[3]ミロ美術館へ DAY2-PART2
早朝ピンク色の空気に包まれていた街の景観は、昇りきった太陽の光で形がはっきりとして見えた。道路にも人や車の行き交いが増えて、街にも一日がはじまっていた。
グエル公園を後にして、次に向かう場所はGoogleマップをみて気になったところ。歩いて20分程だ。
途中でパン屋さんを発見。道に面して小さな店内のショーケースの中には、色々な種類のパンが売られているのが見えた。朝食用にクロワッサンにチョコがかかった目新しいパン(100円くらい)を選んだ。生地は香ばしくてサクサク、チョコも甘すぎなくてとてもおいしい。
目的地のカサ・ビセンスに到着した。こちらもガウディが手がけた邸宅。他にない目を引くデザインの建築で、見ていて飽きない。中も見学が可能だったが、残念ながらこの時はまだ開館していなくて中には入れなかった。次回のバルセロナ訪問の際はぜひ再訪したいスポットの一つだ。
しばらく外観を眺めた後、次の目的地に向けて出発。今日のメインの一つ、ミロ美術館を目指して歩く。ここから南へ6km程あるから、道中は十分街の探索ができそう。
どんな人が歩いているか、どのように街は栄えているか、観察をしながら歩みを進める。素敵な建築の建物があちらこちらにあった。
ミロ美術館にほど近くなってきたところでショッピングモールArenas de Barcelonaを発見した。すぐ隣にはエスパーニャ広場があって人の集まるエリアの一つのようだ。
ショッピングモールを見てまわるのが好き(小さい頃、休日はイオンモールっ子だった)なので、中に入ってみた。外観は流石、優れたレンガ調のデザイン建築だけど、中は現代を感じるガラス張りのクリアな空間だった。
ショッピングセンターを探索し終えて外に出る。エスパーニャ広場だ。広場の中心には彫刻を伴う大きな噴水がある。またラウンドアバウト(円形交差点)になっていて、主要道路が放射状に伸びている。ここは街の交通の中心にもなっているということだね。
広場から進んだ突き当たりに建つのはカタルーニャ美術館。4本の柱がそびえ立ち、存在感がある。正面の階段を登って改めて広場の方を振り返ると、太陽に照らされて白く輝くバルセロナの街が一望できた。なんとも見晴らしがいい。対面に見える山の沿ったところにグエル公園があるはずだ。朝方はあそこまで出かけていたんだね。そしてここまで歩いてきたんだと、距離を目視すると不思議な心地。。
カタルーニャ美術館は素晴らしい佇まいで中も鑑賞したかった。しかし今日の目的はその奥にあるミロ美術館だったので、ここでの立ち寄りはパスした。公園を抜けてミロ美術館に到着。チケット(学生€7)はカウンターで購入したよ。
作品鑑賞開始。絵画や彫刻をはじめとするたくさんの作品が展示されていて見応えがある。大きな作品も多かったが、ゆとりある展示空間が保たれていた。屋上にも作品が設置されていて、場所と屋外の空気に触れている感じが良かった。
しばらく作品鑑賞をして美術館内を1周まわりきった。観に来れてよかった。
エントランスを出て、次はどこへ行こうか。マップを確認すると、この辺り一帯は庭園や公園が広がっていて、美術館などの見どころスポットが多いみたい。気になるところがたくさんあったけど、時刻は昼下がり。街中へ戻りつつ寄り道をした方が良さげかな。
「海が近い！」次に向かうは海へと決めて、東方向へと歩み出した。
.....
次回、DAY2完結-PART3に続く！
Martha
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