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ただのマグじゃない。うつわとしても選べる“優れモノ”

vol.07|キキメノハナシ

「marumi」シリーズ × PLEIN 中尾 太一さん インタビュー
さまざまな分野で活躍するスペシャリストたちが、その人ならではの目線でKIKIMEを紐解くキキメノハナシ。第1弾は、ビストロフレンチ、ネオ食堂、デリカテッセンやアフタヌーンティー専門店など幅広い業態の店舗を展開し、ご自身もうつわ好きというPLEINの中尾さんに「marumi」シリーズについてインタビューしました。

PLEIN 中尾 太一さん

PROFILE|中尾 太一 Taichi Nakao 
東京都内で6店舗のレストラン・小売店舗・フードプロデュース事業・EC事業を運営。代表の中尾太一氏は 星野リゾートやスマイルズを経て2017年に株式会社PLEIN設立。“外食産業を憧れる仕事に”をVisionに飲食業界では珍しい完全週休二日制の飲食店運営の推進や、コロナ禍における医療支援・生産者支援を行う。経済産業省が選定する2021年度“はばたく日本の中小企業 300”を受賞。
http://replein.com

この冬、2つのサイズになったmarumi mug。たっぷり飲めて、本格的なラテアートにもぴったりなmugと、ひとまわり小さい飲みきりサイズのmini。まあるいフォルムと3つ脚がアイコニックな佇まいで、贈り物としてもご好評いただいています。そんなmarumiシリーズについて、お話を伺いました。

― 中尾さんはご自身もうつわがお好きと伺いました。コンセプトやメニューもさまざまなお店で使われる食器は、どういった視点で選ばれているのでしょうか?
(中尾さん)「うつわと料理との相乗効果を狙うのはもちろんですが、お店の内装やお客様、スタッフ、お店にあるものをゆるやかに繋ぐのが、うつわの役割だと思っています。なので、お店で使用するうつわは、それぞれの個性がありつつも、周囲と一体感が出るものを選ぶようにしています。自宅で使用するものは長く使いたいので、シンプルかつ上質で、汎用性が高いものを選ぶことが多いですね。」

― お店とご自宅。使う人やシーンによってうつわの持つ役割だったり、選ぶポイントが変わってくるのですね。実際にどのようにして「これだ!」といううつわに出会っているのですか?
(中尾さん)「現在はなかなか行けませんが、コロナの前はお店で使用するお皿をフランスに買い付けに行ったりもしていました。都内のショップで直接見たり、オンラインショップで見つけて取り寄せたりする中でも気に入ったものを見つけることもありますが、休みを利用して、製造元に直接足を運んで、技法や作り手の想いを聞くのも愉しみのひとつです。」

ー そうですよね。もちろんデザインは大事なポイントですが、どんな人がどんな想いで作っているのか、どのようにして作られているのか、背景を知るとまたそのうつわの魅力が膨らみますよね。このmarumiシリーズも、この特徴的な形状を実現するために、デザイナーと窯元の職人の試行錯誤がつまっているんです。

marumiシリーズの開発背景はこちらから>>

― 今回のmarumi mug miniのイメージ撮影で、フードスタイリングを手掛けていただいた中尾さん。初めてmarumiシリーズをご覧になった印象を教えてください。

(中尾さん)「丸みを帯びたフォルムと、女性の手にもすっぽりと収まるサイズ感。そして小さな脚がチャームポイントになっていて、可愛らしいマグだなと思いました。その印象を写真を見たお客さまにナチュラルに感じ取ってもらえたらと思い、スタイリングではあまり奇をてらった料理ではなく、全体をシンプルにまとめることを意識しました。日常のシーンだからこそ、いつもより少しだけ手の込んだ料理やお菓子を合わせました。」

― その狙い通り…!中尾さんのスタイリングを見たとき、朝食・ブランチ・ティータイムといつものシーンで、シンプルな日常の中なのに、ほんの少しの贅沢な時間が流れているなぁと感じました。そして飲み物だけじゃない使い方もあるんだ!と発見がたくさんありました。

(中尾さん)「しっかり意図が伝わってよかったです(笑)丸いフォルムと小さな脚がアイコニックで可愛らしいなという第一印象でしたが、この脚があることで飲み物を愉しむマグとしての役割だけでなく、スティック野菜やポテトなど高さのある食材を盛り付けても、脚によって重心が下にあることで、まとまりのある印象になると感じました。普通のマグカップに野菜などを盛り付けるとどこか平面的な印象になるのですが、marumiの場合は野菜→カップの部分→脚というように3段階に目線がずれるので、立体的な印象になります。もちろん飲み物用としても良いと思いますし、食材を盛り付ければ、食卓のアクセントになる“優れモノ”だと思いました。」

― なるほど!3つ脚のデザインが、マグとしてだけでなく、うつわとしても活用できるポイントなのですね。シェフならではの着眼点に驚きます。
ところで、私は普段たっぷりサイズ(310ml)のmarumi mugを愛用しているのですが、marumiの飲み物だけじゃない使い方を知って、mini(190ml)も揃えたくなってしまいました(笑)中尾さんならどう使い分けますか?

(左)marumi mug mini (右)marumi mug

(中尾さん)「仕事や読書など、集中したいときはたっぷりサイズのmarumi mugにカフェオレを入れて。飲み切りサイズのminiには、ヨーグルトやスープ、副菜などを入れて食事のコーディネートのひとつに使いたいです。小ぶりなサイズのマグは、他の食器との調和を取りながら、食卓にほんのりと個性が出せるうつわだと思います。」

marumi mugとmini。2つのサイズと釉薬の表情が宿る8種類のカラーリングはどんな飲み物にもマッチして、はたまた食事と合わせて食卓のコーディネートも愉しめる汎用性と機能性を秘めたマグ。使う人やシーンによって、うつわを選ぶのと同じようにマグを選ぶ。ニューノーマルな日常の愉しみ方が、またひとつ増えました。

次回は引き続き、中尾さんに<amime>シリーズについてお話を伺っていきますのでお愉しみに!

第2弾インタビュー記事を読む>>
INTERVIWER|brand editor 武本 麻梨絵

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