義弟のAparecidaアパレシーダ巡礼とその他の近況

画像1 先週末のイースターの休暇中、義弟から何の連絡も無かったことは意外でした。一足先にカナダに移住した家族と離れ離れになって2年10ヶ月。一人暮らしの寂しさからか、休暇の前には「うちでシュラスコをしよう!」と声をかけてくることがお決まりだったからです。
画像2 そんな義弟からメッセージが昨日届きました。「Aparecida アパレシーダの巡礼の旅に出ている」とのことでびっくり。Aparecidaの巡礼は起点が色々とあるのですが、最長で742km、最短で134kmのトレイルだそう。義弟が出発したのはサンパウロ州とミナスジェライス州の州境の、Águas da Prata アグアス・ダ・プラッタで、320kmの道のりだったそうです。最終目的地はAparecidaの大聖堂。10月にあるAparecidaの祝日には、毎年3万人以上のカトリック信者が礼拝に集まる聖地です。
画像3 ブラジルは先週末のイースター休暇に続き、今週も木曜日からカーニバルの休暇(厳密に言えば、2月のカーニバルのお祭りを、別の祝日がある今週に移動させています)なので、義弟御一行はその期間を利用した10日間でトレイルを歩いていたようです。
画像4 朝は連日夜明け前の5時に出発、日に10時間ほどを歩いたそうです。
画像5 ただただ黙々とAparecidaを目指します。街に暮らしていると、こんな土道が何処までも続く場所があるなんて、信じ難いものです。
画像6 仲間がいなかったら、こんなに長い道のりをとても歩けそうにはありません。そういえば義弟夫婦の新婚旅行先は、世界的に有名なスペインの巡礼地、Santiago de Compostela サンチャゴ・デ・コンポステーラだったのでした。日頃からランニングを欠かさず、心身を鍛えていたことも巡礼には大いに役立ったのかもしれません。
画像7 山からの壮大な眺め。
画像8 山地を抜けるので、土地の高低差がかなりあるキツいトレイルだと想像できます。
画像9 ヘッダーのこの写真がなんとも幻想的で美しいのでもう一度。こんな風景を実際に目の当たりにしてみたいものです。
画像10 中央付近に見えるのは「パラナ松」の木。この形が良いですね♡
画像11 最終目的地である、アパレシーダ大聖堂。厳粛でありながら煌びやかな内装。私は流石に巡礼の経験はないのですが、この大聖堂には旅の途中で立ち寄ったことがあります。子供たちはカトリック系の学校に通っていた頃、遠足で訪れていました。アパレシーダに纏わる記事はこちらに。https://note.com/kikko_yy/n/n5b062aaef67e
画像12 義弟のカナダ移住の準備が着々と進んでいます。勤めているドイツ系の銀行がブラジルから撤退することが決まっているので、勤め先でも残務整理に追われているようです。今のところ9月には引越しの予定なので、ブラジルで出来ることをあれこれ楽しんでいるのでしょう。この年末年始をカナダで過ごした義弟。異国での家族との暮らしがしっかりイメージ出来るようにもなったに違いありません。送り出す身としては寂しくなりますが、今の国際社会では生まれた国で生涯を過ごすとは限りません。かくいう私も、28年前に母国を後にしたのですから。
画像13 カーニバルの休暇の第一日目は晴れ。とはいえ受験生である息子は日曜日以外は予備校の授業があるそうです。娘は大学もインターン先も4連休。朝の公園に嬉々として出掛けて行きました。オットは朝一でオンラインでの会議に参加。個人事業主として四苦八苦する日々。その上、日系団体支援のボランティアなどにも時間を取られ見守る側としてもハラハラし通しですが。。
画像14 今この時を丁寧に、そして健康でいることに重きを置いて日々過ごして行きたいと思っています。All's well that ends wellの精神で。皆様、良い週末を♡(休日の朝食、タルトタタン風アップルパンケーキ。今回のはちょっと焦げました。)

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