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やめた瞬間 過去になる。

【今日の 聴き屋】~356日目~


まだ 3人の子どもたちが 小さかった頃。


当時は 毎日出勤だったし フレックスなんてものもなく
1時間単位の年休もなかったから

始業に間に合わないと 半日単位で どんどん年休が無くなっていくから
とにかく 始業時間に出勤すること を死守するために
子どもたちが起きだす前  毎朝 5時に起き
起きた瞬間に メイクをし 自分が出れる状態を作り

それから その日の夕飯を作って 冷蔵庫に入れ
今度は 朝食を作り 保育園の支度を整え
先生への連絡ノートを書き

子どもたちを 起こし 食べさせ 着替えさせ 身支度を整え
一番上の子を 小学校に送り出しながら
下二人を自転車に前後乗せし
保育園まで かっとばし

それぞれのお部屋に タオルや エプロンや 着替えや おむつや
いろんなものを セットして

ひとりになった自転車に乗って 家までかっとばして帰り
自転車を置いて 駅に向かって いつもの電車に滑り込み 出勤。


帰りは どんなに忙しくても 定時までには仕事を仕上げて
決まった電車に 走って乗り込み
家に着いたら 自転車で保育園までかっとばし
まだ遊びたい二人をなんとか前後に乗せて
一番上の子の学童に 滑り込みお迎えのため かっとばし

一番上の子には 走ってもらって 
私は 前後乗せ自転車をゆっくり目に走らせ 家までたどり着く。

帰ってきたら 朝作っておいた夕飯をあたため
夕飯を食べさせ 片付け
3人をお風呂に入れ 学校のプリントを見て
寝る前の お楽しみタイムで  折り紙したり 絵本を読んだり パズルをしたり

そして 歯磨きさせて 寝かしつけながら
自分も就寝。


書くと 簡単なかんじだけれど
こんなに スムーズに流れるはずもなく
いろんな トラブル対応をしながら
最後の お布団まで なんとか たどり着く。


こんな生活も 終わってみたら 過去のこと。


本当に よくやってたなあと 思うし
もう 二度と出来ないと思うけれど

その時には 毎日毎日 これを 続けていたんだな。


6年前 資格の勉強をしていた時期。
この時は 自分の勉強時間を捻出するために
さらに1時間早く 毎朝4時に起きて 勉強していた。

勉強が楽しかったから
苦になることは 全くなくて
毎朝 ワクワクしながら 4時前には 自然と起きていた。


こんなことも 今となっては 過去のこと。


今となっては よくやってたなー と思うけれど
当時は なんとも思わず やっていた。


数週間前から 真ん中の子に教えてもらった
「脚パカ」という 8分間の動画を YouTubeで見ながら
毎晩 やっている。

お腹・お尻・脚 が 痩せるらしい(笑)

最初は 8分間 出来なくて きつかったけれど
今は 8分間 出来るようになって 続けている。

今の私の 「続けていること」。

これも いつかやめてしまったら その瞬間に
「あの頃毎日 やっていたこと」として
過去のこと になってしまう。




老子の 有名な言葉で
「足るを知る」というものが ある。

正確には
「足るを知る者は富み  強めて行う者は志有り」。

満足し 感謝出来る人間が 本当に豊かな人間であり
そして 努力を続ける人間は それだけで既に 生きる目的を果たしている


まさに。


「続けること」
それが 何よりも難しく 何よりも尊いことで
なにをやったか よりも 続けることが出来ることが 素晴らしい。


そう 思う。

どんなに すごいことでも
やめた瞬間に 過去のことになる。


たとえ ちいさなちいさな ことだとしても。
何か ひとつ だけでも。


努力を続ける人間は それだけで既に 生きる目的を果たしている



さ。
寝る前に 「脚パカ」しようっと。



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