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コーヒー抽出後の残りかすが万能すぎてビビった

フリマアプリで買った本の中にどうしても生活臭が気になるものがあって、
どうにかして臭いを消したいと思った。

風通しのいいところに何日か置いておけばマシになるかと思いきや、全然臭いは取れない。

本の内容はとてもよく、しばらく手元に置いておきたいと思った。だから、なおさら臭いが気になる。

フリマアプリで売り直して、新しいものを別途購入しようかとも思ったけど、時間もお金も余分にかかってしまう。あまりイケてる方法ではない。

手頃なもので臭いを消せるならば、それに越したことはない。

調べてみると、
置き型の消臭剤や重曹、コーヒーの残りかすを使う方法が出てきた。
本と一緒に袋や容器に入れて密封し、2~3日置いておくだけでいいらしい。

消臭剤はわかるけれど、重曹やコーヒーで臭いが消せるなんて、にわかには信じがたい。

コーヒーの残りかすといえば、私が毎日ごみ箱に入れている、アレのことだよなぁ。コーヒー豆を挽いて粉にして、お湯を注いだ後にフィルターに残るアレ。別のものと勘違いしているわけではないよな、とぐるぐると考える。

コーヒーに消臭効果があるのは、かなり前から知識としては持っていた。だけど、コーヒーの香りがついてしまうのではと懸念して、活用したことはなかった。今回問題になっている本は、コーヒーの香りがついてもいいと思えるくらい気になる臭いを放っている。この機会にと、使ってみることにした。

まず、今朝しぼりたてのコーヒーの残りかすを用意する。

湿ったまま使うとカビの原因になるため、乾燥させる。
乾燥は、
新聞紙などに広げ、半日~1日ほどかけて置いておくか、
電子レンジを使う。

せっかちな私は、もちろん電子レンジ派。平皿の上にコーヒーの残りかすを広げ、電子レンジで600W×2分。混ぜて広げ直し、さらに600W×30秒。温かい状態だとまだ湿っているため、5~10分ほど冷ます。

さらさらになったコーヒーの残りかすを紙コップに移す。ジップロックの中に本を立てて置く。このとき、隙間ができるよう可能な限り広げるのがポイント。空きスペースにコーヒーの粉が入った紙コップを入れる。これだけ。

半信半疑だったが、
寝る前に準備して朝に確認したところ、少し臭いが取れている気がした。
さらに2日置いたところ、完全に生活臭はなくなった。驚きだ。
袋から取り出してしばらくは、少しだけコーヒーの香りが本についていたけど、それもきれいになくなって、紙の匂いがわかるようになった。

ものは試し。今後、消臭剤としてさまざまなシーンでコーヒーの残りかすが活躍しそうだ。

コーヒーの残りかすについて調べていたら、フリマアプリで500gで売られていて驚いた。今までごみとしか思っていなかったものは、見方を変えれば誰かがほしいと思える価値のあるものだったらしい。

コーヒーの残りかすは、消臭以外にも多くの使い道がある。
肥料や除草、虫よけ、食器用洗剤、靴磨き、床のワックス剤としても使えるときた。万能すぎないか。

コーヒーの残りかすみたいに、今まで何の価値も感じていなかったものは、実はお宝かもしれない。そういうものって世の中に溢れているんだろうな、と思う。

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