イトーダーキ

エッセイを毎日書く人。コピーライター。北海道札幌市の33歳男性でとある企業の取締役副社…

イトーダーキ

エッセイを毎日書く人。コピーライター。北海道札幌市の33歳男性でとある企業の取締役副社長。毎日18時までに記事を公開。交際0日で結婚した4歳上の妻との札幌生活。ラジオもやってる→https://stand.fm/channels/63663617b4418c968d0086be

マガジン

  • 私の頭の中-About My Idea

    私が書いてきた記事のうち「考えていること、考えてきたこと」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の紹介記事-About My God

    記事内で私について言及してくださっている神々の記事をまとめています。足を向けて眠れません(最終更新2024年5月21日)。

  • 私の日常-About My Days

    私が書いてきた記事のうち「私の日常」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の人気記事-About My Popularity

    私が書いてきた記事のうち「多くのスキ」を頂いたものをまとめています(最終更新 2024年4月10日)。

  • 私の推奨記事 -About My 10

    私が書いてきた記事のうち、はじめて私のページを訪れてくれた方へのオススメ記事を10本まとめています(定期的に変わります)

最近の記事

  • 固定された記事

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。 私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。 その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きながらお母さんを止めたものだ。 当時は安室奈美恵の『Can you celebra

    • もしも2分間だけ大谷翔平になれるとしたら、どの2分間を選ぶか?

      昨日の夜、心から思ったのである。 「あー2分でいいから、大谷翔平になりてぇ」 私は凡人。スーパースターから程遠い。 ほんとどうしようもない人間なのだ。夜更かしはするし朝は起きられないし、コーラは飲むしポテチは食べるし、誰も見てない車通りのない信号なら平気で無視するし、道端に落ちているタバコの吸い殻のゴミだって見てみぬフリしてスタスタ歩くんだ。 毎日大した努力もしないで、少しだけ人より得意っぽい領域だけで勝負して、現実空間でも仮想空間でも狭い池の中でいい気になって、押し

      • 朝起きられない話。

        朝早く起きたほうがいいと頭では理解している。 でも、どうしても布団から抜け出せない日々が続いている。もう33年続いている。目覚まし時計が鳴っても、スヌーズボタンを押してしまい、結局いつも通りの時間に起きることになる。あと、スヌーズボタンの「スヌーズ」の意味がよくわからない。 運動のために早起きしようと何度も決意したが、実行には至らない。 私の友人のジョギ山(仮名)は、毎朝5時に起きてジョギングをしている。彼は健康そのもので、朝から活力に満ち溢れている。 ジョギ山はすご

        • 理不尽と不条理は突然やってくる。

          フランツ・カフカの小説『変身』では、主人公のザムザがある日突然巨大な虫に変身してしまう話が描かれる。 ちなみにこの記事は『変身』のあらすじを知っているほうが理解がしやすい。だから少し『変身』がどんな話かを書きたい。 … 小説『変身』の中のザムザは、家の借金を返済しようと家族を大切にしながら一生懸命働いてきた男性として描写されている。ある日突然自分が虫に変身してしまったことにより家族はパニックとなる。 虫となった自分と周囲のいざこざ話が展開されたかと思えば、最終的には見

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        19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

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        記事

          猫になったエジソン。

          私がnoteを始めてからもうすぐ2年になる。 毎日書いてきたこの2年でさまざまな変化があったが、できるだけその変化をnoteに書いてきたつもりだし、その時々の心の機微みたいなものも書いてきたつもりである。 たとえば、勤めていた会社を辞めて友人と会社を作ったであるとか、妻との生活、妹との関係性だとか、まぁそんなこと。 もちろん「これは書けないな」と思うことも多々あった。noteにいる私以外の方も「書く・書かない」の線引きをしっかりしていることと思う。 もしも「これは書け

          猫になったエジソン。

          昆布だらけの家。

          信じてもらえないかもしれないんだけど、今朝起きたら部屋の壁一面に昆布が張りついていた。 異常なことだからもう1回書くけど、朝起きたら、昆布が私の部屋の壁に張りついていた。この世のものとは思えない量の昆布が。 壁一面ぜんぶ濃いめの緑で昆布。こんな光景は初めて見た。たとえば襟裳岬の昆布漁師に「室内でこの量の昆布見たことあります?」って聞いても「いやいや、この量の昆布なんて見たことないべ〜」と苦笑いすると思う。 「昆布......? だよな?」 ベッドから起きあがり、寝室の

          昆布だらけの家。

          ナルシストたちの車線変更。

          車を運転しているとき、みなさんも一度は経験したことがあるかと思う。車線変更の瞬間を。 ミラーでななめ後ろを確認してウインカーを出す。カッチカッチ。「さあ今だ」とハンドルをかたむけスムーズに車線を移動。左から右、右から左。 特に少し混雑した車通りの中で車線変更をすると、まるで自分がシューマッハになったかのような気分になる。シューマッハ元気になったかなぁ。 車線変更。自分がたくさんの車の群れの中にいるにも関わらず、造作もなく車線変更が成功したとき「あれ? 俺って運転うまいか

