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拝啓ジョンレノン。「Love&Peace」は私たちのすぐそばに

「Love&Peace」

数多のミュージシャンたちが口にした魔法の言葉。
私の大好きな言葉。

年を重ねるたびに、「Love」の定義も「Peace」の定義も広く受け取れるようになっていく。
国境を越えて、人種を超えて、宗教を超えて、性別を超えて、肉体を超えて、魂で混ざり合う世界を夢想する。

開戦前夜、いつものように愛を確かめ合ったあの空間が、忽然と吹き飛ぶ恐怖。
たったの一瞬で日常が奪われていく喪失感。
怖かっただろうなぁ
苦しかっただろうなぁ
今でも続く彼らの不安を、平和な日常の中にいる私では1厘たりとも感じるはできないが、その1厘を想像するだけでも胸が痛い。

「今起きている大きな争いごと」のみならず、火種はいつも日常的にくすぶっている。
ネットのコメント欄しかり、満員電車に押しこめられた鬱憤しかり。

国同士の他人事に見える戦争も結局、レバーを握るのは人間だ。
「機械だ」「AIだ」などとはやし立てても、決断を下すのは私たち。
だからこそ、私たちはいつだって引き金から指を離せるのだ。

遠い国の争いを憂う前に、まずは私たちの「日常に潜む戦争」を止めるところから。

音楽好きの我々だがらこそ、国境を越え、半世紀近くに渡って歌い続けられた「We Are The World」や「Imagine」の意思を絶やすことなく。

I hope someday you'll join us and the world will live as one
(
いつかあなたもみんな仲間になってそして世界はきっとひとつになるんだ )

「Imagine」/John Lennon & Yoko Ono

この言霊に乗って、みんなの心が1つになればいい。
愛で満たされればいい。

「Love&Peace」は私たちのすぐそばに。


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