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パワハラ企業に本当に天罰が下った話

※この記事は、上記の記事と関連があります。
上記の記事をお読みいただいている方は、今回の記事がより楽しめる(理解が深まる)と思います。
今回の記事だけ読んでも大丈夫です。

前職の同期から、久々に連絡が来た。

どうやら、会社の売り上げが相当落ち込んでいるらしい。

連絡をくれたその同期は、私が辞めた会社で今もなお働いているが、来月いっぱいで転職するとのことで、社内でも離職者が続出しているという。


私が前職に在籍していた当時は、2社の太客CLのお陰で会社として盤石な売上が維持できていたのだが、どうやらその片方のCLからの受注が無くなったとのことだった。
なんと、その失注したCLは、私がパワハラを受け休職することになる致命傷を負った案件のCLだった。
私にパワハラしてきた社員は、そのCLの案件メインに実績を積んでいたので、いわばキャリアの主軸を喪失したことになる。

売上の過半数を担う太客を失った影響もあり、
社内は相当な期間仕事がなく暇な状態で不安定だそうで、私は話を聞きながら、まるで沈みゆく船の実況を聞いているような気持ちになった。

率直に、
あ、天罰って本当に下るんだ、
報いを受けるということが本当にあるんだ、
と思った。

そして、
前職で受けたハラスメント一覧が、走馬灯のように私の脳内を駆け巡った。

既婚子持ちの男性社員に好かれ、会社帰りに一緒に帰ろうと待ち伏せされたり、社用携帯にメールされたり、毎日席に来られて隣に座られ話しかけられたりと、誤った距離感で接され続けたこと。その男性社員から極度にえこひいきされたと思ったら、今度は好意が度を超えて反転して、公衆の面前で1ヶ月間毎日"指導の範疇を超えた"罵倒を受けたこと。
中途で入社してきた男性社員が、毎回テレカンのたびに私の顔を全画面表示にしてドアップにしてきて性的な嫌悪感を強く感じたこと。
そして以下の記事記載の通り、復職面談で人事と幹部に酷い対応をされたこと。

他にも、月100時間以上残業をしないと、残業代が出ないこと。裁量労働制と言いながら実質決まった時間に出勤・退勤しなければいけない定時制であること。休日手当が出ないこと。
その他諸々の、ハラスメント・パワハラ・ブラック待遇が脳裏を過った。

正直、今の会社に転職してからも、数ヶ月間は前職で受けた心の傷が癒えないままで、仕事中も怒りが湧いてなかなか治らない発作に悩んでいた。私が受けたことの数々を、ありのままOpen workに投稿しようかと何度も思った。投稿の下書きまで書いて、投稿画面にコピペするところまで到達していた。それでも最後の一歩手前で、いつも踏みとどまっていた。
裁判を起こして闘うことも考えた。受けたハラスメントの内容や労働条件と実情の不一致を訴えれば、勝てるだろうなとも思ったが、諸々のコストを考えて断念していた。

いずれも、結果的に私が直接手を下さなくて本当に良かったと思った。わざわざ私が自らの手を汚さずとも、おのずと沈んでいったのだ。こんなこともあるのかと思った。

因果応報という言葉があるが、現実的には被害者が泣き寝入りして、加害者が益々肥える結果になる方が多い印象を私は持っていた。
天罰が下るにしろ、報いを受けるにしろ被害者が知り得ないところで行われていたり、ことが起きてからものすごく時間が経った後になっていたり。今回の件は、私が最初のハラスメントを受けてから1年と少し経った後だった。
いずれにせよ、本当に勧善懲悪因果応報な結果が現実で起こるなんてことは私の人生経験でも稀有なことで、記録としてここに残したいと思う。

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