キックオフNZ

キックオフNZ は、NZのロトルアにオフィスのある、2003年設立の現地無料留学エージ…

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キックオフNZ は、NZのロトルアにオフィスのある、2003年設立の現地無料留学エージェントです。ウエブサイト( kickoffnz.co.nz )で平日毎日更新しているダイレクターブログをより掘り下げた内容を書いていこうと思います。

マガジン

  • シリーズ・留学を考える

    ここでもう一度、留学って一体何なのか、ということを、シリーズで書いてみようと思います。 留学って、多くの人が抱いているイメージ通りのものなのか? 留学を考えるだけで、何かが変わるのか? 留学を決断し、留学をして、留学を終えると、一体何が変わるのか? 留学に興味がなく、人生で一度も留学をしない人たちと、留学をした人は何が違うのか? 実際の留学生活はどんなものなのか? 今までにどんな留学生がいたのか? などについて書いていきます。

記事一覧

つまらない毎日が続くとわくわくを求める

同じような毎日が長く続くと、日常生活がとてもつまらなく感じる。 毎日毎日同じ時間に起きて、仕事や学校に行く準備をして、満員電車にゆられて職場や学校について、同じ…

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去年の今ころってどういう意味?

なんの気なしに、「去年の今ころは」などと言う。 去年の今ころは、もっと涼しかったね。 去年の今ころは、みんなで海に行ったね。 去年の今ころは、毎日勉強していたよ。…

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2週間前
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英語はイキってしゃべれ

ニュージーランドで長く留学した人が日本に戻って英語で話す機会を持つと、それを聞いている周りの日本の人達が、「おーっ」と感嘆の声を上げる。 ペラペラと英語を話して…

キックオフNZ
3週間前
6

ほんとうはなんでも面白い

大人になってから、中学高校のときの科目をもう一度勉強したい、と思う方も多いだろう。 そしてなぜ中学高校生のときにもっと勉強しなかったのだろうと後悔する。 中学高…

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1か月前
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なんでそうしない理由があるのか?

私のニュージーランドの友人の一人は、家事をするときはいつも、口笛を吹いたり、うたを歌ったりしていた。 私が、なんでいつもそんなに楽しそうに家事をしているの?と聞…

キックオフNZ
1か月前
3

オリンピックを観て感動するのはなぜだろう?

オリンピックがパリで開催されている。 いろんな種目があって、いろんな国の選手たちがプレーをしている。とうていすべて見られるわけではないけれど、日本やニュージーラ…

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1か月前
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自分がやりたいことをやらない人生で、それでいいのか?

10代や20代の若い留学生たちと話をしていると、必ず一度は将来の話になる。 これからどういう人生を送るのか。 特に18歳になってない人たちは、とりあえず目の前に大きな…

キックオフNZ
1か月前
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疲れてからが勝負

先日、ニュージーランドで高校生を指導しているラグビーコーチと話をした。 その日はグラウンドでのトレーニングで、まずはフィットネスのハードなテストをして、その後す…

キックオフNZ
1か月前
3

留学生から学ぶこともたくさんある

特に中学高校生の現地サポートでは、留学生の言うことをしっかりと聞くことを大切にしている。 小さいことでは、留学生が話し終えるまで口を挟まないとか、こちらからの質…

キックオフNZ
1か月前
3

読書という体験

今、日本の電車の中で、紙の本を読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。 海外に住んでいると、もっぱら日本語の本は電子書籍になるから、紙の本を読む機会はごく限られ…

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2か月前
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他人の反応は気になるけれど

留学生と話しをしていると、多くの人がこんなことを言う。 「きっと誰かに何かを言われるだろう」 だからやりたいことをやるのをためらう、という。 気持ちはよく分かる…

キックオフNZ
2か月前
3

人生たいていのことはなんとかなる

人生、たいていのことはなんとかなると思っている。 何か困ったことやうまくいかないことがあると、「もうだめだ」と考えてしまいがちだ。 けれど、そんなことを何度か経…

キックオフNZ
2か月前
2

毎日何を見て生きているのかはとても大切

先日日本の高校生と保護者を対象に留学説明会をさせていただいたときにもお話ししたけれど、留学は、基本的に場所を変えるところから始まる。 場所を変えるとどうなるのか…

キックオフNZ
2か月前

人生には波があるのだから

何年も生きていると、人生には波があることがわかってくる。 何をやってもうまくいかないときもあれば、ぼーっとしていてもいい話がどんどん舞い込んでくるときもある。 …

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2か月前
2

いつも複数の基準を持つ

SNSなどを見ていると、どうも噛み合ってないやり取りを見かける。 よく見てみると、それぞれの基準が違うことに理由があるようにも思う。 ある人が、成功と失敗という基…

