トレセン

トレセンは、地区トレセン→都道府県トレセン→地域トレセン→ナショナルトレセンとなっている。
兄は、トレセンとは縁がなかった。妹は、トレセンに選ばれている。
トレセンは小学生から始まる。トレセンに選ばれるということは、一応、その地区や都道府県でサッカーが上手い部類なると思う。しかし、選ばれなかったからと言って、サッカーを奪われるわけではない。
小学生でトレセンに選ばれても、プロになる補償はない。選ばれなくても、プロになっている人はいると思う。
そう、選ばれたからいいというわけではない。しかし、選ばれない状況は、不安でもある。
トレセンに選ばれれば、次回に選ばれるかどうかに怯える。自分には才能がなかったのではないかと、不安になる。
選ばれ続けても、どこかでその不安はぬぐいきれない。
トレセンなんて、関係ないと強気でいても、どこか不安になる。
本当は、実力があればそんな不安はないはずなのに。なんとなく、トレセンの陰も感じずにはいられない。
結局は、プロになれる技術があるかないかが底辺で、そこに、そのプロチームの事情や、思惑や、運なんかがあるんだと思う。つづく