外資メーカー転職:私が使った転職サイトとエージェント詳細&実際の転職の流れ
新卒で1年務めた会社を退職し、現在は外資系メーカーで研究開発職をしている純ジャパOLの菊です。
前回の記事(下記)の反響が良かったので、より詳細をここで記載していこうと思っています。
今回は、外資系メーカーへの転職活動をする際に、使用した転職サイトやエージェントのメリットや、実際の流れについてお話しします。
特に、私は外資系のエージェントを使っていたので、今回のお話は外資系エージェントについてです。
⚠️注意事項:
私が転職活動をしていた2021~2022年頃のお話しになりますので
現在は状況が変わっていることがあります。
また、個人的な経験と、それに基づく私的な考えをお伝えしております。
・外資系メーカーに興味がある
・外資系に転職したい
・英語を活かせる理系の仕事に就きたい
と思っている方の参考になりましたら幸いです。
転職中の状況
資格、学歴、職歴
TOEIC 875
臨床検査技師(実務経験なし)
海外留学経験は最長1年半
大学院修士課程卒業(理系)
新卒入社した会社(メーカーではない)で1年2か月ほど勤務(ほとんどトレーニングしか受けていないので、実務経験は半年ほど)
99%在宅勤務(コロナ関係なく内勤)
仕事で英語を使うシーンは仕事全体の5~10%。
転職したい意欲☆☆☆★★
強い不満はないが、このままでは英語を使えず、ほぼ内勤なので社会人として危機感はある。
ただし、下手に転職して、次の職場でうまくいかずに転職を繰り返すと、履歴書にキズが付いてしまう。
次の就職先は、海外転勤の可能性がある場所が良い。せめて英語をもっと使える仕事をしたい。
メーカーの方が待遇良ければメーカー、そうでなければメーカー以外でもOK。
とりあえず転職サイトに登録してみるか…くらいのモチベーション。
使用した転職サイト・エージェント
初めに登録したサイト①ビズリーチ
外資系のみのサイトではありませんが、ビズリーチに登録していました。
前職で退職されていった上司からオススメされたのがきっかけです。
ビズリーチで良かったことは、
①外資系メーカーの募集も複数掲載されていたこと(大手製薬メーカーなどを私は見ていました)
②企業から直接スカウトがくること(例えば、内資メーカーで知名度のあるところからスカウトが来ました。転職開始直後だったので、迷っている間にタイミングを逃しました…もったいないことをしました)
③各エージェントのリクルーターの方からメッセージがきて、転職相談を無料でできること。また、人材募集している企業を紹介してもらえること。
デメリットは、
①自分で募集に申し込みをすると、各企業とのやり取りや情報収集を自分でしなければならず、面倒なこと。
②登録してから1か月ほど経つと、無料でのお試し期間が終わり、各サービスの制限が出ること(私が利用していた時のお話なので、今はこの制限はなくなったかもしれません)。
この無料期間が終わったことが原因で、私はビズリーチから離れました。
今すぐに転職したい!という方には逆に登録オススメします。
初めに登録したサイト② Linked in
Linked inにも登録していました。(Linked inはSNSの一種ですが…)
前職の会社がLinked inで情報発信しており、それを見る為に登録していました。
Linked inからも、人材募集中の会社に自分で申し込みはできますが、私は利用したことはまだありません。
Linked inを使っている中で私が感じたメリットは、
①エージェントのリクルーターさんからメッセージが来て、求人の案内や転職相談をして頂けること。
②各企業の人事部の方からメッセージが来て、面談や面接をできること。
私の場合は、前職の業界(メーカーではない)の競合他社から、面談や面接の案内がきました。
また、外資製薬メーカーさんから、「現在は募集はしていないけど面談をしませんか」、というメッセージが来たことがあります。実際の面談では、私の経歴などについて話した後、企業の職種やカルチャーなどの説明を頂き、「将来的に空きポジションが出たときに連絡するから応募してみて」という主旨のメッセージを頂きました。
「面接」ではなく「面談」を各企業が行っていたのはおそらく、私の職歴がかなり浅かったので、ひとまずコネクションを持っておいて、しばらく放置して職歴がついてきたら再アプローチ→採用を検討しよう、ということなのかな?と思っています。
外資系エージェントのうち、具体的にどの会社を利用したのか?
