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復職面談があまりにも酷かったので聞いてほしい

2021年の6月末から休職して、4か月ほど経った10月末。すっかり体調も良くなり、私は会社に一度復職をしようと考えて、会社の役員と上司と人事と復職面談をした。それがなかなかの酷さで(実質パワハラ)だったため、自分の身を守るために再度休職を延長して、今は満期休職退職を目指している状況である。

1か月の時間が経ち、漸く傷も癒え、ネタとして昇華できるレベルになってきたので、記録がてら復職面談の事の詳細を記したい。

圧迫面接さながらの構図・空気感

まず3対1の構図で、役員・上司・人事の3人とも無言でPC画面を開き高圧的な雰囲気を醸し出すところから始まる。復職面談なので何の資料もメモもないのに、である。ポーズとしてとりあえずPCを開くダサい大人の良くなさが全面に出ていたし、久々に丸腰で出社して緊張しているであろう復職者に対する配慮がまるでない対応だった。
遅れてやってきた役員が開口一番、投げやりな口調で「これまで何人もメンタルやる人見てきたけど、みんな再発してる」という、どうせ再発するという旨の発言をしてきた。その一言で、あ、私の復職は歓迎されていないんだなと悟った。再発しないように業務量で負荷をかけないように会社として調整するよ、などではなく、「本当に復帰できるの?」という疑惑の姿勢だった。一度メンタルやったらもう終わり、用済みとすら受け取れた。
ずっと熱も出ていないし、医師の許可も下りていると私が伝えると、「医師の話じゃなくてあなたの気持ちは!?」と上司になぜか怒鳴られた。普通です、と答えるとため息をつかれ、「頑張ろう!とやる気になってもらわなきゃ困る」といった旨のことを言われた。

病名だと伝えているにもかかわらず、どうせ鬱だろ、という姿勢

私は適応障害で休職したのだが、診断名付きの診断書を毎月会社に送っており、しかも毎週会社に「ずっと熱が出ており、それ以外の症状は特にない」という旨の体調を報告しているにもかかわらず、「ずっと熱が出るのはメンタルだから」「気持ちの落ち込みは?」と聞かれた。ストレスが原因だから、ではなくメンタルだから、という言葉選びにまずデリカシーのなさを感じたし、メンタル不調だと決めつけてかかる姿勢に不快感を感じた。私が、気持ちの落ち込みは特にないと伝えると懐疑的な反応だった。

フルタイム復帰が原則で、時短勤務させるのにお通夜のような空気感での話し合いが行われる

普通、復職の際は一定期間慣らし勤務や時短勤務を行い、そこから徐々にフルタイムに戻していくという流れになるが、私の場合はそもそも復職診断が出たことを会社に伝えた時点で「フルタイム復帰してほしい」と言われた。「希望があれば時短勤務も検討する」と言われたので、医師には復職診断書に時短勤務での復帰を要請する旨記載頂いたが、
復職面談の場では私の時短勤務を許可するかどうかの話し合いが、役員と上司の間でお通夜のような空気感で行われた。
普通はやって当たり前の、常識的な時短勤務の対応を、復職者の目の前で、認めるかどうかを話し合うのである。
「基本的に時短勤務は産休取得後の人だから」となぜか私が怒られた。

的外れな回答、配慮のない対応

これは元から認知症気味の上司の性質なのだが、上司に「あなたが休職中に新たに人を二人採用した」と言われたので私が「何歳の人ですか」と聞いたら、「私からしたらみんな一緒の若手」と雑な返答をされた。
上司には、謎の「またゼロからのスタートを頑張りましょう」という励ましをされたが、それを聞いた私は休職したらこれまでやってきたこともゼロカウントされちゃうんだ、と悲しくなった。配慮のない発言だったと思う。

また、私が休職中、なんとパワハラしてきた上司の隣の席に私の席を移動したとの報告を受けた。勝手に私の私物を触って移動したこと、そして移動先の席の配慮のなさに衝撃を受けて言葉も出なかった。

さらに、役員は私の診断書を開封すると、「医者の字が汚すぎて読めない」と怒鳴り、診断書を机に投げ飛ばした。

パワハラ上司を擁護する姿勢

私はとある社員のパワハラがきっかけで休職したのだが、役員と上司はその事実を知ったうえで、「(パワハラ上司)は会社の大事な戦力だから」「処分などはない」と明言した。会社としてはパワハラを認めず、あくまで耐えられなかったお前が悪い、という姿勢だった。重ねて、「ストレスはどこにでもある」「この業界はストレス過多」「自分で対処できるようになるといいよね」などと、パワハラが原因であるにもかかわらず、ストレス対処の一般論の的外れな説教をされた。これは本当にショックだった。



復職面談中、まったく私の復帰を歓迎する雰囲気のない中で責めるようなことを言われ続けて、私はずっと目に涙を浮かべて涙を堪えていた。
圧迫面接、お通夜のような空気感だった。
まさか復職面談がこんな風だとは思わなかったし、Twitterで見かける復職面談経験者の方も「和やかな雰囲気だった」というような反応が多かったように思う。

このような結果は大変残念だけれど、復帰してからまたパワハラされて再発するよりは、復帰する前にあらかじめ職場環境が悪いということを知れてリスク回避できて良かったと思う。
配慮のない会社だということが明確になった出来事だった。
これからも自分を大事にして、無理せず生きていきたいと思う。


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