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3か月前
2

「〜なければならない」の呪縛を解き放つ

年齢にかかわらず、毎日の生活がしんどく感じている人も世界中にたくさんいるだろう。 ずっとしんどい人もいるだろうし、たまにどっと落ち込む人もいるだろう。 そんなと…

キックオフNZ
3か月前
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つまらない毎日が続くとわくわくを求める

同じような毎日が長く続くと、日常生活がとてもつまらなく感じる。 毎日毎日同じ時間に起きて、仕事や学校に行く準備をして、満員電車にゆられて職場や学校について、同じ場所で同じ人たちと一緒に、同じようなことをする。 仕事や学校が終わると、いつも通りのルーティンをこなして、家に帰り、食事をとって、わずかな自分の時間を過ごし、寝床に入る。 そして思う。 何かもっと、わくわくすることはないだろうか。 人は「つまらない毎日」の中で、わくわくを求めるようになる。 わくわくを求める

去年の今ころってどういう意味?

なんの気なしに、「去年の今ころは」などと言う。 去年の今ころは、もっと涼しかったね。 去年の今ころは、みんなで海に行ったね。 去年の今ころは、毎日勉強していたよ。 よく考えてみると、去年の今ころって、どういうことだろうと思う。「年」は今年とは違う。でも、今ころというのだから、「月日」は同じころのことだ。 つまり一年前の同じ月、同じ季節あたりのことを、去年の今ころと言う。 そう言うとなんだか、一年かけて一周してきたように感じる。長いスパンでは同じところをぐるぐると周って

英語はイキってしゃべれ

ニュージーランドで長く留学した人が日本に戻って英語で話す機会を持つと、それを聞いている周りの日本の人達が、「おーっ」と感嘆の声を上げる。 ペラペラと英語を話していることに対しても驚くのだろうし、英語の発音に対しても、すごいなーと思うのだろう。 でも、なんどもなんどもあまりにも「おーっ」と言われることを繰り返すと、留学後に日本で英語を話す人は、もうあまり英語を話したくないと感じたり、わざとたどたどしい英語を話す人もいるようだ。 例えば日本の大学の英語の授業で英文を読むこと

ほんとうはなんでも面白い

大人になってから、中学高校のときの科目をもう一度勉強したい、と思う方も多いだろう。 そしてなぜ中学高校生のときにもっと勉強しなかったのだろうと後悔する。 中学高校生のときは、毎日学校にいけばその道のプロの先生がその科目をずっと教えてくれた。そんな機会は大人になるとほとんどない。なぜあのチャンスを活かして勉強しなかったのだろう。 きっとそれは、面白くなかったからだ。 高校の数学。まったくわからなかったという人も多いだろう。数字だけではなくて変な記号が出てきた時点で、こん

なんでそうしない理由があるのか?

私のニュージーランドの友人の一人は、家事をするときはいつも、口笛を吹いたり、うたを歌ったりしていた。 私が、なんでいつもそんなに楽しそうに家事をしているの?と聞いたら、彼女はこう答えた。 Why Not? (なんでそうしない理由があるのか?) なるほどと思った。 彼女はもちろん家事をすることが楽しくて口笛を吹いたり、うたを歌ったりしていたけれど、口笛を吹いたりうたを歌ったりすることで、楽しい気分になっていたのだ。 毎日毎日家事をするのは、疲れることもあるだろうし、

オリンピックを観て感動するのはなぜだろう?

オリンピックがパリで開催されている。 いろんな種目があって、いろんな国の選手たちがプレーをしている。とうていすべて見られるわけではないけれど、日本やニュージーランドの選手が活躍をするとなんだかうれしいし、メダルを取ると感動する。 なぜだろう。 選手が一生懸命やっているからだろうか。 国を背負ってプレーしているからだろうか。 重圧に耐えてがんばっているからだろうか。 確かにすべてそうなのだろう。 けれど、選手が活躍すると嬉しく感じたり、メダルを取ると感動したりするのは

自分がやりたいことをやらない人生で、それでいいのか?

10代や20代の若い留学生たちと話をしていると、必ず一度は将来の話になる。 これからどういう人生を送るのか。 特に18歳になってない人たちは、とりあえず目の前に大きな人生の選択が迫っている。 日本からの留学生たちは、たまにこんなことを言う。 帰国生入試で入りやすい大学を受験します。 将来できるだけ稼げる仕事につきたいです。 親がこの職業がいいと言うんです。 確かに、そんな基準で18歳以降の選択をしてもいいだろう。「賢い選択」かもしれないし、それで「うまく」いくかもし

疲れてからが勝負

先日、ニュージーランドで高校生を指導しているラグビーコーチと話をした。 その日はグラウンドでのトレーニングで、まずはフィットネスのハードなテストをして、その後すぐにパスの練習をしていた。 後でそのコーチが私に聞いた。 「なぜ今日はフィットネスのテストの後すぐにパスの練習をしたか、わかりますか?」 私がわからないと言うと、彼はこう言った。 「試合では、疲れてきたときにどんなパスをするのかが、勝敗を分けるんです。」 彼は続けて言った。 「疲れてないときは誰でもいいプ

