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美容をおろそかにしていたら、付けが回ってきた、という話

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、私の失敗を、あなたへの注意喚起にして頂こうと思って書きますね。

内容はタイトル通りで、
毎日忙しくて、お風呂の中で、うっかり寝てしまうような生活をしていたため、
お肌のお手入れもいい加減にしていたら、
ある日、とうとう、目の周りがシワだらけになっていて、
びっくりした、というお話です。

付けが回る

まず、「付けが回る」という言葉ですが、
今の人も使うのかしら。
「付け」と言うのは、要するに借金のことですね。
「付けで買う」などともいいますが、懇意の商店や飲食店などで、
その場では支払いをせずに、後日まとめて総額を払うシステムのことです。
昔のTVドラマなどでは、飲み屋で顧客が帰り際に、
『付けにしといて』と女将さんに言って出て行くシーンなどが、よくありました。

その場では支払いをしなくて済みますが、後日まとめて請求書が回ってきて、「ギョッ」となる、というわけです。

今回、私も、忙しさにかまけて、
いけないとは知りつつ、
お風呂から上がって、顔に何も塗らずにしばらく過ごしたり、
ついつい日焼け止めを塗り忘れて、ゴミを出しに行ったり、洗濯物を干したり、
お肌をいたわらずに来たため、シワが大量発生してしまいました。

お肌を守るのは、やはり、地道なお手入れですね。
あなたは、決して私の真似をしないでくださいね。
忙しいからと、放っておくと、
「付けが回って」くるのです。

普段のお手入れ


私の普段のお手入れは、ごく簡単なもので、
洗顔のあと、
製薬会社製のオールインワンを、顔全体に塗ります。
その後、目の回りにアイクリームを塗り、
まつげにまつ毛美容液を塗って、おしまいです。
夜は、オールインワンを塗ったついでに、手にクリームを足して、老廃物を流すマッサージをします。
耳の後ろから、首筋にそって、鎖骨に至るまでをマッサージすると、老廃物が流れて出て行くのだそうです。

「オールインワン」とは、一つで、化粧水、乳液、美容液、パック、クリームの役割を果たす、高機能時短基礎化粧品のことです。

たったこれだけでは、手の抜き様がないだろうと思われるかもしれませんが、
私は、この数日間、オールインワンを塗って、まつ毛美容液を塗るだけで、寝ていたのです。

つまり、アイクリームを省いていたのですよ。
なぜそのような暴挙に出ていたのかと言うと、アイクリームがなくなったからです。
そして、新しいものを買いに行っているひまがなかったのです。

それまで私が使っていたのは、私の誕生日のプレゼントに、夫にリクエストして買ってもらったアイクリームでした。
エイジングケア用の、ちょっとお高いものだったのですね。

クリームが残り少なくなって、私は迷い始めました。
またこの高いアイクリームにするか、どこかで別の評判のいいものを探すか。

迷っているうちに、忘れてしまうんですね。

そのうち、来月から、いつものメーカーの化粧品がセールに入るから、それまで待とう、という結論に至りました。
それが大きな間違いでした。

アイクリームを塗らずに過ごしているうちに、何かが変わっていったのです。
それまで、高いクリームを塗ったからと言って、シワがなくなるわけでもないし、目立たなくなるわけでもないし、なぜ塗らなければならないのかしら、などと罰当たりなことを考えていましたが、

わかりました。

現状維持というものは、むしろ進化形なのだと。

放っておけば、止めどなく下がっていくものを、あの高級アイクリームは、渾身の力で、支えてくれていたのです。
何とか今のままでいられるようにと、
これ以上、シワが増えないようにと、
頑張っていてくれたんですね。

現状を保つということは、それより進化しない、のではなく、
常に進化しているからこそ、現状より落ちることなく、維持できていたのです。

ある日、会社のメイクルームで、鏡に映る自分の顔を見た私は、(心の中で)「ギャッ」と叫びました。
この目の周り一帯にある、シワのかたまりは何なの?
たたりかしら、たたりに違いないわ!

はい、たたりという名の、老化現象でした。


それからのお手入れ


翌日は、偶然にもお休みの日でしたので、
私は駅前のドラッグストアに急ぎました。
そこの二階には、対面販売をしている化粧品コーナーがあるのを知っていたのです。
そこの、昔からある、老舗の化粧品メーカーの販売員さんに向かい、
私は単刀直入に言いました。

「エイジングケア用のアイクリームをください」

販売員さんは、ちょっと気圧けおされたかのように、目を見開きましたが、すぐに、中年女性に人気のある女優がコマーシャルをしているブランドのコーナーに、私を連れて行きました。
私は、そこを見てから、もう一度、販売員さんにお願いしました。

「目の周りのシワに効く、アイクリームが欲しいんです」

今度は、販売員さんは深くうなずき、自分のブースに戻ると、背後にある棚から、おごそかにアイクリームを取り出しました。

「こちらがよく効きます。
お値段は○円ですが、ただ今、35%オフになっておりますので」
「頂くわ!」

「夜だけ塗ってください。
そして、決して書いてある分量以上は使わないように」

その晩、私は、それまで、さぼりにさぼってきた、シートマスクでパックをしました。
15分後、オールインワンを塗り、まつげ美容液を塗った後で、
いよいよ、アイクリームをパール一粒分だけ手のひらに出し、
目の周りに、そっと載せました。

「今まで、さぼっててごめんね」

ついでに法令線にも塗り、顎と首筋のマッサージをして、
寝る前の儀式は終了しました。

お肌のお手入れは、さぼらずにやりましょう。
地道に継続した者が、最後に笑うのです。
これは、人生のあらゆる場面に適用できる真実だと思います。

*タイトル画像は、「ちょこ@40代ぐうたら主婦のイラスト日記」さんからお借りしました。
ありがとうございました。

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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