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「明快なこと」を「複雑」にしていないか?

おはようございます。Kid.iAです。

毎回情報を軸とした「問い」を立て、考えたことを書いている本note。始めて4日目ですが、はじめて朝の時間帯に投稿します。

今回の問いは「『明快なこと』を『複雑』にしていないか?」です。

「え?分かりやすいものをわざわざ難しく?そんなことあるの?」って思う方がいるかもしれませんが、少し考えてみたいなと思います。

では、早速いきましょう。

「伝えたいこと」と「伝え方」

コミュニケーションを相手と取るとき、つまり情報の伝達が二者間で為されるとき、それを「複雑化しうる要素」とは何でしょうか?

以下の2つに分けて考えると分かりやすいです。

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例えば、友人と食事の約束があるようなケースでは、

「伝えたいこと」= 待ち合わせ場所
「伝え方」= スマホで地図を送る

という風に整理できたりします。

この場合、

・待ち合わせの場所をどこにするのか?
・その場所をどんな方法で伝えるのか?

をよく考えることで、それを伝えたときの受け手が感じる「複雑さ」が変わってきそうです。

別のケースとして、例えば、ある分野の専門家がテレビのニュース番組で特定のニュースについて語る場面などは、

「伝えたいこと」= ニュース
「伝え方」= 専門用語を用いた解説

と整理できます。

こうした場面では、どれだけ工夫されたチャートや図が使われていたとしても、私達が普段生活する上で耳にしない「専門用語」を説明に乱発されてしまうと、ただでさえ複雑なニュースが余計に理解できなくなることもあり得ます。

「明快 or 複雑」の2×2マトリクス

上で書いてきたような例を考えていくと、コミュニケーションの発信者を以下の4つに分類することができそうです。

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A.「複雑なこと」を「複雑に」伝える人
B.「複雑なこと」を「明快に」伝える人
C.「明快なこと」を「明快に」伝える人
D.「明快なこと」を「複雑に」伝える人

例えば、上述の友人との食事のケース、単にランドマークの名前と時間を、対面で一言伝えて済む(相手が理解できる)ケースであればC.にあてはまりますし、ニュースの専門家の例はA.と言えますね。

そんな分類の中でも「こうありたいよね!」と思うのがB.の人たち。

例えば、好きな俳優・女優やミュージシャンのヘアスタイルに憧れを抱き、「説明するのが難しそうなあの髪型にするには、スタイリストにどう伝えればいいのか?」と悩んでいる人も少なからずいるはず。

「伝えたいこと」= 人気俳優のヘアスタイル
「伝え方」= ??

そんなとき、シンプルに、再現したい髪型の写真を見せて伝える人が、B.と言えるのかもしれません。
(情報の受け手がプロの美容師ですからね。百聞は一見に如かず。)

まとめ

伝えたいことが「何」で、それを「どんな方法で」伝えるかによって、私たちは4つのいずれにも分類されるということが分かりました。

そして、その中でも、私たちが是が非でもなりたくないのが、D.「『明快なもの』を『複雑に』伝える人」です。

これほどコミュニケーションの受け手からしたら「やっかい」な人はいません。

そう書きつつも、かくいう私も、学生当時好きだった人に告白をする際、あまりにまわりくどい伝え方をしてしまったがために、相手に「告白と認識されなかった」という恥ずかしいエピソードがあります…笑。

まさに「明快なもの(=付き合って欲しいこと)」を「複雑に(まわりくどく話す)」してしまった最悪の例です。

まだまだこのnote自体も「明快」とはいえませんので、数をこなす中で読者の方へより分かりやすく伝わるように精進していければと書きながら改めて思いました。

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