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記事を書く人々へ。ペアライティングが一石“七”鳥で最高だった

どーも、コンテンツマーケター&新規事業の Web エンジニアのぐるたか/入田@gurutakaです!

1ヶ月前から、コンテンツマーケティングの一環として、自社ブログで Python や AI などの情報を配信しています

当初は記事を書き慣れている私が、プレイヤーとしてゴリゴリ進める予定でした。しかし、属人化するため方針転換。現在、私以外のメンバーがコンテンツをゴリゴリ書けるよう、仕組み作りに注力しています

その過程で、2人1組でコンテンツを書いていく"ペアライティング"を導入しました。このペアライティングが想像以上に良かったため、本記事で紹介していきます!

結論:ペアライティングは一石"七"鳥

結論ですが、ペアライティングを導入して感じたメリットは7つもありました。

正しい方向へ確実に前進できる
素早くリカバリーできるため、思い切った挑戦ができる
有意義な議論により、コンテンツのブラッシュアップが加速する
お互いの思考が深まる
有益なナレッジ共有の場になる
チームの結束力が高まる
PDCA のサイクルが速くなる

以降、ペアライティングについて、詳しくお伝えしていきます!

ペアライティングとは?

ペアライティングとは、2人1組でコンテンツを書いていく方法です。メジャーな手法ではなく、エンジニアリング界隈で有名なペアプログラミング(2人1組でプログラムを書くこと)から着想を得て、”ペアライティング” と命名しています。

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ペアプログラミングの多くは

・ナビゲーター(上級者):指示役
・ドライバー (初心者):コーディングする人

と役割を分担し、進めていきます。

ナビゲーターがドライバーを導くため、ドライバーが初心者であっても、高クオリティを実現できるメリットがあります

弊社のペアライティングでも、ペアプログラミングと同様に

- ナビゲーター(上級者):指示役
- ドライバー (初心者):ライティングする人

と役割を分けました。

具体的なペアライティングの方法

具体的には、以下のような流れでペアライティングを行っています!

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1. ナビゲーターが配信したいコンテンツを策定
2. ナビゲーターは実行可能なタスク(≒課題)を作成
3. ナビゲーターはドライバーに最初のタスクを依頼
4. ドライバーは期日までに、タスクを実行
5. オンラインでフィードバック → 次のタスクを依頼
6. タスク依頼 → タスク実行 → フィードバック...
7. コンテンツの約 8 割が完成したら、オンラインで共同ライティング
8. 投稿🎉

ドライバーのレベルに合わせて、ナビゲーターはコンテンツ配信するまでタスクを数回に渡って依頼します。

Google_Colab_ショートカットキーまとめ

タスクを数回に分ける目的は以下3つです。

ミスを素早くリカバリーしたいため
・正しい方向へ着実に前進していることで、ドライバーの心理的安全性を高めるため
・ドライバーが挑戦できる余白を作るため

段階ごとにフィードバックを行うため、方向性の大きなブレも殆どありません。その結果、ドライバーも安心して、次のタスクに着手できます。

さらに、失敗を素早くリカバリーできるからこそ、思い切って挑戦できることもポイントです。初心者が上級者になるステップで重要なのは、実践的なアウトプットと的確なフィードバックです

自ら実践したことこそ、PDCA を回した時に深い学びとなります。そのため、ドライバーが思い切って挑戦できる余白を作りました

タスク依頼→ FB を繰り返し、約 8 割が完成した段階で、リアルタイムで共同ライティングを行います。具体的には Discord で繋いで、議論しながら、主にナビゲーターが調整し、投稿する流れとなります

最後にリアルタイムで FB&共同ライティングする目的は以下2つです。

・完成度を高める課程では細かいフィードバックが多くなりやすいため、FB 込みで一緒に修正したいため
有意義な議論が加速し、コンテンツのブラッシュアップに繋がるため

完成度を 80 → 100 % にする課程では、デザインや文体など細かいフィードバックが多くなりやすいです。そのため、最終工程でのコストを極力抑えるため、リアルタイムで共同ライティングを取り入れてました。また、リアルタイムだからこそ、議論が進み、クオリティ向上にも繋がります!

フィードバック

ペアライティングの副産物

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上述したペアライティングでは、意外な副産物(導入前には気づかなかったメリット)がありました!具体的には、以下4つです。

お互いの思考が深まる
有益なナレッジ共有の場になる
チームの結束力が高まる
PDCA のサイクルが速くなる

まず、フィードバックを通じて、対話が増えました。その結果、コンテンツに対して曖昧なことや理解の浅い部分が明るみに出て、Why や How など思考を深めるキッカケとなっています

またフィードバックの課程で、語彙やライティングの表現方法など様々なナレッジが深く共有されます。社内にはナレッジ資料が多数ありますが、未経験な内容は自分事として捉えることが難しいです。

「経験」→「学び」の繰り返しが強制的に生まれるからこそ、ナレッジも深く浸透しているように感じます。

特にリアルタイムでの共同ライティングでは、ドライバーが気づかないことをナビゲーターが質問してくれることも多く、漏れなくスキル継承できるのも良い点でした。ナレッジのネタも増えていき、チーム内におけるスキルのベースアップが加速します。

そして、共同ライティングを通じて、チームの一体感が今まで以上に強くなっています。コンテンツ作成は孤軍奮闘になりがちです。独りで仕事をこなすこともできるかもしれませんが、リアルタイムで1つのコンテンツを一緒に創り上げる体験は、チーム力はもちろん、心理的安全性も高めてくれます

最終的に、クオリティ向上で欠かせない PDCA のサイクルも想像以上に速くなりました

共同ライティング中はシームレスにやり取りできます。だからこそ、気になる点や疑問などすぐ言及でき、クオリティの追求が今までにないスピードで実現できています!

最後に:ペアライティングを舐めていた

ペアライティングを導入する前は、このような素晴らしい副産物があるなんて、思いもしなかったです正直、ペアライティングを舐めていました。

共同作業のためのアイデアです。で、効果はあるのかと聴かれたならば、間違いなく、あります。「生産の現場におけるペア・デザイニングの効果を検証する」などの様々な研究により、ペアで共同作業することが品質と作業時間の両面で有効であることが実証されています。
引用:Webライティングにおけるコンテンツ戦略 | UX MILK

引用した内容の通り、ペアライティングには品質や作業時間においても、身を持って有効と実感しています。

副産物も含め、ペアライティングは一石"七"鳥であり、育成やチームビルディングにも繋がります

正しい方向へ確実に前進できる
素早くリカバリーできるため、思い切った挑戦ができる
有意義な議論により、コンテンツのブラッシュアップが加速する
お互いの思考が深まる
有益なナレッジ共有の場になる
チームの結束力が高まる
PDCA のサイクルが速くなる

結論、ペアライティングは最高でした。
本記事を通じて、ペアライティングが始まるキッカケになれば嬉しいです!

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