三日月と金星〜 Lua crescente e Vênus
今朝は久しぶりに美しい日の出を拝むことが出来ました。ヘッダー写真はその時の様子。サンパウロの今日の日の出時刻は6時37分。日の入り時刻は17時29分ですから、大分秋が深まって日が短くなった印象です。
朝のその時刻はまだ近隣のアパートの工事も始まっておらず、街は静か。でも、8時を過ぎるあたりから、あちこちで轟音が響き渡り、思わず耳を塞ぎたくなります。
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一昨日だったか、何人かのno友さんが、夜空に仲良く並ぶ三日月と金星の写真を投稿されていました。日本とブラジルには半日の時差があります。当然のように、こちらのそのくらいの時刻になれば同じような夜空が見られるものなのだろうと、日が暮れるのを楽しみに待っていました。
ところが、ベランダから見上げた夜空には、どの方角にも薄い三日月も光り輝く金星も見つけることが出来ませんでした。空には特に大きな雲も見当たりません。そこで登場するのが、やはりno友さんに教えていただいた、便利な天体観測アプリのStellariumです。早速空にかざしてみましょう。
アプリによれば、この時期のサンパウロでは、月と金星は日の出の後の明るい空に昇り始めるようです。日中は月が金星を追いかける形で天を移動しているのだとか。
夕方4時ごろ、最も高い位置でやっと両者が並びます。その後日が暮れて、その輝きが目視出来る時間には地平線ギリギリの位置に移動しているのです。うちのベランダからでは、隣に突き出ているアパートのせいでその様子を見ることは出来ません。これが夜空が晴れていても、月も金星も見られない理由でした。
秋の夕暮れ時に空を見上げていると、なぜかちょっとセンチメンタルな気分に陥り泣けてきます。赤ん坊の黄昏泣き(コリック)のようだなぁと遠い昔を懐かしく思い出していました。赤ん坊はなぜか夕飯の支度で忙しい時に限って派手に泣くのですよねぇ。キッチンのベビーカーに息子を乗せて、片足で揺すりながら夕飯の支度をしていたのでした。
こんな日に聴きたくなるのはフランク・シナトラのFly me to the moon。今回は、特にジャズ好きでもない夫のイチオシ、カナダ出身のジャズピアニスト&シンガー、Diana Krall(ダイアナ・クラール)のバージョンで。
こちらの方も引き続きどうぞよろしく。(アルバムは日本国内で絶賛発売中です。US盤、配信のリリースは6/30。お楽しみに♪)
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