【中世にタイムスリップ?】歴史の街〜サヴォワ公国の首都シャンベリー🇫🇷Chambéry
シャンベリーというサヴォワ公国の首都だった街をご存知ですか?
サヴォワ公国はフランス〜イタリア〜スイスにまたがって繁栄した公爵領で、イタリアのサルディーニャ王国の前身でもあります。
南仏のニースもかつてはサヴォワ公国に帰属していたことがあるんです。
しかしこのシャンベリー、大国の首都だったにしてはかなりマイナーです。
フランス人にとっても「行ったことはあるけど…」レベルなんです。
そこで、そんなシャンベリーの魅力をお届けしてみたいと思います!!
『シャンベリーでおすすめの観光地5選♪』
①シャンベリー城
11世紀に建てられた要塞で、11世紀から15世紀までサヴォワ公爵家の居城でした。現在はサヴォワ県庁が置かれています。
図④サン・シャペル礼拝堂には、十字架にかけられたキリストの亡骸を包んだとされる「聖骸布」が保存されていました。はい「過去形」です。
現在は、その聖骸布の「複製」が展示されています。(←え、複製?それってただの布じゃない!?って声は心の中にとどめて…)
図⑪ヨランド塔の鐘楼にはカリヨンというチャイムのような楽器(鍵盤の先にロープで繋がった鐘が付けられていて、鍵盤を弾くと音階を奏でることができる)が設置されています。
70個もの鐘で構成されたシャンベリーのカリヨンは実は「フランス最大」なんです。なんと世界でも8番目の大きさだそうです。
💁♀️毎月第1土曜日と第3土曜日の17時30分〜18時にはカリヨンコンサートが行われています。※2020年7月時点の情報です、変更の可能性もあります。
②4体の象の噴水
名前だけ聞いてもピンとこないこのモニュメント。
この象、シャンベリーといえば…的なものだそうです。
有名なんですけど、見るとふぅ〜んって感じ。大きな感動はありません…失礼。
しかも鼻から水が出ているあたりがちょっと…美しさに欠けるというか。
この像、通称「les quatre sans culs(尻なしの4体)」と呼ばれています。
尻なしの理由は、見てのとおり胴体から下がないから、なんです。
なんで象なの?と疑問を持つ方もいるかもしれないので説明。
軍人としてインドで活躍し、その後将軍になったボワーニュ氏の功績を称えて建造されたんだとか。
「インド=象」です。何のひねりもない単純な理由😅
③サヴォワの歴史地区〜旧市街
ここでやっと「中世の時代にタイムスリップ」できるポイントの登場です!
シャンベリーの街には、中世の名残のある街並みがたくさん残っています。
建物と建物の間にトンネルのようなLes allées-passages(アレとかパッサージュと呼んだりします)という秘密の路地がたくさんあります。およそ90本ほど残っているそうです。
先に何があるのかわからない細い路地を歩いてみる、そんな路地裏探検も楽しみのひとつです。
④サン・フランソワ・ド・サル大聖堂
18世紀終わりに建てられた旧フランシスコ会の教会です。
この教会はTrompe-l'oeil(トロンプルイユ=騙し絵)で有名です。壁一面を覆う騙し絵はなんと6000㎡以上!
ファサードはとてもシンプルで質素な造りなんですが、一歩中に入ると、壁面が一面派手なゴシック様式の絵模様で覆われています。
ちゃんと立体的に見えますよね、すごくないですか?感動しました。
トロンプ・ルイユをのぞけば、とってもシンプルな造りの大聖堂です。
ステンドグラスは色彩豊かで、素敵でした。
⑤シャンベリ郊外編
◆レ・シャルメット博物館
若き日のジャン=ジャック・ルソーが、養母であり愛人でもあった女性ヴァランス男爵夫人とふたりで過ごした別荘です。
ルソーといえば、政治哲学者で「社会契約論」はとても有名ですね。
◆ブラッスリー・モンブラン
アルプスの湧き水を利用して作られるモンブランビール。
このブラッスリーは、緑色のビールLa Verteやワインのような青紫色のビールLa Bleueなど、一風変わったビールの生産でも有名です。
併設のビアバー「le BMB」ではいれたての生ビールが味わえますよ♪
https://www.brasserie-montblanc.com
フランスでもちょっとマイナーな街「シャンベリー」を紹介しました。
有名な観光地の多いフランス、シャンベリーにどうしても訪問したいと言う人は少ないと思います。
フランスにはまだまだ隠れた魅力がありますよーというのを、これからもどんどん記事にしたいと思います!
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