見出し画像

夫が渡航中に遭遇した稀有な出来事色々

 引っ越し後の片付けがまだまだ続いていて、フォロワーの皆様には引き続き不義理をして申し訳なく思っています。おかげさまで、昨日までに生活に必要な物の大半を掘り起こすことが出来ました!

 荷物に関しては貴重品など、最大限気を配らなければならない物は自力で運び、見失うことは無かったのですが。。日常使いのランチョンマット、冷蔵庫に貼っていた薬の処方箋、開封していないお米の袋、娘のシーツなど。今無いからと云ってものすごく困るわけでも無いものの、無ければ地味に不自由を感じるものたちがやっと出てきてひと安心です。


これは金曜日に見た日の出の様子。以前のアパートからでは、建設中のアパートが邪魔で、日の出の様子を見ることが難しくなっていました。(日の入りはさらに難しかったです。)
相変わらずマイペース。その表情ははかりかねますが(汗)元気そうで何より。


昨日は引っ越し後初めてのウォーキングに。シェルティーの家族⁉︎
ブラシの木の花がきれいに咲いていました。


***

 
 こちらに越して来て、10日ほどの日にちが経ちました。毎日荷解きや掃除に明け暮れて、1日が24時間では足りないと感じるほど、私にしては多忙な日々でした。 

 あれは引っ越した直後のことだったでしょうか。何のきっかけだったか覚えていないのですが。。1日の終わりにお楽しみの一杯が入って上機嫌となった夫が、会社員時代の出張で遭遇した、なかなか無いアクシデントについてご機嫌で語り始めたので備忘録としてこちらに書き残したいと思います。(一部は他の投稿で既に触れたことがありましたが、ご容赦くださいね。)

①日本からの帰途、経由(給油)地のロスの空港で

 日本からの出張の方をお連れしての帰国でした。あの当時はブラジル⇄日本便には直行便(LAかJFKで給油)があり、ロスで一旦降機、買い物をされる日本の方と別れたところのテロ騒ぎ。

 実際は精神に異常がある方がチェックインカウンターで銃を乱射したとかでテロではなかったのですが、空港内が大混乱。詳しい事情が分からないまま同行の方を血眼で探し出し、本人は命からがらという感じだったようです。もちろん、フライトも大分遅延して。一方、ニュースを観ていなかった私は電話連絡を受けるまで事件については全く知らずにいました。あの2001年の911テロからちょうど1年後の、2002年9月11日の出来事だったそうです。

②イタリア出張時、経由地のパリで遭ったゼネスト

 ミラノで電話会社との仕事を終えたところ、「帰国の経由地のパリではゼネストが起きているので空港が大混乱となっている」という情報を得たそうです。(エールフランス利用での帰国。)サンパウロに連絡をして状況を訊いたところ、パリに入っても何ら問題ないと言われたので、予定通りにミラノからパリへ。やはり飛行機は「着」は出来ても「発」は難しい状況だったそうです。

 色々交渉したところ、ポルトガルのリスボンへ電車で行き、そこからTapポルトガル航空でサンパウロに向かう便が取れると言われたそうです。でもクラスはファーストと。その当時8000ドルほどの追加の航空運賃となります。(今持っているチケットは捨てて買い直しというような提案だったそうです。)出張経費とはいえ、その選択は却下。そう決めたところ朗報が入ったそうです。

 長いことパリで足留めを食っていたエールフランスのブラジル人クルーたちが(自分達も帰国したいし)、なんとか人員を集めストを突破、ブラジル路線を飛ばすと。その代わり食事の提供は難しい、パンとワインの小瓶(または水)ということになるが受け入れていただきたい、とのオファーだったそうです。

 夫は迷わずその案に乗り、無事にサンパウロに帰って来ました。この時の乗客の皆さんは、サンパウログアルーリョス国際空港に機体が降り立った途端に、皆で拍手喝采。クルーたちの健闘を讃えたそうです。後にも先にも、機内でこんな光景を見たことは一度もなかった、と夫は感慨深げに話してくれました。

③スペイン出張時のバルセロナ→サンパウロ路線の機中での出来事

 これは夫が直接見たわけではなく、同機のファーストクラスに乗っていた上司の方から聞いた話です。

 機内サービスのお酒でへべれけに酔ったファーストクラスのお客様が「自分はもうこれ以上生きていても仕方がない。ここから飛び降りる!」と扉を開けようとし始めたそうなのです。ファーストのフライトアテンダントや、数少ないお客様で、必死にその方を宥めたとか。

 扉は気圧の関係で、人の力では決して開くことはないそうですが、高額なチケット代を払って快適なフライトを、と思われた方たちには良い迷惑だったことでしょう。ファーストよりずっと後部の座席に座っていた夫は、サンパウロの空港に着いてその騒ぎについて知らされたそうです。


 以上、いろいろな珍事に巻き込まれた経験がある夫ですが、不思議とフライトの遅延で乗り継ぎに失敗したことはなかったようです。乗り遅れはただ一度だけ。家族旅行で訪れた、ブラジルバイーア州のサルバドール空港にて。搭乗時間の勘違いがあり、呑気に夕食をとっていた間に荷物だけがサンパウロに向かってしまった、あの一度きりです。(千里さんファンの皆さん!サルバドール空港はあの、ラウロ・ジ・フレイタスのすぐお隣ですよ♡)

 世の中が通常化して旅のお話をよく聞くようになりました。私の最後の帰国から早5年。乗り換え時間を含めて30時間以上かかる日本への旅に果たして耐えることが出来るのでしょうか。まずはクリアしなければならない問題が山積み。でも、流石にちょっと里心がついた今日この頃です。。

 今回のおススメのミュージックは、日本ツアー中の、大江千里さんのこちらで。。


(今週もギリギリ!3分前‼︎)


この記事が参加している募集

この経験に学べ

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?