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記事一覧
第十三回平成~令和子ども将棋教室:トドメの金の伝え方
新年明けましておめでとうございます。今回から本教室も二年目となりまして、この一年間お読みいただきありがとうございます。2021年は抽象的な説明が主体でしたが、2022年は具体的な図面を記載しての説明をしようと思っております。今回はトドメの金の伝え方についてです。まずは図1をご覧ください。
これは22金と打った詰み形で、一般的に「頭金(あたまきん)」と呼ばれている形です。
第十二回平成~令和子ども将棋教室:指導の楽しさ
指導をされている方、指導は楽しいですか?されていない方は子どもと接するのはお好きですか?私はとても楽しいです。これがなぜ楽しいのかということが今回のテーマです。
楽しいという感情は、一般的に自分の内側から沸き出てくる感情です。一般的な言葉でいうところの、心の底から沸きあがってくるものだと思っています。そのため、指導をしている場面が自分にとって気持ちのいい場面であることが、私にとって楽しいという
第十一回平成~令和子ども将棋教室:将棋教室で学ぶ社会性
第十一回は、将棋教室で学ぶ社会性「人とのコミュニケーション能力」についてです。将棋教室に子どもを通わせる親御さんは、教室に何を期待しているでしょうか。
第十回平成~令和子ども将棋教室:子ども同士の手合い
皆様、駒落ちの対局はお好きですか?私は大好きで、特に八枚落ちの上手が好きです。数少ない駒で下手の面倒を見るのが楽しいですね。では、子ども同士の駒落ちはどのような印象でしょうか。今回はこのような手合いの話です。
手合いとはハンディキャップのことで、主に駒を落とすことで対局者の力を調整することを目的としたものです。全国各地の道場で独自の基準で使われていたり、奨励会や研修会でも使われているものです
第九回 子どもと楽しく笑って話す方法
第九回平成~令和子ども将棋教室は、子どもと楽しく笑って話す方法についてです。これに関しては実際にやってはいるが言語化はなかなかされていないものだと思い、今回のテーマとしました。
まず大事なことは、子ども「と」楽しくというところです。大人目線で楽しむのではなく、子どもの目線で一緒に楽しむことが大切です。
第七回平成~令和子ども将棋教室:子どもに使う言葉
第七回平成~令和子ども将棋教室、今回は子どもに使う言葉についてです。
子どもを叱ることが好きな方はいるでしょうか?私はとても苦手です。そのため、叱らずに乗り越えています。今回は、子どもを叱りたくなる場面においての言葉についてです。今回は、将棋を指しているときと指していないときに分類した考察です。
まず、将棋を指していて子どもに叱るべき場面について。これは、大声でしゃべりながら将棋を指す、必要
第六回平成~令和子ども将棋教室:子どもに教える勝負の手筋
本題に入る前に先日亡くなられた北海道支部連合会の工藤学さんとお話させていただいたことについて記載します。工藤さんは北海道将棋界の発展にご尽力され、北海道の将棋の普及にも熱い思いを持たれている方でした。さまざまな話の中で、北海道のどこでも将棋を楽しめる環境を作りたいという話が特に印象に残っています。北海道は広大なため、将棋を指す環境が大変な地域も多いとのことでした。近年はインターネット指導や将棋の
もっとみる第五回平成~令和子ども将棋教室: 子どもの得意戦法
第五回は子どもの得意戦法についてです。実は、私が奇襲戦法を考えることが好きなこともありまして、今回を非常に楽しみにしていました。さて、今回は子どもが好きになる戦法の考察から、教える方法までを記述いたします。
もっとみる第四回平成~令和子ども将棋教室 指導の勝ち負け
第四回は指導の勝ち負けについて記載いたします。将棋に限らずとも何かで勝つことは嬉しいもので、負けると悔しいものです。将棋教室でも負けて泣く子どもが散見されます。今回は「指導対局における上手い負け方」と「泣いている子どものあやし方」について記載いたします。まず、指導対局における上手い負け方の考察です。
第三回平成~令和子ども将棋教室: 子どものモチベーションの保ち方
第三回は子どものモチベーションの保ち方をご紹介いたします。今回は長期的に将棋を続けてもらうためのモチベーションに関してです。
一般的に物事を行うモチベーションは外発的なものと内発的なものに分けられます。外発的とは「親から褒められる」「景品を貰う」など与えられるもので、内発的とは「何かをやっていることが楽しい」など内側から沸き出てくるものです。
この外と内を結びつけることが長期的に将棋を続けても