留学生から学ぶこともたくさんある

特に中学高校生の現地サポートでは、留学生の言うことをしっかりと聞くことを大切にしている。 小さいことでは、留学生が話し終えるまで口を挟まないとか、こちらからの質問に留学生がゆっくりと考えているときには、だまって待つとか。 大きな視点では、我々も留学生から教えられることがたくさんあると常に考える。 実際に十代の人たちと話をしていて、「なるほど、そうなのか」と気付かされることも多いし、全く知らなかったことを教えてもらうことも多い。 最近では、私たちが持つ昔からの常識をくつ

読書という体験

今、日本の電車の中で、紙の本を読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。 海外に住んでいると、もっぱら日本語の本は電子書籍になるから、紙の本を読む機会はごく限られている。 でもたまに紙の本を手にとって読んでみると、Kindleやタブレット端末で読むのとは全く違う感覚に気づく。 読んでいる文字は、ひらがなやカタカナ、漢字だけれど、紙の本を手にとって読んでいるときと、Kindleやタブレットを手にして読んでいるときでは、根本的に何かが違うように感じる。 何が違うのか、言葉で

他人の反応は気になるけれど

留学生と話しをしていると、多くの人がこんなことを言う。 「きっと誰かに何かを言われるだろう」 だからやりたいことをやるのをためらう、という。 気持ちはよく分かる。留学生でなくても、年齢に関係なく、自分が何かをやろうとするとき、周りの人に何か言われないか、とても気になる。 自分がこんなことをすれば、周りの人はきっと批判するだろう。 自分がこんなことを言えば、周りの人はきっと笑うだろう。 自分がこんな人と付き合えば、周りの人はきっと嫌な顔をするだろう。 確かにそれは事実

人生たいていのことはなんとかなる

人生、たいていのことはなんとかなると思っている。 何か困ったことやうまくいかないことがあると、「もうだめだ」と考えてしまいがちだ。 けれど、そんなことを何度か経験して、時間が経って後ろを振り返ってみれば、そのときに心配していた最悪な結果にはなっていないことがわかる。 「もうだめだ」と思ったときに、ネガティブな感情のループから抜け出すためには、情報を集めすぎないことが大切だと思う。 今はネットでたくさんの情報を集めることができる。わからないことがあるとき、困ったとき、助

毎日何を見て生きているのかはとても大切

先日日本の高校生と保護者を対象に留学説明会をさせていただいたときにもお話ししたけれど、留学は、基本的に場所を変えるところから始まる。 場所を変えるとどうなるのか。 まずは目に入ってくるものが変わる。そして、五感で感じる全てのものが変わる。 今年ニュージーランドに語学留学にきた人が留学初日にこう言った。 「空が広い!」 弊社のオフィスのあるロトルアの街を歩いていると、視界の半分以上が空だ。ちょっと郊外にいくと、もう空と緑と湖しか見えないこともある。 だから、目に入っ

人生には波があるのだから

何年も生きていると、人生には波があることがわかってくる。 何をやってもうまくいかないときもあれば、ぼーっとしていてもいい話がどんどん舞い込んでくるときもある。 よく考えて準備を整えてここだというタイミングで行動しても結果が出ないときもあれば、なんとなく始めたことが調子良く進んでいくときもある。 なぜだかわからない。良くない波と良い波があるとしか言えない。自分の力ではなんともしがたい力が作用する。 だから、一生懸命やった結果がすべて自分の実力だと思うのは、ちょっと違うよ

いつも複数の基準を持つ

SNSなどを見ていると、どうも噛み合ってないやり取りを見かける。 よく見てみると、それぞれの基準が違うことに理由があるようにも思う。 ある人が、成功と失敗という基準で語っているときに、一方の人がやりがいの大小を基準に話をしている。 ある人が、早い遅いを基準に考えているときに、他の人が丁寧さを基準に話をしている。 こうすれば成功するのだという話をしているのに、それではやりがいが得られないと言われても、どう答えていいのかわからないだろう。 早くするための方法を探している

「〜なければならない」の呪縛を解き放つ

年齢にかかわらず、毎日の生活がしんどく感じている人も世界中にたくさんいるだろう。 ずっとしんどい人もいるだろうし、たまにどっと落ち込む人もいるだろう。 そんなとき、「〜なければならない」と考えるのをやめてみるのも一つの方法だと思う。 私自身もそうだけれど、朝起きてから夜寝るまで、ほとんどすべてのことを「〜なければならない」と考えて行動していることも多い。 朝は6時に起きなければならない。朝食はかならず摂らなければならない。仕事や学校には必ず毎日行かなければならない。ラ