Photo by kyatapy 二月尽 30 KIGO 2021年2月28日 20:49 誰かに見つけて欲しいと願いながら、同時に、人に理解されないことを求めている。そして深海の底でひっそりと、創造力という酸素が尽きる瞬間に少し怯えている。辺りは静かで、僅かな感情の揺らぎが心地よい。好きな色の泡(あぶく)だけを喰らって生きる。いつも些か手札が足りない、仲間外れの如月(きさらぎ)のように。その二月も今日で終わりを迎えた。いかなる場所でも、春は等しく輝いている。二月尽(にがつじん) ダウンロード copy #毎日note #詩 #短編小説 #ショートショート #掌編小説 #超短編小説 #季語 #歳時記 30 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート