ドラえもんってどんな感触なんだろう?
ドラえもんって、頭触ったら硬いのかな。
あの人ってロボットだから今の私の頭の中にある「ロボット」の概念に照らし合わせると、ぜったいに間違いなく、硬くて冷たいと思うんだよな。
私がドラえもんに関して知っていることといえば、青いネコ型ロボットで、のび太の家に居候してて、土曜か日曜の夕方からテレビで放送されているということくらいで、ほかにも知ってることはあるけど、でも、あの人の感触がどうなのかということは知らない。
ドラえもん公式ガイドブックとかをさらって見てみれば、ドラえもんがどんな感触なのかは書いてあるかもしれないんだけど。
もしも自分がのび太だったとして、ドラえもんがどれだけ人間らしくふるまっても、どれだけ役にたつ道具をだしてくれても「ドラえもん、きみはぼくのベストフレンドだよー」と言って肩を組んだ瞬間に硬かったら「うわ、こいつ、ロボットやんけ」って興醒めだし、頭の妙な光沢感とツルツル感、人差し指をグーみたいにしてヤツの頭を第2関節で「コンコン」って叩いたらコンコンじゃなくて、金属が反響して遠い残響のような「カンカン」って音が鳴ったら、100年の友情も友情じゃなくて、道具に対する単なる愛着だったんだ〜って気づいちゃうと思う。
「なんできみはカンカンって鳴らすんだ〜!(ドタドタ)」
ドラえもんが硬い金属みたいなやつでできていると仮定すれば、先ほども書いたけど、きっとドラえもんの温度は冷たいから、やっぱりロボット感がある。
でも待てよ。
ドラえもんってなにで動いてるんだっけ? あいつの動力はたしか原子力だったような気がする。身体の中に原子炉を持ってるんじゃなかったか。ならば、めちゃくちゃ熱い。でも熱いものは冷やさなきゃダメだからきちんと冷却装置がついている、とすると、やっぱりドラえもんは冷たい。
冷たくて硬いって、それもうただのロボット。
【関連】エレキマンについても読んであげて
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?