          ナルシストたちの車線変更。

          vsレッドブルガールズ。

          レッドブルは街中で無料で配られる。札幌でも配られている。誰が配っているかというとナゾの女子たちだ。 レッドブルは翼を授けてくれる。授けてくれるというかもはやあれ自体が翼な気もする。ちがうか。それを街中でキャッキャ言いながら配ってくれる女子たち。通称レッドブルガールズ。見た目がやけにいい。 嘘か誠か、北海道のレッドブル販促の統括役だったという方に会ったことがある。いわく「レッドブルガールズは全員大学生」らしい。理由はわからない。 レッドブルガールズ。ギャルである。 きの

          vsレッドブルガールズ。

          札幌に来るなら6月下旬。

          5月の札幌は雨も少なく、湿度も低く、カラッとした晴れの日が続いている。照りつける太陽の光が肌を刺激することもなく、ただじんわりとほのかに暖かい空気が身体を包んでいて、上空を見上げると雲ひとつないうすい青が広がっている。 自転車をこいでいると、ガスマスクをつけたおっさんとすれ違った。あごの下に2つの通気口みたいなものがぶら下がっているガチのガスマスクである。 そんな人は見たことがなかったので「ダースベイダー? コスプレか?」と思ったのだけど、ガスマスクおじさんの服装は黒くも

          札幌に来るなら6月下旬。

          深海のタコの柔軟性。

          気づかなかったが肩こりがどうもあるようで、よく日光の差し込む南向きのリビングで柔軟体操をやってみる。両手を後ろに組んでグイッと上に持ち上げるやつを。 ぐぐぐっと持ち上げてみると、背中周りから肩にかけて筋肉が伸びるようで気持ちがいい。 でもある程度の高さまで持ち上げてみると、少しの痛みとそれにともなう不快感があるので、ちょうどいいところでストップしてみる。 この様子を見ていた妻に「旦那、ぜんぜん腕が上がってないよ」と半ニヤケで言われた。自分としては、めいっぱい腕を上げてい

          深海のタコの柔軟性。

          ドラえもんってどんな感触なんだろう?

          ドラえもんって、頭触ったら硬いのかな。 あの人ってロボットだから今の私の頭の中にある「ロボット」の概念に照らし合わせると、ぜったいに間違いなく、硬くて冷たいと思うんだよな。 私がドラえもんに関して知っていることといえば、青いネコ型ロボットで、のび太の家に居候してて、土曜か日曜の夕方からテレビで放送されているということくらいで、ほかにも知ってることはあるけど、でも、あの人の感触がどうなのかということは知らない。 ドラえもん公式ガイドブックとかをさらって見てみれば、ドラえも

          ドラえもんってどんな感触なんだろう?

          最近買ってぶっちぎりでよかったもの。

          人並みに物を買う人間だとは思うんだけど、最近買ってよかったものは、ぶっちぎりでこれ。 ▶︎寝ぐせ直しウォーター(GATSBY) こいつはすごい。 私、どんな見た目をしているのかは、多くの方と同じように出していないんだけど、髪の毛に関して書くとすれば、毛量がちょっと多い。そしてくせ毛。くるくるのカーリーヘアーではないけれど、うねうねしている。天然パーマ。 だから朝起きると、寝癖が爆発しているわけ。毎朝毎朝。こんな感じで。 朝起きてまず何をするかというと、鏡を見てため息

          最近買ってぶっちぎりでよかったもの。

          なぜあの人ばかり評価されているのか?

          人間の価値は、その人にどれほどの「能力」があるかで決まるものではない。その人の「替え」がどれほど得難いかを基準にして決まる。 代替可能性の低さ、つまりは稀少性だ。 人の命がどうして大切か。替えがきかないからだ。筆力、記憶力、コミュ力などの「能力」で価値は決まらない。その人の「替え」がどれだけいないかで決まる。唯一無二性。 ただ、替えがきかなくなる存在となるためには、結局能力が大事だったりする。ひとまず。替えがきかない存在を目指せばいい。どうやってそうなるかはよくわかんな

          なぜあの人ばかり評価されているのか?

          注入!ボラギノールA!

          きっかけはなんだったかわからないが、痔になっている気がする。いや、間違いない。切れ痔である。 肛門を傷つけるような行為は特にしていないと記憶しているのだけど、ある日うんこをしていたら「あれ? なんだか少しだけ痛い気がするボラギ」と思った。 それから何回うんこをしても少しだけお尻の穴が痛い。悶絶するほどではない痛みなのが心憎い。奥歯にアスパラのカスが残っていることに気づいたときくらいの違和感。 … 過去、このnoteに書いたかどうかも覚えちゃいないが、いつだったか「切れ

          注入!ボラギノールA!

          5年前の自分なら赤の他人。

          人間だれしも自分の行動には一貫性を持たせたいと考えるものだ。 お酒を一生飲まないと宣言した人は意志が強ければ本当に飲まないし、noteで毎日文章を書くと決めた人はこれも意志が強ければ1000日だって書き続ける。 人間がこの一貫性を守りたがる理由を考えてみると大きく2つの要因があるようで。 ひとつは「合理性」。 人間は1日に万単位の決断をする。水を飲もう、ドアを開けよう、テレビを見よう、勉強しよう、だれかといっしょにご飯を食べよう。 一貫性があると、これはある意味習慣

          5年前の自分なら赤の他人。

          コーラはビールだと思い込む男。

          CMで「ビールはのどごし」と聞くたびに、私の頭に浮かぶのはシュワシュワと泡立つグラスの中で涼しげに弾ける炭酸の音。 しかし、お酒が飲めない私は、そのビールののどごしを味わうことが2度とできない。遠い昔に別れた恋人のよう。ちがうか。 と言ってもあののどごしを諦めたわけでもない。 私には、ビールの代わりに「のどごし」を楽しむ信頼の友がいる。それは皆さんおなじみのコーラ。 ビバ、コカコーラ。 ビール好きの友人たちがジョッキを手に、のどを鳴らしている横で、私はひとりでコーラ

          コーラはビールだと思い込む男。