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聞く力ありますか?

「聞く力ありますか?」

実は「聞く力」は「話す力」よりも重要です!
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脳の「聞く力」は、記憶力や理解力、コミュニケーション力など様々な力と深く関わっていて、非常に重要なものです。「聞く力」を育むこと、それは親子のコミュニケーションが鍵となります。子供達が「自分の話をしっかり聞いてもらえて嬉しい」と感じることがベースにあると思って良いと思いますよ。
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人前で発信できる子になって欲しいという思いもわかりますが、上手に話しができるようになるには、人の話しを聞いて吸収したり言葉の持つ力を感じたりすることが大切です。
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小学生になると人の話を聞く機会が増え、授業、行事、友達とのコミュニケーションなど、傾聴姿勢と記憶力を問われるような場面が増えます…「聞く力」を試されるということです。
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赤ちゃんも、話すより先に聞き分ける力を身につけてから、言葉として発しようとします。知っている言葉の数が少ない時期だからこそ、「聞く力」をつけた上で「話す力」を養っていくことになるのです。
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「聞く力」は、言葉の習得には欠かせないもの!5歳位になると、「聞く力」があるかどうかで、その後の知能の発達や学習能力にも大きな差が出てくると言われています。
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2〜7歳位の時期、子供達は自分が常に中心にいると思っていて、自分とは違う考えや価値観があるということが理解できません。自他の区別がついて、相手の存在を意識するようになる頃、親は子供達の「聞く力」が伸びるように手助けしをする必要があるのです。
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自分の気持ちをわかって欲しいという気持ちが強く、相手を理解しようとすることが二の次になるのは、子供の特性として仕方がないことですが、人の話しを聞くどころか自分の話しばかりしていると、一人ぼっちになってしまいますね。
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聞く力がついているかどうかは外からはわかりません。幼い頃から人の言葉に耳を傾け理解するよう、大人が意識を持って寄り添う必要があります。
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話しをしっかりと聞くことは、単に国語力がつくというだけでなく、思考力を高め、理解力を深めることにも繋がります。当然学力を伸ばす為に最も大切にしなければならないことでもあるのです。
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・会話のキャッチボールはできていますか?大人の話しを押し付けてばかりで、子供の話しを熱心に聞かないと、聞くことの重要性が伝わりません。

・しつこく叱り続けていませんか?くどくどと叱ると、防衛手段として心の耳を閉ざし言葉を聞き流す癖がついてしまいます。

・話の内容を簡単に要約できますか?人の話しを聞くことができる人は、話しの要旨がわかるはず。会話の中で、意識的に「要するに◯◯だということだね」とか「ひとことで言うと、どういうこと?」などと要旨を言わせてみるのも良いことです。

・伝言ゲームができますか?遊びながら「聞く力」をチェックするには伝言ゲームも最高!母が子供に文を伝え、それを父に伝えてもらい、最後に母が確認するみたいな。最後まで集中して聞き、聞き取った内容を復唱し、確認しなければならない一連の作業は、正しい傾聴姿勢に繋がります。

・逆さことば遊びやしりとり遊びは重要!声には出さず、自分の頭の中に浮かべる言葉を「内言語」と呼び、声に出す言葉を「外言語」と言います。年齢が上がるにつれ、外言語から内言語へ移行していき、耳から聞いた言葉が記憶に残るようになります。その内言語化を助ける遊びとしてお薦めなのがこの遊びです。「名前を逆さまに言うと?」と子供達に聞いてみましょう。紙に書いた文字を逆さに読むのは簡単ですが、聞いただけの言葉を逆さにするのは、大人でも難しいです。これで内言語化する力(心の中でつぶやき、それを聞く力)が育ちます、しりとりも同様の効果がありますよ。

・ひらがな計算は、紙に「よんたすにはいくつ?」「はちひくさんは?」などとひらがなで書いて見せ答えてもらいます。数式は目で見るとすぐに理解できますが、ひらがなにすると内容を理解するのに時間がかかります。これらを読み、頭の中でひらがなを音にして数字に変換し計算します。この遊びは、頭の中で自分で読み上げた言葉を内言語として「聞く」ことになります。

・歌を歌いながら手を動かす「手遊び歌」は子供の聞く力を育てます。大人が歌う歌声を聞き、そのリズムに合わせて手を動かすことで強化されるようです。
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※話し手と目線を合わせる
※話の内容を視覚化する
※批判しないで聞く
※相手の話を中断しない
※質問するための間合いを測る
※質問して内容を確認する
※話し手に共感する
こんなことに気を付けて、「聞く力」を育てたいですね。
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何回言っても同じことを繰り返す子供達は「聞く力」が原因なのかもしれません。物理的に音が届いていても、それを理解したり、その情報を記憶して処理したりする機能が十分に育っていないと言うことです。
「なんで聞いてないの!」と怒ってしまうのはNG。
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言葉に込められているものを聞き取ることができれば、相手の気持ちを汲み取ることができるようになり、自分の気持ちも言葉で伝えることができるようになります。
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そして「聴く力」とは相手の言葉が含む意味を的確に察知すること、聴く力は「聞く力」の延長線上にあります。
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「今は聞く時間、手を止めて、目を見て、話しを聞いて!」と言ってあげたら、聞いてくれます。時々そんな言葉を投げかけて、聞くタイミングを意識させてあげて下さい!
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話しが一方的だったり、「でも」「だけど」などと言い返している姿を見せていると、子供達の脳も相手の意見を聞き入れにくい脳になってしまいます。
「そうだね」と相手の言ったことを引き受け、理解しようとする態度を見せるのは大人の役目!大人同士が楽しい会話のキャッチボールのお手本を示すことは大切ですね。
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「聞く力」をつける為にちょっとした大人の意識が、子供達を変えていきます。
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