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故事から見た「モテる」の教訓

こんにちは。新井啓明です。
今日は中国の故事を紹介しますね。

その昔、斉の国にひとりの娘がいた。そして、その娘が年頃になると「嫁に欲しい」という話が東と西の家からやってきたので両親は迷った。

東の家の息子は金持ちだったが美男ではなかった。西の家の若者はいい男だったが極貧だったからだ。両親は思い余って娘の判断に任せた。

娘は恥ずかしくて口に出せない様子だったので両親は一計を案じた。東の息子と結婚したければ着てる服の左の肩を脱ぎなさい。西の若者と一緒になりたいなら右の肩を脱ぐんだよ、と。すると、娘は両方の肩とも脱いでしまった。驚いた両親はその訳を問い出した。

娘の言うには「昼間は東の家で美味しいご飯を食べて、綺麗な服を着て過ごしたい」「夜になったら西の家に行って一緒に寝たい」という。

これは「東に食し、西に宿る」という故事です。

何て正直!
ここまではっきりした女性ならいっそ気分がいい。男だって同じはず。本心いえば僕だってそう!ブスの金持ちと貧しい美女と二股したいぞー!(´・ω・`)

この話は、人がいかに貪欲かの例えで言われてます。

でも僕からしたら本質はそこじゃない。

なぜこの女性はこんなにもモテるのかということです。

顔が白石麻衣で、ビル・ゲイツ並みの資産持ちで、菜々緒ばりのスタイルでミス東大の高学歴だったのでしょうか。いや、もしかしたら公然と二股かけたいと断言する腹黒こそに惹かれて胸キュンしたのかも。その結果が上記のような状況をもたらしたのでは?

僕の考えは後者。この男性2人は自分の力で彼女の貪欲を矯正させたかったのではないでしょうか。つまりこの話は「へい、彼女。決して君が可愛いから求婚するんじゃないんだぜ。僕が君の腐った性根を直してやる」という男2人の世話話なのではないでしょうか。周囲に引かれるくらい強欲になっても、自分と一緒にいてくれる人々を大事にしなさいという教訓が入ってるように見えるのです。そして欠点こそが「モテ」の魅力になり得るということ。

珍しく深読み!(*'▽'*)
みんなさんはどう思いますか??

あ、メイン写真はいつもの通り本文と関係ありません。山手線の上に虹が見えたので撮影しました✨こんなご時世ですからね、小さな幸せ見つけた〜♪的なw

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