上述したビズリーチやLinked inを経由して、メッセージ頂いたエージェントのリクルーターの方々とのつながっていきました。
具体的には、JAC, Robert Walters, Michael Pageなどを利用しました。
小さい会社の方々とも連絡を取っていたのですが、企業名を思い出せず…汗
他には、Daijob. comも登録はしましたが、自分の希望する海外求人が見つからず、結局使いませんでした。
https://www.michaelpage.co.jp/
エージェントとのやり取りの基本的な流れ
⭐STEP. 1: メッセージ
エージェントの方からは、「こんな求人があるけど興味ありませんか?」または「転職に興味ありませんか?相談のりますよ」という旨のメッセージがまず届きます。お返事して面談の予定を立てます。
⭐STEP. 2:ミーティング
オンラインミーティングで話をします。私の場合は外資系リクルーターさんで、英語のみ話す方々だったので、英語でミーティングをしました。
ここでは、自分の現在の仕事の内容、お給料、これからの転職で希望する職種、どのくらいの年収が欲しいか、などの話をしたり、求人の案内を受けたりします。
ちなみに私は語彙力がなく、初めての面談で「どのくらいのcompensationが欲しい?」と聞かれたときに、compensationの意味が分からず、「え、compensationの意味って「補償」のはずだが?文脈的にそれはおかしい…給料のことか?!」とオドオドしました。
お給料の単語は、今のところSalaryと言われたことがありません。Compensationといつも言われます。Annual compensation(年収)など。
また、英語で年収を伝えられず(数字を突然に英語に切り替えられない)、「ごめん、日本語でいうと◯◯万円なんだけど、英語でなんて言ったら良いのか分からない…泣」と回答したこともありました。。。
⭐STEP. 3:電話(またはメール→電話)
リクルーターさんから求人の案件の連絡が届くようになります。
メールでも連絡が届きますが…
突然に電話がかかってくる場合が多いです!!👈ビックリポイント。
知らない電話番号から電話がかかってきて、え?と思いつつ電話に出てみるとHello?から始まります。寝起きでも目が覚めます(笑)。
「こんな案件あるけど、応募してみない?」と言われ、
Yes!と回答すると、
「じゃあ履歴書(CV)をメールで送ってね。そしたら応募しておくよ~」という感じになります(その時にもよりますが…)。
日本語の履歴書や職務経歴書などを求められたこともあります。
⭐STEP. 4:面接のスケジューリング
自分の応募した求人で履歴書が通ると、またリクルーターさんから連絡が届きます。そして面接の日程が送られてきます。
自分と応募している企業との間の直接的なやり取りは、ここまで一切無し!
ストレスフリーです。
とりあえず応募しておいて、履歴書が通ればGood news!と連絡がくるだけなので…(笑)
しかも、面接日もリクルーターさんが設定してくれます。
こちらから希望日を伝えたりして交渉もできますが、リクルーターさんに伝えるだけで良いので、非常に楽です。
⭐STEP. 5:面接
面接日が決まると、リクルーターさんから情報が届きます。
日時、ミーティングのURLだけでなく、親切な方だと、面接官の情報も教えてくれます!
例えば、私の場合は、最終面接前に下記のようなメールを受け取りました(日本語の意訳です👇)。
さらには、「こんな質問ができるよ!」という3つくらいの逆質問の例も頂いたこともあります。まさに手取り足取り。
実際の面接は、頂いたURLに入って受けるだけです。
⭐STEP. 6:内定
面接がすべて終わって内定を頂けることになると、リクルーターさん経由でオファーレターを頂けます。
このレターに、お給料の記載もあるのですが、(少なくとも私の就活時では)お給料の額面はリクルーターさんが交渉してくれました!
リクルーターさんは、私が内定を受けてその企業で働いた場合、私の年収の30%など(場合によりますが)を報酬として企業から受け取ります。
したがって、私の年収が高いほど、リクルーターさんは得をするのです。
自分から「高いお給料ください!」と、これから働く企業に交渉するのは勇気がいると思います…が、リクルーターさんが交渉をしてくれるので、とてもありがたいです。
逆にいうと、自分があまり興味のない年収の高い求人を案内される可能性もありますし、一度内定を受けると、内定を受諾するようにグイグイ来られます…(笑)
おまけ:私の個人的な思い
各会社のエージェントさんの中でも、個人的に印象に残っているのは、Robert Waltersさんです(回し者ではありません…笑)。
あくまでも私の印象としてですが、他社のエージェントでは、業界ごとにリクルーターの担当者がいて、例えば製薬業界なら○○さん、コンサルなら○○さん、のような役割分担がありました。
そして、私が特定の業界を志望している旨を伝えれば、その業界の案内のみが基本的に届きました。
Robert Waltersさんは、少なくとも私が就活をしていた際は、上記のような縛りがないのか、求人の案件ごとに担当者が決まっているようで、複数名のリクルーターさんから様々な求人案内がきました。
(例えば、NPOで研究職をする案件で、イギリスで研修を受けられるものなどもありました。そんな選択肢があったとは。)
そのうちの1つが、現在私が働いている日用品メーカーのお仕事です。
当時は日用品メーカーでの勤務は特に希望しておらず、突然の案内に驚きつつも、ひとまず応募をしました。
すると、履歴書が通り、面接官の方とお話しして、「こんなに面白そうな会社があるだなんて!」と強く興味を惹かれました。
最終的に内定を頂き、幸せに働いています。
エージェントのリクルーターさんにも様々な方々がいますが、私の場合は、親切なリクルーターさんに出会い、自分が希望として伝えていない/知らない業界や企業も含めて紹介して頂いた中で、キャリアの選択肢は広がりました。
きっと、1人で求人を探していたら、キャリアを制限していたと思います。もしくは知らないままに人生を終えていました。
エージェントを利用するうえで、たくさん電話がかかってきて驚いたり、メールボックスが求人案内だらけになったり、もちろんデメリットもあります。
しかしながら、また転職する日がくるとしたら、私はエージェントさんにまたお願いしたいな、と思います(向こうからお断りされない限り…(笑))
ここまで読んで頂いてありがとうございました😊
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