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無名でもTuneCoreからの配信で元は取れるか

YouTubeのチャンネル登録者140くらい
Bandcampのフォロワー90くらい
もう辞めてしまったけどTwitterのフォロワーが560くらいだった
決して知名度が高いとは言えないだろう

思うにストリーミングは曲の良し悪し以前に知名度がモノを言う。
勝算は低いがサブスクリプションサービスを利用している人が大半という世の中でそれを無視するのも難しい


これまでTokyo Togari Nezumiというレーベルから仲介業者を挟まずに配信していたので450円という安値で提供することができた


TuneCoreからの配信となるとアルバム価格は最低760円
今まで450円で提供していたものが310円も値上がりしてしまうことになる。


そもそも僕は音楽に金銭的な価値があるとは思わない
それなのに何故自分の曲を売るかというと、値段が付いていないものはそれだけで価値がないと見做されることがあるからだ。


売れなくても生活に困ることはないし「売れなかったな」と思うだけだ。ただ自分の作ったものを売るという楽しさは確実に存在する


TuneCoreからアルバムを配信すると1年間で5225円かかる。配信による収益で手数料を相殺したいというのが本音だ


赤字や不利益を「心意気」などで乗り切ろうとするのは良くないと思う。
僕はあくまで現実的にどうやったら活動を続けられるかを考える。その点で赤字は無視できない


細かいマイナスが積み重なり緩やかに首を絞める。「楽しければ良い」とも思わない。そもそもその状況は楽しくないのだ


自分で配信をしてみて思うのだけれど、気付いたら配信から消えている曲は売上が思わしくなくて取り下げざるを得ないんだろうな。
実際僕も配信期間の延長はしない


だが結果的に元は取れた。(2021年11月までの収益合計)

配信料(¥5225)を辛うじて上回る


ストリーミング再生だけではマイナスになってしまうところだったが、iTunesで数回ダウンロードされたのでなんとかプラスにこぎ着けた。
だが必然的にダウンロード数が多くなる配信1年目だからこそ赤字にならずに済んだだけであって、あくまで短期的な結果ということだ。
 
因みに2回ダウンロードされただけで瞬間的に売上ランキングに入ったのであのランキングは全く当てにならないと思う


ストリーミング再生の6割がApple Music、3割がSpotify、残り1割がAmazonとLINE MUSICといったところだ。


そもそも再生数はどのようにカウントされているのだろうか?
再生ボタンを押したらなのか、数秒再生されたらなのか、丸々聞き終えたらなのか、それによって意味合いが変わってくる


少し逸れるがYouTubeにあげた曲で900再生くらいされているものがあるのだけれど、詳細を見ると平均1秒しか再生されていなくてズッコケた。
表面上の数字に意味はないのかも ズコーッ


熱心にネットで告知、拡散をしても成績の悪い数字が増えて行くだけであまり意味がない。
かえって再生数が少ない曲ほど高評価や再生時間の割合が良い傾向にあるのは本当に聞きたい人しか聞いていないからなのだろう


この結果を受けて今後は積極的にストリーミングに出すのはやめようと思う。
Bandcampだけでも聞いてくれる人がいるとわかったし、不要なリスクを背負いたくない。


ただ何らかのキャンペーンで配信料が安くなったりすることがあるのでタイミングが合えば配信する(かもしれない)


ともかく2ndアルバム『思い出したように寂しくなる』のサブスク配信は残り2ヶ月ほどで終了する。このアルバムは今後もBandcampで聞けるのでそちらでよろしく


サブスク配信は2022年2月2日頃まで

▶︎思い出したように寂しくなる by ヱスケー - TuneCore Japan

因みにレーベルから配信された過去の音源は消えないと思う(たぶん)

それでは良いお年を ㋽

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