強いメンタルとレジリエンスを持つために

「強いメンタルとレジリエンス（折れない心）を持つために」

メンタルの強さをどうやって手に入れるか？
子供達にどう教えるべき？泣かないようにとか常に自分を追い込むようようにと伝える？いえいえ、実は親が何かを “してあげる” ことではなく、“あえてしない” ことが重要！親ができる最良のことはあまり立ち入らないこと。子供達に自分の精神力を発揮するチャンスと、上手くいかなかった時の対処の仕方を学ぶチャンスを持たせることです。そして子供達が自分なりに考え、感じ、パフォーマンスをするためには強い精神力が必要で、色々な感情を抱いた上での気持ちのコントロールと親の見守りを知らせ、感情を抑え込むことではないと言うことです。
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メンタルが弱い人は、
・プレッシャーに弱い
・傷つき落ち込みやすい
・自信がなくて流されやすい
・何かに挑戦する前から諦める
・交友関係が広がらない
・自分はダメな人間だと思う
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その反対に、メンタルやプレッシャーに強い人は、
・落ち込まない
・すぐに立ち直り挑戦する
・多少の困難でも諦めない
・最後までやり抜こうとする
・コミュニケーション力によって良い交友関係が築ける
・自分ならできると自信にあふれている
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メンタルの弱さの根底には、低い自己肯定感があります。自己肯定感は新しいことや困難なことに挑戦する力を与え、落ち込んだ気持ちを立て直す力になります。
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ただ1つ気をつけなければならないのは、メンタルが弱い・強いというのは、生まれつきの気質も関係しているということ。特に「HSC（Highly Sensitive Child）」＝「人一倍敏感な子」と呼ばれるお子さんは5人に1人はいて、他の子供達に比べて繊細で傷つきやすいです。
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1. 子どもの感情を抑えようとしてませんか？
   子供が怖がっていたりすると、親は良かれと「大丈夫だよ」と安心させようとしますよね。でもそれは感情が間違っているというニュアンスを与えることになります。代わりに言うべきメッセージとして｢今、怖いと感じているのね。でもあなたが自分の恐怖心に立ち向かう強さを持っていることもお母さんは知ってるよ｣です。感情を抑え込まないことが大切！

2. 子どもの誤った振る舞いにのせられていませんか？
   めそめそしたりしてると、ついつい大人も気持ちが折れ…時間がない時はなおさら子供の望みを叶えてしまいます。でも彼らのその誤った振る舞いが、自分のニーズを満たす効果的な方法だと教えていることになります。メンタルの強い子にしたいならNGです！

3. 甘やかし過ぎていませんか？
   欲しい物を何でも手に入れていると、子供達は自制心を学ぶチャンスを逃すことになり、また大人になった時の幸福度の低下にも繋ります。与える物には限度を設け、がっかりする経験も知らないとですね。そして自分が求める物のために努力することも教えたいです。

4. 子供達に完璧を求めていませんか？
   期待をすることは良いことですが、高過ぎるハードルは裏目に出ます。スポーツや勉強で期待をかけ過ぎると、自分が成功できると思えず、挑戦することを止めてしまうこともあります。ミスや失敗、挫折を通して、重要なことを学んで欲しいですね。

5. 子供に親と同じ意思決定の場を与えていますか？
   子供達の意見を親が大事にしていると示すことが大切です。そして親はみんなの意見を聞くリーダーであること、最終的には上手く取りまとめ親が決定しますが…。

6. 自然の成り行きを邪魔してませんか？
   過保護であることはメンタルを強くするにはマイナスでしかありません。失敗しないようにと先回りして世話を焼きたいのはわかりますが、自然の成り行きに任せるべきなんです。例え間違った結果になっても、自分で気づき、考え、乗り越えるために努力できると信じること、失敗によって学ぶチャンスを奪わないように〜です。

7. 子供のネガティブな独り言に反論してませんか？
   あなたは大丈夫よ〜と言うことは、心を育てる助けにはなりません。自分の力で自己不信にどう対応するかを学ぶことが重要です。バランスの取れた見通しを立てられるようにしたいですね。
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   今レジリエンス（resilience）（折れない心）という言葉が注目されています。
   「回復力」「復元力」「耐久力」「再起力」「弾力」などと訳される言葉で、「困難をしなやかに乗り越え回復する力」という意味です。

この力があると、
● 考え方が多様
● 気持ちの切り替えが上手い
● 自分にも人にも優しい
● 周りの人と協力できる
● チャレンジを続ける
● 自分の良い面を認識している
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反対にこの力がないと逆境に弱いので、通常のパフォーマンスを発揮し回復するまでに時間がかかってしまいます。
● 気持ちの切り替えが苦手
● 考え方の柔軟性が乏しい
● 自分にも人にも厳しい
● 一人で抱え込む
● 対人緊張が強い
● チャレンジしない
● 自分のネガティブな面にばかり注目している
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強いメンタルと高いレジリエンスは、楽しい人生を送る武器となり、しなやかな精神力と困難な問題に直面してもすぐに適応できる力となります。大事なのは我が子の特性を理解したうえでの丁寧な寄り添いですね！
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