発達障害とは?
最近改めて「発達障害」について勉強しているので、こちらでまとめていきたいと思います🌸
✏️個人的には「障害」という表現はあまり好きではなくて、「障がい」と表現したいのですが、こちらでは法律などで用いられている表記で記載していきたいと思います。
発達障害とは?
発達障害者支援法によると
「自閉症(ASD)、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、その他のこれに類する脳機能の障害でその症状が通常低年齢において発現するもの」
とされています。
また、「発達障害者」とは
「発達障害がある者で、発達障害および社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるもの」
とされています。
特徴
・脳機能の障害であり、身体や心に問題はありません。
また、子育ての問題でもありません。
・低年齢から症状が見られます。
早くて1歳半頃〜3歳頃から所謂「困りごと」が見られ、診断されることがあります。成長の過程で脳も成長するため、症状が改善することもあります。
・発達障害の境界が不明確
スペクトラム=連続体であり、濃淡(グラデーション)があることにつながります。その程度が濃ければ気付くのも早くなりますが、薄いと見逃される可能性もあります。
症状のために生活の中で「困りごと」がある際に、診断を受けていることで利用できるサービスや支援があるため、困りごとがあれば相談してみるといいと思います。診断を受けるのは、日々の生活の援助のためなので現時点で困っていなければあえて診断する必要はありません。
・通常教育および特別支援教育を受けている児童・生徒で、教育上の配慮を必要とする通常教育を受けている児童・生徒は6.5%(H24年)と言われ、特別支援教育に在籍している児童・生徒、調査に反映されていない児童・生徒を加味すると約10%ほどと言われています。(文部科学省の統計より)
・外見からの課題のわかりにくさ
軽度の場合は本人も大人も気づくのが遅くなりやすく、落ち着いている時期と不安定になる時期があるため、「怠けている、反抗的である」などの誤解を受けやすい傾向があります。置かれている環境や対応の仕方などの支援が重要となるため、診断を受けることで過ごしやすくなることがあります。「自分はみんなと同じようにできない」などと自信を失なったり、心理的に追い込まれてしまうケースもあるため、早め支援を受けられることは二次障害の予防にもつながります。
・いくつかの発達障害が同時に存在していることも多い
発達障害の程度の差はあっても、単独ではなく、重複していることがあります。
そのため、特定の特性や疾患のみに結びつけるは難しいと言われており、その子その子にあった支援が必要です。
どんなものがあるか?
注意欠如多動症(ADHD)
自閉症スペクトラム(ASD)
限局性学習症(SLD)
発達性協調運動症(DCD)などがあります。
分類については医療的にみるか、教育的にみるかなどの視点で多少異なります。
それぞれについては次回以降で少しずつまとめていこうと思います🌱
ご無沙汰しておりました💦
看護師の不養生ということで、最近体調を崩しており更新が滞っておりました😅
みなさまも季節の変わり目、ご自愛ください🌸
参考:文部科科学省、厚生労働省、一般社団法人こども発達支援研究会
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