【癌日記101日目】抗がん剤第3クール❶ほっ!腫瘍マーカー陰性へ(陰転)/ママががんになったとき/卵巣癌・子宮体癌/10月8日
抗がん剤治療も第3クールに入った。抗がん剤治療の日は、朝イチで血液検査を受ける。血液検査が約1時間半後に出て、血液検査結果を見ながら主治医の診断を受けて抗がん剤治療ができるか決まる。OKであれば抗がん剤治療をするケモ室へ向かい私の行っているTC療法の場合は場合約5時間の点滴での抗がん剤治療をする。
抗がん剤治療の1日はタイムスケジュールがびっしり! 忙しい
第3クール目もケモ室に入って点滴が始まるまで母が付き添ってくれた。
ちなみに今更だけど「ケモ室」って何だろう? って調べてみたら。 Chemotherapy(ケモセラピー)に由来します。 「ケモ室(化学療法室)」「外来ケモ(外来通院での化学療法)」など。なるほどね!
確かに先生やスタッフの皆さんはには「診断終わり! ケモ室へ行こう!」と言う風に使うけれど行った場所には、「ケモ室」とは書いていなくて「化学療法室」って書いてあるなーと。
今日の血液検査は8時30分すぎの受け付けで70人待ち! と、人があふれていた。
待っている間にケモ室のスタッフの方が来て、問診をして時間調整をしてくれた。抗がん剤の時間が5時間と長くて、スタッフの方も先生も、1日の間に血液検査、問診、ケモ室スタッフの確認、抗がん剤、会計までを17時までにおえなきゃいけないから、全部が違うチームなのに連携して調整してくださって、何とか日帰りの抗がん剤治療ができている。
血液検査で1時間半ぐらい待って、主治医の先生の診断を受けるまで1時間ぐらい待ったかもしれない。
腫瘍マーカーCA125が71.5→12.7 陰性へ!
ようやく呼ばれて診察室に入ると、先生が元気に「血液検査の結果大丈夫でした! 今日も抗がん剤治療やっちゃいましょう!」というのでこちらも元気になる。
先生は続けて
先生「そして今日はいいニュース! 素晴らしいよ『腫瘍マーカーが陰転』しています!」とのこと。
わたし&母「腫瘍マーカー?」「陰転?」
わたし「よく闘病ブログには腫瘍マーカーのことを書いている方がいらっしゃるので知っていましたが、正確ではない場合もあるからここではやらないのかな? と思ってました」
先生「やってるよー」
先生「最初に来たときはこの系統のがんの腫瘍マーカーとして使われるCA125の値は71.5U/mlだったの。それがなんと今はCA125の値は12.7U/mlになりました。確かに腫瘍マーカーは確かに癌じゃなくても子宮筋腫などでもあがることもあります。CT検査が大事です。だからここに来て一番最初に急ぎでCT検査をやったでしょう。
手術と抗がん剤治療で腫瘍マーカーが陰転しているから、あなたの場合は今後、腫瘍マーカーが反応しやすいケースとして100%の確率ではないけれど効果判定の指標としていく数値として再発などの状況把握の判断基準の1つにされることが多いともいます。もちろんCTとらないとわからないけどね。でもとにかくよかったね」
わたし&母「通常はどのぐらいの数値なんですか?」
先生「同じタイプの癌の方の場合は3桁や4桁のこともあるので、12.7U/mlまで下がったのは本当によかった。私たちが判断する場合まずCA125の値は35を基準にすることが多いです」
母「これが下がらなかったら、前におっしゃっていたように治療方針が変わる可能性もでてくるということですか?」
先生「そうね。まあCTとらないと正式には言えないけどね」
母「夫はPSAというのの値をモニタリングしているのですが、がんの種類によって腫瘍マーカーというのはちがうのですか?」
先生「そうそう違います。女性ではPSAはモニタリングしませんね」
私「とにかくいいニュースでほっとしましたー」
先生「じゃあ『ケモ室』へ行きましょう! 急がないと今日中に抗がん剤治療がおらないからね」
(主治医の先生への問い)癌の遺伝子検査について知りたい
私「先生、どうしても今聞きたい質問がいくつかあって、いいですか?」
先生「どうぞ!」
私「遺伝子検査の件なんですけど、、、」
先生「そうだそうだ、それは長くなるから、今はケモ室へ行く時間がぎりぎになっちゃってるから、次の診察のときでいい?」
(主治医の先生への問い)抗がん剤治療中のインフルエンザワクチン
私「あと、じゃあいくつか今じゃなきゃいけないものだけ、さくっと教えてください。インフルエンザの予防接種はしていいのか? するとするとどのタイミングなのか知りたいです」
先生「インフルエンザの予防接種はできればしてください。それはもうワクチンが優先です。インフルエンザの予防接種がこの日しかとれないというのがあれば、抗がん剤のスケジュール調整もします。
タイミングは、ナディア(nadir)のときは避けてほしい。ナディアは、抗がん剤の化学療法の期間中に血球数が最も少なくなる状態のとき。ドイツ語で「底」を意味します。免疫が落ちているから、そこでやっても抗体がつかない。あとは、抗がん剤の直前も避けてほしい」
(主治医の先生への問い)抗がん剤と並行しての健康診断
私「会社から健康診断の案内が来ていて、それは受けていいものですか?」
先生「婦人科は受けない、あとは受けてください」
(主治医の先生への問い)抗がん剤治療中の子供の文化祭と体育祭参加
私「次の診察の前に子供の文化祭に行くのですが、注意しておくことをもう一度確認したいです」
先生「文化祭と体育祭は骨髄抑制のタイミングを避けて抗がん剤のタイミングを設定しているから、マスクしていくことかな」
「じゃあ、ケモ室行こう!」
実際は質問は以下の記事のように12個用意しておいたのだけれど、必要最低限のことしか聞く時間がなかった。抗がん剤治療の日や先生が手術の合間は本当に忙しいし、問診の間に何回も電話が入っている。
私も賢くタイミングを見ながら質問したり相談したりしなきゃなと自然と思った。
そう思いながら、こんな風に対応して行こうと思う気力がもどってきたのかもしれないな。とも思った。
このマガジンは私が49歳で卵巣癌と子宮体癌に罹患した日々の自分と家族の記録です。娘(高1)娘(中2)夫&猫の4人と1匹ぐらし。ワーママ。何とか1日でも健康に命をつなぎたいと毎日試行錯誤しています💦
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