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リモートワークと生産性とコミットメント
よく話に持ち上がるこの話題‥弊社の例でも考えてみたいと思います。
リモートワークとは
こちらは想像しやすいかと思いますが、あえて定義すると、下記の通りになるかと。
オフィスへの出社をせず、オンラインで各種業務のコミュニケーションをしつつ、業務を遂行する勤務形態。
弊社の場合、エンジニアの勤務については、下記の通りとなっています。
リモートワークのメリット
ズバリ‥
出社に限らない移動コストの削減
ではないでしょうか。
特に日本の場合、出勤時のラッシュ‥こういったコストをわざわざ消費しつつ、出社というのは、とてつもなく、ナンセンスかと。
一理あるな、と思うところです。
エンジニアに至っては、PCさえあれば、確かに業務が遂行できてしまう面もあるので、この意味でも、無駄なコストが削減できるのは自明。
リモートワークのデメリット
こちらも昨今よく言われている話ではありますが、下記のような点が考えられます
業務の実態が掴みにくくなる
コミュニケーションが疎になりやすい
1点目に関しては、勤怠管理ソフトの導入をすることで、ブラックボックス化することは、ある程度防げるかと思います。おそらく、そういった仕組みを導入している企業も多いかと思います。
弊社でも、こういった対応をしています。
そして、顕著なのが1点目。
特にエンジニアについては、仕事の特性上から、コミュニケーション課題が浮き彫りなりやすいです。
生産性とは
ヨーロッパ生産性本部(EPA)によると、生産性とは「生産要素の有効利用の度合い」と定義されています。
物を作るという行為には、材料や設備、携わるスタッフなどの投資・投入が必要です。それによって生み出された産出物が、投入したコストに比べてどのくらい増えているかを示す割合が生産性です。
これをエンジニアで言い換えてみると、
時間、ヒト、設備等のコストに対する成果の割合。
と言えます。
もう少し噛み砕くと‥(例えば)
エンジニア一人当たりの1日の業務時間内で生み出せる成果物。
生産性が上がるとは?
上記の生産性になぞらえると、
1日の業務時間で、あるタスクボリュームの開発を、
あるエンジニアは60%終わらせ、
また、あるエンジニアは100%終わらせた場合、
生産性が高いのは後者、と言えます。
もし、仮に、前者のエンジニアが自身の業務を振り返り、1日で100%完了できるようになったとすると、生産性が上がったと言えます。
言い換えると、
ある時点を堺に、より少ないコストで、より多くの成果(パフォーマンス)を発揮できる、
つまり、
生産性が上がる、と定義できます。
リモートワークだと生産性が上がるとは
よくリモートワークだと生産性が上がると言われがちですが、実際のところ、それを証明できている方は、どれだけいるでしょうか。
もちろん、リモートワークをベースとした業務により、移動コストはなくなり、その分、エンジニアであれば開発時間の確保が可能になります。
この意味で、1日あたりの開発の成果は、そうでない場合に比べ、理論的には大きくなりえます。
計画に対する開発の速さという意味では、時間の使い方として、より効率的なのも、納得できます。
リモートワーク=生産性が上がるという迷信
ここまでの話が、下記のような場合どうでしょうか?
あるエンジニア例)
出社時でも、ほぼ、メンバーとの会話もなく、もくもくと開発をしているエンジニア
リモートワークゆえに、生産性が上がると言えるでしょうか?
この場合、リモートワークのほうが出社のコストがない分だけ、確かに開発時間確保できる分、成果は大きくなりやすいとは考えられます。
が、冷静に考えると、開発可能時間が増えただけで、生産性が上がったとは言えるでしょうか。
上記ような例では、残念ながら、生産性が上がったとは言えません。
また、自明のことですが、対面でなくなる分、対面コミュニケーションだからできていたことができなくなります。
例えば、同じ職場にいれば、ふとしたタイミングで相談したり、メンバーの様子の変化に気づきやすくなる、という点でしょうか。
この点については、リモートワークでも、密なコミュニケーションをする。例えば、チームで雑談などの1on1をする、雑談LTをやる、など、やり方で、改善できる部分もあるかと思われます。
リモートワークの効用
さて、ここまで、リモートワークゆえのネガティブな点を指摘してきましたが、一方で、リモートワーク自体の効用もよく議論されるところではあります。
特に出勤のコスト、時間的なコストだけでなく、通勤のストレスがなくなることは、とても大きいかと思います。
この点は、私自身もとても共感しているところです。
若干文脈は違いますが、ワーケーションも、ある種、同様のメリットとして語られる点ではないかと思います。
リモートワークだからこそのストレス軽減が一つの利点。
言い換えるならば、EX(Employee Experience)の改善、向上が図れる点がリモートワークという手段の効用とも考えられます。
バヅクリエンジニアにとってのリモートワークとは?
当社でリモートワークを取り入れた経緯は、コロナの流行ではありましたが、
リモートワークという手段に期待することは、下記の通り。
効率的な時間の使い方
ストレス軽減
上記により、EX向上、開発パフォーマンスが上がることです。この意味で、私の自身リモートワークの有効性には非常に納得しています。
EXの向上すなわち、開発パフォーマンスの向上、つまり、生産性の向上となるのか?
この点については、各メンバー自身の裁量次第な部分もあるため、マネジメント職である私自身もさらなる仕組みを用意するなど、引き続き取り組むべき課題としてとらえています😅
リモートワークは手段でしかない
そして、もっとも大事な点は、エンジニアバリューに沿ったコミットメント。
リモートワークはあくまで、勤務形態の一つに過ぎません。
当社では、エンジニアの勤務としては、月木(曜日)以外は基本リモートワークとしています。
まだまだ、会社としては、20人にも満たない規模の当社では、職種問わずのコラボレーションをとても重要視しています。
IPOを視野に入れている今だからこそ、メンバー間の、ミスコミュニケーションも防ぎたいので、出社とリモートワークのハイブリッドな勤務形態を採用しています。
リモートワークでも、そうでなくとも、コミュニケーション密度を濃く、各メンバー、各チームのシナジーが起きやすい状態としていくこと。
これを念頭に当社では、リモートワークを取り入れています。
また、リモートワークに限らず、サウナ利用など独特な福利厚生制度を用意したり、働く環境の改善は今後も取り組んでいきますので、追ってお話できたらと思います😊
当社エンジニアの働く環境、開発環境など、もっと詳しく知りたい方、ぜひぜひ、お気軽にご連絡いただけましたらと思います🤓📝
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