今でもCDを購入する意味って何?
こんにちは。Kid.iAです。
一気に寒くなり始めた今日この頃、皆さんは体調など崩されたりしてませんでしょうか?
私はというと「パパの3週間ワンオペ※」が終わってからというものすこぶる元気です。
※詳しくはコチラのnoteから
オフの時間には、最近購入したばかりのお気に入りのCDアルバムを聴きながらリラックスしています。
さて、今回の問いは「今でもCDを購入する意味って何?」です。
つい先日、上に書いたお気に入りのCDアルバムを購入した際、久々に「オリコンランキング」(「古い!!今時見ないよ」っていうツッコミは無しでお願いします🙏)で売上結果を調べてみたのですが、ランキング上位のあまりの「販売枚数の少なさ」に驚愕してしまいました。
私の年齢は30代後半なのですが、学生時代は好きなバンドなどがリリースする度に、オリコンランキングとその売上枚数に一喜一憂していたこともあり、余計にその差を感じたんだと思います。
調べてみるとCD販売枚数はこの20年程の間に激減しているんですよね。(上図はシングルですが、アルバムはそれ以上の落ち込み)
そこでふと考えたのが今回の問いです。
私達一般の聴き手側がCDを購入する意味だけでなく、音楽の作り手の視点も絡めて書いていけたらと思っています。
そもそもなぜ売れなくなったの?
この理由は、皆さんもよくご存知だと思うのですが、「iTunes」や「Spotify」に代表されるようなスマホ・PCを活用した「音楽配信・ダウンロードサービス」の普及が大きな要因と考えられます。
・手軽に購入できること
・購入費用が安い
・容易に待ち運びができる
etc.
めちゃくちゃ便利ですよね。私もよく使っています。
では、CDとの違いを考えるにあたり、他に何か特徴がないかを考えたところ、これらのサービスは「聴いて楽しむ」ことがメインのサービスだということに気付きました。
ではCDには「聴いて楽しむこと以外」の何かがあるのか?
それを次に考えていきたいと思います。
「CD」という商品の構成要素
そもそもですが、CDという商品を考えた際、それは大きく分けて2つの要素に分解できると考えます。
音楽が好きな人は時折、「この曲は『歌詞はじまり』で作られたのか?もしくはギターリフなどから考えた『曲はじまり』で作られ後から歌詞がのせられたのか?」などを気にすると思います。(あれ?気にしませんか?笑)
要は、音楽CDという商品の基本的な構成は「音」と「文字」だと私は思っています。(※特典のDVDとかは除外して考えます)
そして、この目に見える有形情報である「文字」こそが、先の「音楽配信・ダウンロードサービス」には無い「CDの価値」であり、我々が未だに好きなミュージシャンのCDを買い続ける理由の一つにあてはまるのではないでしょうか?
ひと手間の価値
では、もう少しこの「文字」という価値を深掘りしていきたいと思います。
CDでいう「文字」とは、例えば「歌詞自体や歌詞カード」「ブックレット」などが挙げられます。
ここで考えてみて欲しいのですが、歌詞カードを読むのって結構な手間だと思いませんか?
先に述べたように、今なんてスマホとかYouTubeで好きな曲だけピッと聴ける時代です。そんな便利な時代に、歌詞カードを見たりブックレットを読んだりっていうのは、手間のかかる作業なわけです。
ただ、CD・音楽の受け手にとっても、制作をする作り手にとっても、「そのひと手間」こそが「CDを買う(もしくは作る)意味」だと思っています。
まとめ
まとめますと、こうした「受け手」と「作り手」双方の「ひと手間」がCDにはあり、それはCDという作品に「奥行き」を生み出していると思えるのです。
受け手からすれば、歌詞を読んだりするその行為はひと手間かかることなのですが、そのひと手間を惜しまずにやった時、ただ曲を聴いてる時よりもさらにもう一歩「作品の深いところ」へ入れるのではないでしょうか。
そうした受け手(聴き手)の「ひと手間」があるのとないのとでは、作品の奥行きが変わる。だからこそ「作り手も」その「ひと手間」のために(受け手に喜んでもらうために)、時間をかけているということがいえると思います。
「作り手」のこだわりともいえるような「ひと手間」を、「受け手」として「ひと手間」かけて味わうことで配信・ダウンロードサービスには無い楽しみ方ができる。
そんな楽しみ方ができるCDを、私はこれからも買い続けると思います。
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