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好きな作家 3名
まずはジェフリー・ディーヴァーから。
ボーン・コレクターという映画は聞いたことはあるかもしれない。この主人公、リンカーン・ライムのシリーズは今でも続いてる傑作。どの作品も面白いけどやはりボーン・コレクターから順番に読んだほうが良いと思う。
主人公は事故で全身が動かなくなった元凄腕の科学捜査官。動くのは脳と人差し指のみという状況で、何度も自殺を考えたが難事件が起こると大勢に頼られ、自身も好奇心から事件に乗り出してしまうという話。僕自身、うつ病という障害者なので、彼の不屈の精神に何度も元気をもらった。とはいえかなり偏屈な性格なのであまり友達にはなりたくない(笑)だが傑作。
次はC.J.ボックスかな。
こちらは狩猟区管理官という日本では馴染のない職業の主人公。アメリカの大自然の中で大勢のハンターたちを見守り、法に反した狩りをしていないか見張る仕事。
苦手なのは銃で喧嘩もそんなに強くない。およそハードボイルドには合わないような主人公なのだが、優れた観察力、洞察力と何よりも強い信念と正義感で、なぜか次々起こる殺人事件を解決していく。殺人事件はもちろん警察の仕事で狩猟区管理官は関係ないのだが、毎回そうなってしまうのが面白い。
沈黙の森 (講談社文庫)というのが最初なのだけれど、すでに絶版になってますね。古本屋でどうぞ。
最後はやはり、レイモンド・チャンドラー
ロング・グッドバイは傑作です。ある日、探偵のマーロウは酔っ払った男に出会う。こいつがなんとも頼りない。なぜか気になり助けてしまうのだが、そこから殺人事件に巻き込まれる。
ストーリーはとにかく、ハードボイルドなのに物悲しい。そして「ギムレットには早すぎるね」という名言も出てくる。人生で一度は読んでほしい作品だ。
レイモンド・チャンドラーは別の作品でも名言があり
「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている価値がない」なんてのもある。
#海外文学のススメ
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