アイスコーヒーという選択
アイスコーヒーの良さがずっとわからなかった。
コーヒーには、体を冷やす作用がある。アイスコーヒーは、暑い日に体を冷やす目的で飲むものだと思っていた。
人間の舌は、冷たいものほど味を感じにくくなる。しかもアイスコーヒーには、氷が入っている。氷が溶けると味はさらに薄まる。せっかくそれぞれのコーヒーが持つ特徴的な風味が、冷やされることで一様化する。
だから真夏でもホット一択。汗をだらだら流しながら、ホットコーヒーを口に流し込む。
だけど昨年、とあるコーヒーの説明書きで「水出しコーヒーで飲むのがおいしい」との文言を見て、ふとした気まぐれでアイスコーヒーを頼んでみた。
浅煎りのアイスコーヒーだったのだけど、
フルーティーで香り高く、ジュースを飲んでるみたいだと思った。
こんなに味の輪郭がしっかりしているなんて。
ホットコーヒーとはまた違った飲み物として、ファンになった。
今年の夏は、水出しのアイスコーヒーをたくさん飲みたいし、自分でも作ってみたい。
*水出しコーヒーの作り方
パックに入れたコーヒー粉を水が入った容器に入れて、8~12時間待つだけ。コーヒー粉と水の比率は、1:10。
水の代わりに牛乳を使う方法もあるのだとか。面白いよね。
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