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1年前の今日 私は 札幌に いた。

【今日の 聴き屋】~345日目~


1年前。
47歳になる誕生日直前の 10/8 - 10で
札幌ひとり時間旅行 に 行っていた。


昨年も 夏は札幌行きを我慢して
宣言が解除になった 10月に 思い立って そっと行ったのだった。


旅行2日目の朝
ホテルの朝食を食べて 近くのコンビニにふらっと出かけて そのまま
気持ちが良くて なんとなく 歩き始めた。


升目上に区切られて どこまでも 真っすぐ続く 広い道。


朝の空気が気持ちよく
不思議と 信号が タイミングよく青に変わり
どこまでも どこまでも 歩いていた。


気が付けば ホテルのある すすきのエリアから
円山公園駅近くまで。


思い付きで 大倉山ジャンプ競技場 に 行くことにした。


大倉山ジャンプ競技場 へは 円山公園駅から
「くらまる号」というバスに乗って 15分ほど。


その 「くらまる号」のバス停で 時刻表を見ると
なんと 1時間に1本しかない。


日常生活 1~2分おきに到着する電車を使っている。
1時間に1本なんて こりゃ大変!


なのに そのバスは ちょうど 数分で到着するところだった。


すごい 巡り合わせ。


そうして 無事に 「くらまる号」に乗って
大倉山ジャンプ競技場へ。

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木立の中を バスが昇って行ったところから
競技場に着いたら 急に視界がぱーっと 開けた!


うわーっ!!!


青い空と 白い雲。
みどりの 芝生と 濃い緑の木々。


あまりの美しさに こころが ぱーっと 開放されていく 感覚。

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そして リフトに乗って ジャンプ台のすぐ横を昇って
ジャンプ台の上へ。

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とにかく
空が  空気が 風が  ことばにならないくらい 心地よくて
ずーっと ずーーーっと ここに居たい
そんな 気持ちに なった。


修学旅行か 遠足か 中学生の団体さんと ちょうど いっしょになって

みんな もちろん マスク姿だけれど
きっと 久ぶりの行事なんだろうなあって 思いながら

先生や 生徒さんたちのやりとりを見て
楽しい気分を おすそわけしてもらった。


先生や 生徒さんたちが 
二人一組で 次々に リフトを下っていくのを見届けて 少しして

私も 下りのリフトに乗った。


ジャンプ台の下に戻ってからも
広い芝生の広場の片隅に座って
かなり長い時間 景色を眺めたり 本を読んだりした。


それからまた 本数の少ないバスに乗って
札幌中心部に 戻っていった。


気が付いたらもう 午後もいい時間で
お腹も空いていた。


また 思い付きで
スープカレーを食べに行くことにした。


適当に スマホで調べて 人気のお店に行くことに。


すごい行列と書いてあったから 覚悟していったけれど
ちょうど お昼時も過ぎて 並んでいたのは 数組。


少し待ったら すぐに 入れた。


あれ。
また ラッキー!
なんて ラッキー続きの日 なんだろう。

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うわさ通りの 美味しいスープカレーと ラッシーをいただき
一度 部屋に 戻った。

それから 前日に続いて 2日連続の
札幌ドームへ。

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昨年は まだ 杉浦投手が 先発してたんだったなー。

そして ここでも ステキな出会いがあった。

この旅行に 私は 新品の 大谷モデルの硬式グローブを 持参していた。

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まあ ファウルボールが飛んでくる席でもないけれど
試合中は 一応 グローブ付けて 期待していた。


ガラガラの球場で すぐ斜め前に一人で座っていた 
私より 少し年上の 男性。


試合中も 私の着けてる真っ赤なグローブを
チラッ チラッ と 見ていた。


試合が終わって 帰り支度をしている時に
「それ 大谷モデルだよね? 見せてくれない?」
と 話しかけてきた。


大谷投手が好きで 野球を始め
中学の 野球部で エース
地区の選抜チームにも呼ばれ投げていた 一番上の子。


中3の 引退前に 高校で使う硬式グローブを
高校に入ったらすぐに使えるように 今すぐ買って
と言われて 買った グローブ。


でも
不本意な高校に進学し 結局そのまま野球を辞めてしまった。


出番を無くした 新品の グローブ。
私は 悲しかった。
投げている姿を見るのが 私の何よりの 楽しみだったから。。。



その男性には まだ 小学生の息子さんが居て
野球をやっているそう。


これから頑張って あと 数年したら 北照高校に行って
それから ドラフトにかかるから 覚えといて!

そういって 苗字を教えてくれた。


そんな 交流がものすごく嬉しくて
スマホのカレンダーの10/9には
毎年設定で 「北照高校 〇〇くん」
と 入れてある。


あと 何年かしたら きっと ドラフトに この子の名前があるはず!


試合は 寒々しかったけれど
 ものすごく 心が温まるのを感じて ホテルに戻った。


途中 すすきので通りがかった たこ焼き屋さんで
テイクアウトした たこ焼きを食べながら
来場者プレゼントでもらった ウポポイ柄のユニフォームを眺める。

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この旅の ホテルの部屋は
とっても ゆったりしたつくりの部屋で
私の ひとり時間を ものすごく 有意義なものにしてくれた。

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この ソファと ちいさなテーブルで
たくさんの 気持ちを お気に入りのノートに
書きつけた。


本当に ステキな部屋 だったなあ。

たくさん たくさん  たーーくさん
ラッキーや 心が清々しくなる経験をした
一生 心に残る  そして
何かの きっかけをくれた 旅だった。


あの 思い出深い1日から 今日で 1年。


あの日の感動を  一生 胸に焼き付けておく。 







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