して感謝の気持ちしかないので、これからもドンドン貢献できるように頑張っていきたいと思う。

帰りに、デュッセルドルフ森の幼稚園が特集されている雑誌(デュッセルドルフの環境マガジン)を頂いた。内容はまた時間がある時に挙げたい。



昨日と今日で体を使って遊んだから、明日は「読み聞かせ」に特化するのも良いかも。状況見て判断したいと思います。



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