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重力

この広大な宇宙のどこでも成り立つ法則とはシンプルなものであるというイメージがある。

ならば、真理もまたサンプルな可能性が高い。

消えないようにする力が働いているというのはどうか?

夜、天候が良ければ星が見える。
その星は点のようにみえるが近くで見ればきっと球体に近い形をしていることだろう。

なぜ球体なのか。地球と同じく重力が働いているのだろう。
よく考えたら、どの星にも重力が働いている。
なぜ、重力が働いているのだろうか。では、重力がなくて困ることはなんだろう。
重力がないと星は散り散りになってしまう。まあ、そうだよね。地球だって重力がないと同じことになる。つまり、存在する上で必要なのだ。重力が。

重力が真理だ。

突飛な発想だが、ふとそう思った。

考えてみれば私にも重力は働いている。それから身の回りの様々なものにも重力は働いている。
もしかしてこの世のすべてのものには重力が働いているんじゃないか?

でも、まてよ。
無重力という言葉を聞いたことがある。
そうか、宇宙飛行士には重力が働いてないじゃないか。

ここで、面白い見方を思い付いた。
星と宇宙飛行士は大きさは全然違うけど、広大な宇宙に存在するという共通点がある。
ならば、星が重力でその形を保つように宇宙飛行士もその形を保つための力が必要なんじゃないか?

重力の宇宙飛行士バージョン。

でも、重力の宇宙飛行士バージョンが働いてないと、宇宙飛行士は散り散りになってしまうはずだ。
だから、何かしらの力が働いていると考えた。

では、その宇宙飛行士を地球に帰還させたとして。宇宙飛行士に働いている重力の宇宙飛行士バージョンはまだ、継続して働いているはずだ。
だって、もしなかったら地球の重力に引っ張られて散り散りになるから。
まてよ、宇宙飛行士も人であることにかわりないから、人なら誰でも重力の宇宙飛行士バージョンが働いているんじゃないか。

そしてさらに、人でなくても蛙にもはたらいているんじゃないか?
重力の宇宙飛行士バージョンが働いてないと散り散りになるのは蛙でもいえることじゃないか。
さらにカッターでも同じことがいえるじゃないか。

ということは、重力が全てにそれぞれかかっているということだ。

コップにライオン、惑星それから人間。重力のコップバージョンに重力のライオンバージョン、重力それから、重力の人間バージョン。

それら重力には、散り散りにさせないという共通点がある。
つまり、散り散りにならないとは、
消えないということと同じ。
ならば、重力は消えないようにする力じゃないか。

この世のすべてのものには重力の○○バージョンが働いていて、
消えないようにする力が働いていると言い換えることができる。

つまり、この世のすべてのものには
消えないようにする力がはたらいているので、その形をとどめていられるんだ。夜空に見えているあの星のように。

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